目の周りに色素沈着が起きてくすんで見える肌トラブルは、多くの人々が抱える悩みの一つです。

目の周りに色素沈着があると、アイメイクが映えなかったり、疲れた印象を与えて実年齢より老けてみえたりしてしまうため、ベースメイクやコンシーラーを重ねて隠しているという女性も多いのではないでしょうか。

そんな目元の色素沈着を改善し、ナチュラルで若々しい印象を取り戻すためには、美容皮膚科での専門的な治療が効果的です。

この記事では、2003年の開院以来、20年以上美肌治療を行っているフェミークリニックが、目の周りの色素沈着の原因や治療方法を解説します。

しつこい色素沈着を改善して、明るくチャーミングな目元を手に入れましょう。

目の周りにできる色素沈着=茶クマ

目の周りにできる色素沈着=茶クマ

目の周りにできる色素沈着は、目元のくすみ「クマ(隈)」の一種で、通称「茶クマ」とも呼ばれています。

目元の皮膚にメラニンの過剰な生成が原因で色素が沈着し、目の周りが暗く見える状態を指します。

メラニン色素が沈着すると、目元の皮膚が茶色にくすんで、不健康で疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。また茶クマは、寝不足の時などに一時的にできる青クマと異なり、一度形成されると自然には消えにくいのが特徴です。

目の周りに色素沈着が起きる原因は

目の周りに色素沈着が起きる原因は

目元の皮膚は非常に薄くデリケートであるため、その皮膚を守ろうと、外部からの影響を受けやすくメラニンが生成されやすいという性質があります。

具体的には乾燥、摩擦、紫外線の影響が主な要因です。これらの要素が組み合わさることで、目元の皮膚にメラニンが蓄積しやすくなり、結果として茶クマが形成されます。

以下に、この3つの主な原因について詳しく解説します。

乾燥

目の周りの皮膚は、顔の中でも皮脂腺が少ない部分です。このため乾燥しやすく、乾燥によりバリア機能が低下すると、外的刺激を受けてメラノサイトが活性化し、メラニンが増加しやすくなります

また乾燥するとターンオーバーの働きが乱れ、生成されたメラニンがうまく排出されず、蓄積しやすくなることも原因となります。

摩擦

摩擦もまた、目の周りの色素沈着を引き起こす一因です。

目をこする癖やクレンジング時の不適切なケア、アイメイクの重ねすぎは、皮膚に微小なダメージを与え、炎症を引き起こします。この炎症が続くと、メラノサイトが活性化され、メラニンが生成されてしまいます

メイクやスキンケアの際には、できるだけ摩擦を避けることが大切です。優しく撫でるようにケアし、アイメイクを落とす際も専用のリムーバーを使用することをおすすめします。

紫外線

紫外線も色素沈着の大きな原因の一つです。目元は特に日焼け止めを塗るのが難しい部位であるため、紫外線の影響を受けやすいです。

紫外線は皮膚のメラノサイトを刺激し、メラニン色素の過剰生成を引き起こします。これが蓄積して色素沈着となるのです。

対策としては、日焼け止めの使用はもちろん、サングラスや帽子などで物理的に紫外線を遮ることも効果的です。また、日中は影になる場所を歩くなどの工夫も有効です。

色素沈着(茶クマ)以外のクマと原因

目の周りのくすみは、色素沈着以外も併発している可能性があります。明るい目元を手に入れるには、目元のくすみがどういう状態なのかを知ることも必要です。

クマには色素沈着による茶クマ以外に、青クマや黒クマといった種類があります。それぞれのクマには異なる原因があり、対策も異なります。ここでは、青クマと黒クマについて詳しく見ていきましょう。

青クマ|血行不良

青クマは、目の周りの血行不良が原因で現れるクマです。特に睡眠不足やストレス、冷え症、または長時間の携帯電話やパソコンの使用などが主な原因です。

これにより目元の血液循環が悪くなり、酸素不足の状態が続くと、血液の色が透けて青っぽく見えるようになります。

黒クマ|たるみ

黒クマは、目元の皮膚のたるみが原因で現れます。加齢や重力の影響、またはコラーゲンの減少により皮膚がたるみ、その影となって黒く見える現象です。

たるみが原因となるため、セルフケアだけで治すことは難しい症状です。

【セルフチェック】クマの種類の見分け方

自分の目のクマ、くすみの種類を知りたい場合は、鏡を使ってセルフチェックすることが可能です。

茶クマ(色素沈着)

