ニキビが治ったあと、ニキビ跡になった赤みがなかなか消えてくれない。そんな時は、美容皮膚科での専門的な美肌治療を考えることをおすすめします。

21万件以上のニキビ治療を行ってきた美容皮膚科フェミークリニックでは、セルフケアでは難しいターンオーバーの促進する治療を行い、赤みを効果的に減少させる治療プランをご提案します。

また、実際のお肌の様子を拝見することでニキビができる理由とニキビ跡の原因を特定し、何度も繰り返す赤みのニキビ跡に対して根本的な治療を行い、美肌の継続に導きます。

ニキビ跡の赤みが残る原因とは

ニキビ跡の赤みは炎症の残り火

ニキビ跡の赤みの原因は、主にニキビの炎症が長引くことによります。

炎症が続くと、ダメージを受けた皮膚に毛細血管の新設や拡張が起こり、その結果赤みが肌に透けて残ってみえてしまう状態となります。そのためニキビ跡の赤みは「炎症後紅斑」とも呼ばれています。

軽度の赤みであれば自然なターンオーバーにより比較的早く治りますが、深部まで炎症が達していると、ニキビが治ったのちも年単位で赤みが残ることがあります。

特に、ニキビを潰してしまったり、無理にいじることで炎症が長引き、赤みの深刻化させることが多いです。

また、お肌の不調によりターンオーバーが正常に行われていない場合も、赤みが長引く原因となります。ターンオーバーの乱れは、ストレスや不適切なスキンケア、紫外線などが影響します。

赤み以外のニキビ跡とその原因

ニキビ跡には赤み以外にもいくつかのタイプがあります。

種類によって治療方法が異なるため、まずはカウンセリングでご自身にニキビ跡のタイプを知ることが必要です。

以下に赤み以外のニキビ跡の種類について解説します。

色素沈着

茶色のニキビ跡は色素沈着

色素沈着は、ニキビ跡の赤みが引いた後も残るシミのような状態です。炎症ニキビを放置することで現れます

原因は主に炎症によるメラニン色素の過剰な生成です。メラニンは肌細胞を守る役割があるため、ニキビの炎症が長引くことで肌を守ろうとメラノサイトという細胞が活性化し、メラニンが生成され、それが定着して茶色いシミになってしまいます。

この状態は肌のターンオーバーが正常に働くことで徐々にメラニンが排出されて自然に薄れていきますが、通常半年以上かかることもあります。

美容皮膚科では、メラニン色素を分解・除去する治療や、ターンオーバーを促進する治療で、色素沈着を改善へ導きます

凹み・クレーター・ケロイド

ニキビ跡のくぼみ、クレーター

ニキビが治った後に残るクレーターと呼ばれる凹みやケロイドは、重度のニキビ炎症が皮膚の深層にまで達し、細胞組織が破壊されることで発生します。

自然治癒では元の状態に戻ることが特に難しく、自力で治すには限界があります。

そこでクリニックでの治療では、フラクショナルレーザーやダーマペンなどがあり、これらは皮膚の再生を促進し、凹みを改善する効果があります。

ニキビ跡の赤みや色素沈着、クレーターを効果的に治すには、専門的な治療を受けることが重要となります。

治らないニキビ跡の赤みには炎症を抑えてターンオーバーを促進する治療がおすすめ

ニキビ跡の赤みが治らない場合、肌の奥でくすぶる炎症を抑えて肌のターンオーバーを促進する治療が効果的です。

ターンオーバーとは肌細胞の再生サイクルのことで、これを活性化することで赤みのある皮膚細胞を早期に置き換えることが可能です。

以下に、フェミークリニックで受けられる、特に効果的な治療法をご紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸を用いて肌の表面層を剥がす治療です。これにより、古い皮膚や邪魔な角質が除去され、新しい細胞が再生されやすくなります。 特に赤みを伴うニキビ跡には効果的で、複数回の施術で徐々に肌が生まれ変わり、赤みの改善が見られます。自宅でのピーリングと違い、クリニックで行うケミカルピーリングはより深い層まで働きかけることができます。

