『シミにトラネキサム酸が効くの?』
『トラネキサム酸にはどんな効果があるの?』
シミの改善に使われるトラネキサム酸は、市販薬としても販売されています。しかし、市販薬のトラネキサム酸を飲み続けても、効果を感じにくい方も多いです。トラネキサム酸は本当にシミに効くのでしょうか?どうすればシミをもっと改善できるのでしょうか?
そこで今回は、2003年の開業以来、シミ治療症例数15万件以上の美容皮膚科フェミークリニックが、トラネキサム酸の効果や注意点を解説していきます。
この記事を読めば、シミの改善に効果的な最新の美肌治療もわかります。
フェミークリニックでは、シミでお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
目次
トラネキサム酸とは?美白作用のある人工アミノ酸の一種
トラネキサム酸とは、人工的に作られたアミノ酸の一種です。もともとは医療用の止血剤や抗炎症薬として使われていた成分ですが、じん麻疹を治療していた患者さまの肝斑が改善されたことから、美白に対する作用が注目され、現在では美白効果のある薬としての活用が進んでいます。
トラネキサム酸の効果とは?
トラネキサム酸の主な効果は以下の3つです。
● 止血作用
● 抗炎症作用
● 美白作用
それぞれを解説します。
止血作用
1つ目のトラネキサム酸の効果は止血作用です。
トラネキサム酸は、血栓を溶かすプラスミンの働きを抑制することで、止血作用を発揮します。プラスミンの作用を抑制する効果を抗プラスミン作用といいます。
血液中には、必要以上に血液が凝固することを防ぐためにプラスミンという酵素が働いています。血管の中に血栓ができてしまうと、血流が阻害されてしまうため、プラスミンは血栓を溶かす重要な役割を担っています。
しかし、ケガや病気、手術などによって出血がある場合、プラスミンの作用が活発であると血がなかなか止まらなくなるというデメリットがあります。そこで抗プラスミン作用のあるトラネキサム酸を使えば血栓が作られやすくなり、早く止血できるようになります。
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抗炎症作用
2つ目のトラネキサム酸の効果は、抗炎症作用です。
プラスミンには、炎症やアレルギー反応を引き起こす作用がありますが、トラネキサム酸にはプラスミンの働きを抑制する効果があるので、抗炎症作用や抗アレルギー作用を発揮することができます。
トラネキサム酸の抗プラスミン効果によって、じん麻疹や口内炎、扁桃炎などの症状を緩和することができます。また、炎症を抑える効果によって、肝斑やニキビ跡の赤み、色素沈着を改善する効果も期待できます。
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美白作用
3つ目のトラネキサム酸の効果は、美白作用です。
トラネキサム酸には、シミの原因であるメラニン色素を生成するメラノサイトの働きを抑制する効果も認められています。メラノサイトは、紫外線から肌を守るためにメラニン色素を生成する役割を担っています。しかし、メラノサイトが過剰にメラニン色素を生成してしまうと、肌のターンオーバーによる体外へのメラニン色素の排出が追いつかなくなります。排出しきれなかったメラニン色素は、やがてシミとして定着していきます。
トラネキサム酸は、メラノサイトがメラニン色素を作る際に関わっているプロスタグランジンなどの物質を抑制する効果があります。これによりメラノサイトによるメラニン色素の生成が抑えられ、シミを予防・改善する効果が期待できます。
美容皮膚科フェミークリニックでは、トラネキサム酸を有効成分にしたシミ治療を行っています。フェミークリニックがおすすめするシミ内服薬セットでは、トランサミン(トラネキサム酸)やシナール(ビタミンC)などを処方し、シミを身体の内側から改善していきます。また、電流の力で薬剤を効率よく浸透させるアクシダームでは、TRANEXAMIC ION POWDER(トラネキサム酸)を薬剤に使用することで、肝斑やシミの改善が期待できます。
フェミークリニックが提供するトラネキサム酸は、安全性とシミ改善効果の高い医療用医薬品となります。なかなか改善しないシミでお悩みの方は、フェミークリニックまでご相談ください。無料カウンセリングでは、シミの症状や肌質を正確に見極め、最適な治療プランをご提案しております。どうぞお気軽にご来院ください。
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シミに効くトラネキサム酸!市販品と医療用医薬品の違いは?
