一旦できてしまうとしつこいニキビ。鏡を見たり、お化粧をしたりするたびに気になって憂鬱になりますよね。
時間をかければ自然治癒することもよくあるので、「ニキビで医者にかかるなんて……」と考えてしまいがちですが、実はニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」というれっきとした皮膚の病気です。
さらにニキビは、美容的な観点から見てもクリニックで治療を受けるのが合理的です。その理由と、実際に病院ではどんな治療を受けることになるのか解説していきます。
ニキビを皮膚科で治すメリットは?
ニキビを皮膚科で治すメリットは、大きく以下の2つです。
①今できているニキビが早く確実に治る
②ニキビ跡になるのを防ぐ
③ニキビになりにくい肌を作る(美容皮膚科)
それぞれについて詳しく説明します。
①今できているニキビが早く確実に治る
ニキビは一般的に、その進行度合いで「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」と呼ばれる段階があります。
皮膚科では、それぞれの段階に適した治療効果が認められている処方薬を出せるので、セルフのスキンケアや市販薬よりも、早く確実に治すことができます。
特に赤ニキビが大量にできていたり、黄ニキビへ移行してしまったような重症化したニキビは自力で早く治すのは難しいため、医療機関で抗炎症作用のある薬を処方してもらうのが良いでしょう。
治療を受けたほとんどの方がもっと早く病院に行けばよかったと思うのがニキビ治療です。
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②ニキビ跡になるのを防ぐ
ニキビ跡とは、炎症を起こしたニキビが治った後に残る、赤みや凹みのことを指します。一度ニキビ跡が出来てしまうと、もとのキレイな肌に戻すのに時間が掛かるようになります。
そんなニキビ跡は、「赤ニキビ」「黄ニキビ」といった炎症ニキビが重症化したり長引いたりすると、その分できやすくなります。
①の「今できているニキビが早く確実に治る」と関わってくることですが、皮膚科でニキビを早期に治療することで、深刻なニキビ跡になるのを防ぐことができるのです。
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③ニキビになりにくい肌を作る(美容皮膚科)
皮膚科の中でも「美容皮膚科」では、今できているニキビを治すだけではなく、ニキビができにくい「美肌」を作るための施術を受けることができます。
大人ニキビは特にですが、できてしまったニキビが一時的に治ったとしても、また同じ箇所にできてしまうことが多いと思います。
美容皮膚科ではそんな「繰り返しニキビ」ができるお肌の根本的な原因にアプローチして、ニキビができにくい肌づくりをお手伝いします。
皮膚科ではどんなニキビ治療を受けられる?
では実際にニキビを医療機関で治そうとすると、どんな治療を受けることになるのでしょうか。
よくご質問がある「一般皮膚科と美容皮膚科どちらを受診すればいいのか」という疑問と合わせて、病院で受けられるニキビ治療を解説していきます。
一般皮膚科と美容皮膚科の違いについて
一般皮膚科と美容皮膚科のニキビ治療の違いは、ひと言で表現するならば一般皮膚科は「今できているニキビを治す」、美容皮膚科は「ニキビを治してより美しい肌を目指す医療機関」です。
またもうひとつ特徴として、一般皮膚科は保険が効いて、美容皮膚科は全額負担になります。
そのため、ニキビ治療はまずは一般皮膚科にかかると良いでしょう。
一般皮膚科でなかなか改善が見られない、または治ってもまたすぐニキビが出来てしまうという方は、美容皮膚科をご検討ください。
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炎症を伴わない「白ニキビ」「黒ニキビ」の治療
炎症に進む前の「白ニキビ」「黒ニキビ」の治療は、角質が詰まるのを防ぐ塗り薬で、ニキビの元のなる角栓が出来ないようにする治療を行います。
一般皮膚科では、「ディフェリンゲル(一般名アダパレン)」などが処方されます。
上記の保険治療で改善しない場合、美容皮膚科では角栓が詰まりにくくする塗り薬に加えて、肌のターンオーバーを促すピーリング治療などを合わせて、毛穴が詰まりにくい肌を作っていきます。
ケミカルピーリング
酸によって余分な角質を除去し、ターンオーバーを整えます。
皮脂詰まりや肌のざらつきが気になる方に効果的な治療です。
炎症を起こしている「赤ニキビ」「黄ニキビ」の治療
炎症を伴う赤ニキビや、炎症がさらに進んで膿が出ている黄ニキビの治療は、抗炎症作用のある塗り薬で炎症を沈静化します。
重度の場合は飲み薬の抗生物質を処方して、早期に炎症を抑える治療を行うこともあります。
フェミークリニックでは、ケミカルピーリングと光線治療(クロモライト)を交互に受ける治療を組み合わせることもあります。