光線治療(クロモライト)

光線治療

クロモライトは、特定の波長の光を使ってアクネ菌を殺菌する治療です。

同時に赤みを抑えたり、肌のターンオーバーを促進する効果もあるため、ニキビの炎症とニキビ跡が混在している症状に最適です。

光線治療は痛みが少なく、短時間で結果が出るため忙しい方にもおすすめの方法です。また、肌に対するダメージも少なく、安心して治療を受けることができます。

フォトSR(AC)

フォトSR(AC)

フォトSRは、光エネルギーを利用して肌の問題を改善する治療法です。赤みや色素沈着に対して効果的で、施術後のダウンタイムが少ないため、日常生活に支障をきたさずに治療を続けることが可能です。

ACRS(再生治療)

ACRS(再生医療)

ACRS=Autologous Cytokine Rich Serum(自己血サイトカインリッチ血清)は、自身の血液から抗炎症性サイトカインと成長因子を抽出し、肌の内部に注入することで肌再生を促進する革新的な再生医療です。

活性化した成長因子を含むサイトカインは、衰えた毛包や弱った皮膚細胞を再生させる働きに優れるため、肌の若返りや炎症の鎮静、肌のターンオーバーの正常化や、抗炎症作用としてニキビや酒さなど炎症性の疾患の改善が期待できます。

ゼオスキンヘルス

ゼオスキンヘルス

ゼオスキンヘルスは、医師監修のもとで使用されるスキンケア製品群です。ターンオーバーを促進する成分が含まれており、日常的なケアで赤みを始めとする肌トラブルを改善します。長期的に使用することで、肌の錦織を整え、健康的な肌を維持することができます。

色素沈着やクレーターのニキビ跡も改善できる治療

ニキビ跡の色素沈着やクレーターは、赤みのニキビ跡よりセルフでの治癒は難しい傾向にあります。

メラニンを除去したり、肌再生を促す専門的な治療で、自然治癒では難しいニキビ跡の改善を促します。

レーザートーニング

レーザートーニング

レーザートーニングは、特定の波長のレーザーを使用して色素沈着を効果的に改善する治療法です。この施術は肌に負担をかけずにメラニンを分解し、透明感を増すことができるため、色素沈着のニキビ跡対策として非常に有効です。

また、痛みが少なく、ダウンタイムもほとんどありません。そのため、忙しい方にもおすすめの治療法です。

ダーマペン

ダーマペン×エクソソームで若々しい美肌へ

ダーマペンは、微細な針を使って肌に小さな傷を付けることで、自己治癒力を引き出し、コラーゲンの生成を促進する美容施術です。これによって肌の再生が促進され、クレーターなどのニキビ跡の改善が期待できます。