トラネキサム酸の飲み薬は、薬局やドラッグストアで手軽に購入することができます。また、トラネキサム酸を有効成分に配合した化粧品や塗り薬も市販されています。市販品も医療用医薬品も、トラネキサム酸の効果については違いがありませんが、処方薬は含有量が多く、医師がシミの状態を診察して適切な量の処方を行います。
さらに、医療機関ではシナールやハイドロキノンを組み合わせることで、トラネキサム酸の効果を相乗的に高めることが可能です。また、非常に美容効果が高いトレチノイン(レチノイン酸)は医療機関でしか処方できません。
トラネキサム酸の効果を高め、シミや肝斑を効率的に改善するためには、医療機関でシミや肝斑の診断をしっかりと受け、適切な治療法を選択することがおすすめです。
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トラネキサム酸の副作用や注意点
トラネキサム酸は一般的には安全ですが、いくつかの副作用や注意点があります。
トラネキサム酸の主な副作用
トラネキサム酸は、正しく使用すれば重篤な副作用が起こる可能性は低いといえます。ただし、まれに以下の副作用が起きる場合がありますので、万が一異常を感じた場合は、一旦使用を中止して、医師や薬剤師にご相談ください。
重篤な副作用 | ショック、痙攣 |
---|---|
過敏症 | そう痒感、発疹 |
消化器系 | 嘔吐、食欲不振、下痢 |
眼 | 一過性の色覚異常 |
その他 | 眠気、頭痛 |
参考:医療用医薬品 : トラネキサム酸
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00063403
トラネキサム酸の注意点
トラネキサム酸には止血作用や抗炎症作用があるため、以下の方はご使用をお控えください。
● 血栓の治療を受けている方
● 腎不全の治療を受けている方
● 妊娠中の方、授乳中の方
● 喫煙者の方
● 高齢者の方
上記に該当される方は、トラネキサム酸によって血栓などの異常が起きる可能性があります。また、ピルを服用中の方も使用はおすすめできません。トラネキサム酸の使用についてご不安な点があれば、フェミークリニックまでご相談ください。
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シミや肝斑を改善!トラネキサム酸とのおすすめ組み合わせ治療とは?
トラネキサム酸は、他の美肌治療と組み合わせることで高い相乗効果を発揮します。シミや肝斑でお悩みの方は、フェミークリニックがおすすめするシミ治療メニューとの組み合わせをご検討ください。
シミ取りレーザー
シミ取りレーザーは、強力な医療用レーザーをシミに照射し、メラニン色素を破壊してシミを改善する治療法です。輪郭のはっきりした色の濃いシミであれば、1回の治療で大幅な改善が期待できます。
シミ取りレーザーとトラネキサム酸を組み合わせることで、シミ取りレーザーでは取り切れない細かいシミや隠れシミを改善し、シミの再発を予防することができます。
レーザートーニング
レーザートーニングは、低出力のレーザーを広範囲に均一に照射し、肌に刺激を与えずにシミを改善する治療法です。特に刺激に弱い肝斑の治療に適しており、複数回の施術によって肌のハリつや感のアップも期待できます。
レーザートーニングとトラネキサム酸を組み合わせれば、市販品では改善が難しい肝斑も効果的に治療が可能です。肝斑はセルフケアでの改善が難しく、刺激を与えると症状が悪化する可能性があるため、早めにクリニック治療に切り替えることをおすすめします。
フォトSR(IPL)
フォトSR(IPL)は、肌の奥にある真皮層にまで光エネルギーを届け、コラーゲン生成を促す治療法です。肌のターンオーバーを促進し、メラニン色素の排出を促すことで、シミを効率的に改善できます。
フォトSR(IPL)とトラネキサム酸を組み合わせることで、メラニンの排出促進とメラニンの生成抑制のダブル効果が期待でき、透明感のある本来の素肌へと改善されます。
アクシダーム