光線治療(クロモライト)
パルスライトによる光エネルギーと高周波を利用して、アクネ菌を殺菌します。
皮脂の分泌を抑える効果もあるため、ニキビのできにくい肌に改善していきます。
■重度の赤ニキビの飲み薬「イソトロイン」「ロアキュテイン(イソトレチノイン)」
フェミークリニックでは、重度の赤ニキビに内服薬『イソトロイン』『ロアキュテイン(イソトレチノイン)』の処方をすることもあります。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は、ニキビの炎症を抑え、毛穴を詰まらせる原因である皮脂の分泌を抑える効果があり、治療が難しいとされる重度のニキビも改善が期待できます。
「これまでいろいろな治療を受けたけれど、ニキビが改善しなかった」という方にこそ試していただきたい治療です。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は日本では個人の輸入が禁止されており、必ず医師の処方を受ける必要があります。
フェミークリニックでは、患者さまのお肌を丁寧に診察したうえで症状に合わせて調整し処方いたしますので、ニキビにお悩みの方はぜひご相談ください。
ニキビ後のしつこい「ニキビ跡」は美容皮膚科へ
ニキビの炎症が収まっても、赤や茶色のシミや、デコボコ(クレーター)が残ってしまうケースがあります。それらは「ニキビ跡」と呼ばれるもので、症状によってはセルフケアや市販薬で治すのが難しいケースもあります。
またニキビ跡は病気ではないため、一般皮膚科ではなく美容皮膚科へかかることで治療を受けることができます。
もし「ニキビは治ったのに赤みが引かない……」というお悩みがあれば、一度美容皮膚科を受診ください。
ニキビ跡についてそれぞれ解説します。
赤みタイプのニキビ跡
赤みタイプのニキビ跡は、炎症が落ち着いた後も肌内部で炎症が続いていることが主な原因です。
個人差はありますが、時間の経過と共に炎症が落ち着き、赤みが引く場合がほとんどです。
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色素沈着タイプのニキビ跡
色素沈着タイプのニキビ跡は、ニキビの炎症によって刺激されたメラノサイトが産生するメラニンが原因です。
メラニンの排出が追いつかず肌内部に蓄積されると茶色いシミのようなニキビ跡になります。
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クレーター状のニキビ跡
クレーター状のニキビ跡は、ニキビの炎症により毛穴周辺の組織が破壊され、炎症が落ち着いた後も凹みとなって残ることが原因です。
このクレーター状のニキビ跡は、自然な回復は難しく、治療にも時間が必要です。
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フェミークリニックなら様々なニキビ跡に対応
フェミークニックでは、赤み、色素沈着、クレーターといった様々なタイプのニキビ跡に対応した治療を行います。
医師がお肌の状態をじっくり拝見し、ニキビ跡の種類や程度、ご予算に応じて最も効果的な治療をご提案させていただきます。
赤み | 色素沈着 | クレーター | |
---|---|---|---|
ケミカルピーリング | ○ | ○ | |
フォトSR(AC) | ◎ | ○ | |
コラーゲンピール | ○ | ||
PRP治療(再生治療) | ○ | ○ | ◎ |
レーザートーニング | ◎ | ||
TCAピーリング | ◎ | ||
内服薬・外用薬・コスメ | 外用薬 ○ | ゼオスキン ○ |
ダーマペン | 赤み | 色素沈着 | クレーター |
---|---|---|---|
基本溶剤 | ○ | ||
ヴェルベット (コラーゲンピール) |
○ | ◎ | |
ウーバーピール | ◎ | ◎ | |
レチノールピール | ◎ | ||
アムニオジェニクス | ○ | ◎ |
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ニキビやニキビ跡にお悩みなら、ぜひ医療機関を受診しましょう
ニキビやニキビ跡は、医療機関で治療を受けたほうが早く確実に治ります。
スキンケアをあれこれ変えたり、市販薬を試したりしたけれどなかなか治らなかったニキビやニキビ跡も、病院で治療を開始したらすぐにきれいに治ったという患者様も多数いらっしゃいます。
「たかがニキビで……」と悩まず、ぜひ一度皮膚科を受診してみてください。
一般皮膚科で治らない重度のニキビや繰り返しニキビ、ニキビ後のニキビ跡が気になるという方は、フェミークリニックの無料カウンセリングへお越しください。
お肌のゴールを一緒に考えて、そこに向けて確実な治療プランをご提案させていただきます。