また、肌トラブルごとに最適な有効成分を肌深部に導入することで、より高い改善効果を得ることができます。

ポテンツァ

ポテンツァの基本情報

ポテンツァは、マイクロニードルとRF(ラジオ波)を組み合わせた先進的な治療法で、ケミカルピーリングや従来のピーリングでは難しい深層の肌再生を実現します。

同じマイクロニードル治療でもダーマペンよりRFを照射する分、一度の効果が高いとされる治療です。

また「ドラッグデリバリーシステム」により皮膚の奥深くまで治療成分が届けられ、ニキビ跡の赤みやクレーター、その他の問題を効果的に改善することができます。

フラクショナルRF

フラクショナルRF

フラクショナルRFは、肌の深層にラジオ波を照射し、コラーゲン生成を刺激することで肌の再生を促進。ニキビ跡のクレーターも改善します。

肌の表面に細かな点状の穴をあけることで、普通のレーザーや光の照射では届かない深層部まで熱を伝えます。

TCAピーリング

TCAピーリング

TCAピーリングは、トリクロロ酢酸を用いた強力なピーリング剤でわざと傷つけ、お肌が持つ創傷治癒効果を利用してニキビ後を改善へと導く治療方法です。

この方法は、深層の皮膚まで到達するため、クレーターのニキビ跡に有効なピーリング治療です。

ニキビ跡の赤みのセルフケアと予防法

ニキビ跡の赤みを改善してきれいなお肌を手に入れるためには、医療機関での治療と合わせて、普段からニキビ跡の悪化・再発に気をつけることも重要です。

以下に、ニキビ跡をつくらないための効果的なセルフケア方法と予防法を紹介します。

ニキビをいじらない・潰さない

ニキビをいじらない・潰さない

ニキビを無理に潰したりいじったりすると、炎症が悪化し、赤みやニキビ跡が残りやすくなります。膿が溜まってしまっているような黄ニキビも触らずに放置することが最適です。また、不可抗力で触ってしまう可能性があるもの(マスクや寝具、メイク道具など)の清潔を保つことも重要です。

紫外線から肌を守る

紫外線から肌を守る

紫外線は皮膚の炎症を悪化させ、色素沈着を促進します。日常的に日焼け止めを使用し、帽子や日傘で紫外線対策をすることが大切です。

また、なるべく日陰を選んで歩くなど直接日光を避ける習慣も予防に役立ちます。

適切な洗顔と保湿

適切な洗顔と保湿

毎日の洗顔は、適切な方法で行うことが肝心です。お肌の清潔を保つことは重要ですが、過度な洗顔や摩擦は肌を傷つけ、赤みを悪化させる原因になります。洗顔は朝と夜の2回で十分です。

洗顔後にはタオルでぽんぽんと抑えるように優しく水分を吸い取り、必ずすぐに念入りな保湿を行いましょう。

生活習慣の改善

生活習慣の改善

健康的な生活習慣は、ニキビ跡の赤みを改善し、予防するために不可欠です。バランスの良い食事、十分な睡眠、適切な運動、そしてストレス管理が求められます。以下、さらに詳しく解説します。

バランスの良い食事+ビタミン

バランスの良い食事は肌の健康を保つ基盤です。特に抗酸化作用のある果物や野菜、ビタミン類を多く含む食品を摂取することが赤みの抑制に効果的です。

ビタミンB2は脂質の分泌量のコントロール、ビタミンB6はターンオーバーの促進、ビタミンCはメラニン色素の抑制などの効果があります。

十分な睡眠を摂る

睡眠は肌の再生を促進し、ストレスを軽減させるために重要です。質の良い睡眠を確保することで、新陳代謝が活発になり、ニキビ跡の赤みも改善されやすくなります。

できれば毎日7〜8時間の睡眠を目指しましょう。

適切な運動

適度な運動は血行を促進し、肌の新陳代謝を向上させる効果があります。また、汗をかくことで毛穴の詰まりを予防し、清潔な状態を保つのにも役立ちます。

ストレスをなるべく貯めない

過剰なストレスはホルモンバランスを崩し、肌のトラブルを引き起こす原因となります。

リラックスできる時間を定期的に作り、ストレスを軽減することが大切です。趣味や友人との時間を大切にし、心身ともに健康な生活を送りましょう。

治療のタイミングと医療機関の選び方

ニキビ跡の赤みやその他の肌トラブルを効果的に治療するためには、適切なタイミングで治療を開始し、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。以下に、治療を始めるべきタイミングと、信頼できる皮膚科の見極め方について説明します。

治療を始めるべきタイミング

ニキビの痛みを伴う炎症が治った後、赤みが残るようであれば、早期に美容皮膚科を訪れることをおすすめします。早めに治療を開始することで、肌の状態を悪化させず、より迅速かつ効果的に改善することが可能です。放置することで赤みから色素沈着に移行してより治療が難しくなってしまうことも考えられます。