茶クマ

皮膚自体に色がついているため、下まぶたの皮膚を引っ張ってみても、色の濃さがほぼ変わらない。

青クマ

青クマ

血管などが関係しているため、下まぶたの皮膚を軽く引っ張ってみると、色の濃さが薄くなる。

黒クマ

黒クマ

たるみでできる影が原因であるため、やや上を向いて鏡に写してみると色が消える、薄くなる。

目の周りの色素沈着を予防する日常ケア

目の周りの色素沈着は一度発生すると改善が難しいため、日常から予防することが重要です。

効果的な予防策を取り入れることで、目元に過剰なメラニンが生成されることを防ぎ、色素沈着を防ぐことができます。ここでは、摩擦を避ける方法、乾燥対策、紫外線対策、スキンケア、そして食事の栄養バランスに気をつける方法について詳しく解説します。

摩擦を避ける

目の周りの皮膚は非常に薄くデリケートです。日常生活の中で目を過度に擦ることや、不適切なクレンジング方法が引き起こす摩擦が、色素沈着の原因となることがあります

アイメイクをする際にはブラシやチップを擦り付けず、そっと触れるように塗るようにしましょう。

さらに洗顔やアイメイクを落とす際には、擦らずに優しく撫でるようにケアすることが大切です。また、洗顔後に水分を拭き取る際は柔らかいタオルで軽く押さえる程度にし、摩擦を避けるよう心掛けましょう。

乾燥対策をする

乾燥は目元の皮膚にとって大敵です。乾燥によって皮膚のバリア機能が低下し、メラニンの生成が促進されることがあります。目元専用の保湿クリームを使って、日々の乾燥対策を徹底しましょう

また、室内が乾燥しやすい場合は、加湿器を使用するなどの対策も効果的です。特に乾燥しやすい冬場や、冷暖房を使用する季節は、こまめな保湿が欠かせません。

常に紫外線対策を心がける

紫外線は、色素沈着を引き起こす主な要因のひとつです。目周りも忘れずに日焼け止めを塗ることが重要ですが、目のキワまで塗ると目に入る危険があるため気をつける必要があります。外出時にはサングラスや帽子を併用して紫外線をしっかり遮るといいでしょう。

また、日やけ止めクリームを塗る際は、力の入りにくい薬指を使い、擦らず軽く叩くように塗布しましょう。

日常的に紫外線対策を意識することで、色素沈着の予防につながります。

食事の栄養バランスに気をつける

健康な皮膚を保つためには、バランスの取れた食事も欠かせません。ビタミンA、C、Eなどの栄養素は皮膚の健康を保ち、色素沈着の予防に効果的です。

特に、抗酸化作用のある食品(例:緑黄色野菜、ベリー類、ナッツなど)を積極的に摂取することを心掛けましょう。

また、適度な水分補給も大切です。健康的な食生活を維持することで、内側から美しい目元を目指しましょう。

フェミークリニックで行う目の周りの色素沈着の治療

普段から目元の色素沈着に気をつけながら、いま気になっているくすみは美容皮膚科で治療することができます。

フェミークリニックでは、目の周りの色素沈着に有効な治療をご提供しています。具体的な治療法について詳しく紹介します。

レーザートーニング

③シミ取りレーザーorレーザートーニング

レーザートーニングは、色素沈着の治療に広く用いられている方法です。低出力のレーザーを使用してメラニン色素を分解し、肌の色ムラを改善します。

数回のセッションを重ねることで、目の周りの色素沈着も徐々に薄くなります。

レーザートーニングはシミ取りレーザーなどとは異なり、目の周りに比較的安全に行えることが特徴です。 またダウンタイムもほとんどないため、気軽に施術を受けることができます。

エレクトロポレーション

アクシダーム

エレクトロポレーションは、電気的なパルスを使い、症状に合わせた美容成分を肌の深部まで浸透させる方法です。

茶クマの改善の場合は、美白効果のある成分やビタミンCなどを肌の内部に効率よく届け、色素沈着の改善を促進します。 痛みがなく、短時間で終わるため、多忙な方にもおすすめの治療法です。他の治療法と併用することで、さらに効果を高めることが可能です。

外用薬・内服薬

場合によっては、外用薬や内服薬も併用することもあります。

外用薬には、美白成分を含むクリームやローションがあり、毎日のスキンケアとして使用することで効果が実感できます。代表的な成分としてはハイドロキノンやトレチノインがあります。