また、そもそもニキビ跡を作らないためには、ニキビの段階で一般皮膚科のニキビ治療を受けて炎症を抑えてこんでしまうのも非常に有効な手段です。

信頼できる皮膚科の見極め方

医療機関を選ぶ際は、いくつかのポイントに注目することで信頼できる皮膚科を見極めることができます。

まず、医師の専門資格や経験年数を確認することが重要です。また、治療実績や口コミによる患者からの評判も参考にすると良いでしょう。

カウンセリングが丁寧で、患者の悩みや希望に親身に寄り添い、いくつかの治療メニューの中からおすすめの治療方法を理由とともに提案してくれる医師が理想的です。

さらに、最新の治療機器を導入しているか衛生管理がしっかりしているかもチェックポイントです。これらの要因を総合的に判断して、信頼できる皮膚科を選びましょう。

なかなか治らないニキビ跡にお悩みなら、フェミークリニックでご相談ください

赤みやその他のニキビ跡でお悩みの方にとって、どんな治療が向いているかの判断はなかなか難しいと思います。また、ニキビ跡はニキビと併発しているケースも多く、順を追った治療が必要になることもあります。

フェミークリニックの無料カウンセリングでは、お肌の状態やニキビ跡の症状を拝見し、個々の症状や悩みに応じた最適な治療プランを無料でご提案します。

治療の流れや期待できる効果、費用についても丁寧にご説明いたしますので、繰り返すニキビやなかなか消えないニキビ跡にお悩み方は、ぜひ一度ご相談にお越しください。

赤みのニキビ跡の改善についてよくあるご質問

赤みのニキビ跡に悩む方は多く、さまざまな疑問を抱いていることと思います。よくいただくご質問とその回答をまとめました。

ニキビ跡の赤みがずっと消えないのはなぜですか?
ニキビ跡の赤みは、ニキビの炎症により毛細血管が増えたり拡張されたりすることによります。炎症が酷いと深部までダメージが入ってしまい、通常の新陳代謝では細胞の入れ替えが間に合わず、なかなか改善まで至らなくなります。
ニキビ跡の赤みは自然に治りますか?
ごく浅い炎症による軽度の赤みであれば、自然なターンオーバー(肌細胞の新陳代謝)によって徐々に改善が見込めます。
正常なターンオーバーを保つためには、適切なスキンケア、紫外線対策、バランスの良い食事、十分な睡眠などが有効です。
しかし、効果がない場合や重度の赤みが続く場合は、美容皮膚科での専門的な治療を検討することが必要です。
ニキビ跡のターンオーバー期間は?
ニキビ跡の深刻度や肌年齢によって異なります。 肌細胞自体のターンオーバーは通常28日周期と言われています。しかし28日周期で生まれ変わるのは若い健康的な肌のケースで、年齢を重ねたり、お肌の調子次第ではターンオーバーが乱れている場合はより時間がかかります。 そしてニキビ跡の赤みは大抵の場合、一度のサイクルで完全に消えることはなく、何度かサイクルを繰り返すことで徐々に消えていきます。

また、炎症が深部まで達していて重度な赤みになっていたり、色素沈着やクレーターになった場合は、自然なターンオーバーでは肌細胞の生まれ変わりが追いつかず、なかなか改善が見込めません。 その場合は美容皮膚科でターンオーバーを促進する治療を受けることで、改善を早めることができます。

ニキビ跡の赤みの治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
治療の期間は個々の症状や選択する治療法によって異なります。一般的には、数週間から数ヶ月にわたる継続的な治療が必要です。
初期症状であれば比較的短期間で改善することができます。

ただ、同じニキビ跡でもクレーターやしこりのような凹凸があるニキビ跡は、長期的な治療が必要になってきます。

実際にどのくらい治療期間が必要かは、無料カウンセリングで実際にお肌のお悩みを拝見し、治療メニューと合わせて美肌までのプランをご提案させていただきます。