内服薬では、ビタミンCを含むサプリメントが一般的で、これらは内側から肌のターンオーバーを促進し、色素沈着を改善します。医師の指示に従い、継続的に使用することが重要です。

色素沈着以外のクマの改善方法

フェミークリニックでは、色素沈着以外にも青クマや黒クマといった他のクマの治療メニューもご用意しています。

美容整形外科などでは青クマや黒クマにメスを用いることもありますが、フェミークリニックではメスを使わない治療を行います。

青クマの治療

目の周りの色素沈着とは異なり、青クマは軽度であれば比較的短期間で改善することが多いです。

軽い青クマであれば、ホットタオルを使った温熱療法や、血行を促進するための軽いマッサージが効果的です。また、ビタミンEや鉄分を多く含む食品を摂取することで改善することもあります。

重度の青クマの治療には、目の下の皮膚にコラーゲンを生成して皮膚を厚くし、血管が透けないようにする治療が効果的です。

たとえば、赤ちゃんに多いコラーゲン(ヒト胎盤由来のⅢ型コラーゲン)を主成分とした薬液を目元に注入して肌細胞を再生する「ベビーコラーゲン」や、高エネルギーの熱を目元にあてて真皮層の肌細胞に刺激を与え、新たなコラーゲンやエラスチンなどが生成する「サーマクールアイ」が代表的な治療です。

黒クマ

黒クマは、皮膚のたるみが原因で現れることが多いため、目元のたるみを改善するリフトアップ効果のある治療法が推奨されます。

具体的には、ヒアルロン酸を注射で目元に注入し、内側からたるみを持ち上げる「ヒアルロン酸注入」や、自身の血液から抽出した高濃度の抗炎症サイトカインと成長因子でコラーゲンを生成し、たるみを改善する「ACRS(再生医療)」などがおすすめです。

青クマ同様、「サーマクールアイ」や「ベビーコラーゲン」でコラーゲンを生成し目元のハリを蘇らせる治療も適応になります。

目の周りの色素沈着・クマが気になるなら、フェミークリニックの無料カウンセリングへ

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目の周りの色素沈着が気になる方、クマが気になるけれど、どんな治療が最適かわからない方は、ぜひ一度無料カウンセリングへお越しください。

カウンセリングでは、まず現在のお肌の状態を詳しく診断し、色素沈着やクマの原因、種類を特定し、その上で最適な治療プランを無料でご提案します。

目の周りの色素沈着は放置すると改善が難しくなるため、早めの対応が重要です。

まずはフェミークリニックの無料カウンセリングを利用して、自分に合った最適な治療法を見つけてください。あなたの美と健康をサポートするフェミークリニックで、明るく若々しい目元を取り戻しましょう。

目の周りの色素沈着についてよくあるご質問

目の周りの色素沈着についてよくいただくご質問と回答についてまとめました。

目の周りに色素沈着が起こる原因は何ですか?
目の周りに色素沈着が起こる主な原因は乾燥、摩擦、紫外線によるメラニンの蓄積です。 乾燥により皮膚のバリア機能が低下し、メラニンの生成が増加します。 摩擦は皮膚に微小なダメージを与え、炎症を引き起こし、これが色素沈着につながります。 さらに、紫外線はメラニンを生成させる原因のひとつであり、特に目の周りはデリケートなのでしっかりと紫外線対策を行うことが必要です。
目元の色素沈着を治すには?
美容皮膚科では、レーザートーニングやエレクトロポレーション、医薬品によってメラニンの分解・ターンオーバーを促進する治療が行われます。 これに加えて、自宅でのケアとしては、目元専用の保湿クリームやアイクリームを使った保湿、適切なクレンジングとスキンケア、紫外線対策を怠らないことが挙げられます。 生活習慣を見直し、バランスの取れた食事や十分な休息を取ることも大切です。
まぶたの色素沈着は治りますか?
まぶたの色素沈着は適切な治療とケアで改善が可能です。美容皮膚科では、まぶたのデリケートな皮膚に対応できる安全な治療法が提供されています。例えば、レーザートーニングや専用の美白成分を配合した外用薬などが効果的です。
また、普段から摩擦を避ける、乾燥を防ぐための保湿、紫外線対策を徹底することが重要です。 具体的な治療法については、専門の医師と相談し、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。