アクシダームは、電流を使って薬剤を肌の奥にまで浸透させる治療法です。イオン導入の経皮吸収率は10%程度ですが、アクシダームの経皮吸収率は90%を超えるため、有効成分を効率よく患部に行きわたらせることができます。
アクシダームの薬剤にトラネキサム酸を選択すれば、非常に高いシミ改善効果が期待できます。トラネキサム酸の高い美肌効果を実感したい方は、フェミークリニックまでご相談ください。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って古い角質や毛穴に詰まった皮脂を除去するピーリング治療です。肌のターンオーバーが促進され、シミはもちろん、ニキビ跡の色素沈着やしわ、たるみ、毛穴の開きなどの改善も期待できます。
ケミカルピーリングとトラネキサム酸を組み合わせることで、メラニン色素の排出促進とメラニン色素の生成抑制が期待でき、シミや肝斑などを効率的に治療することが可能となります。
ゼオスキンヘルス
ゼオスキンヘルスは、アメリカの皮膚科医Dr.オパジによって開発された医療機関専売のスキンケアプログラムです。患者さまの症状や肌質を医師が見極めて、最適なアイテムの組み合わせをご提案いたします。
医療用医薬品のトラネキサム酸とゼオスキンヘルスを組み合わせれば、市販品では実現が難しいシミの改善効果が期待できます。ホームケアをしっかり行って、シミができにくい肌質を目指していきましょう。
【まとめ】シミでお悩みの方はフェミークリニックへご相談を
今回は、シミの改善に効果的なトラネキサム酸について解説しました。
トラネキサム酸は、抗プラスミン作用によって、止血や抗炎症に効果のある成分です。メラニン生成を抑える効果もあるため、美白作用も期待できます。トラネキサム酸を含む薬や化粧品は市販されているものもありますが、より効果的なシミ改善を期待するならば、医師が処方する医療用医薬品がおすすめです。
また、最新の美肌治療を組み合わせれば、トラネキサム酸との高い相乗効果が期待できます。シミや肝斑でお悩みの方は、フェミークリニックまでご相談ください。
フェミークリニックは、2003年の開業以来、シミ治療症例数15万件以上の実績があるため、市販品やセルフケアで治らないシミも大幅な改善が期待できます。シミや肝斑のない明るい美肌を目指したい方は、フェミークリニックまでご相談ください。
フェミークリニックでは、シミや肝斑でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
【肝斑の飲み薬】市販薬と医療用の違いとは?安全性や効果、肝斑治療の注意点も解説
トラネキサム酸のよくある質問
トラネキサム酸に関するよくある質問をまとめました。
- トラネキサム酸はシミに効果がありますか?
- トラネキサム酸は、シミや肝斑の改善に効果があります。抗プラスミン作用によってメラニンの生成を抑制し、色素沈着を改善します。
トラネキサム酸を含む内服薬や化粧品は一般に市販されていますが、より効果的な改善を期待したい場合は、医療用医薬品のトラネキサム酸がおすすめです。 - トラネキサム酸をやめたらシミは戻りますか?
- トラネキサム酸をやめてしまうと、シミは戻ってしまう可能性があります。トラネキサム酸の成分は体内で代謝されやすいため、継続的に使用することがおすすめです。
- トラネキサム酸は体に悪いですか?
- トラネキサム酸は比較的安全な成分ですが、まれに食欲不振や発疹、頭痛などの副作用を起こす可能性があるため、用法や用量を正しく守ってご使用ください。
また、血栓や腎不全を治療中の方、妊娠・授乳中の方、喫煙者の方、高齢者の方、ピル服用中の方は、トラネキサム酸の使用をお控えください。 - トラネキサム酸で肌は白くなりますか?
- トラネキサム酸はメラニンの生成を抑制し、肌の色素沈着を軽減するため、肌色を明るく改善する効果が期待できます。
フェミークリニックでは、トラネキサム酸の処方の他に、シナール、ハイチオールなどの内服薬や、ハイドロキノン、ルミキシル、ビタミンC美容液などの外用薬もご提案できます。
また、シミ取りレーザーやレーザートーニング、フォトSR(IPL)などの美肌治療を組み合わせれば、なかなか消えないシミやくすみであっても大幅な改善が期待できます。
シミやそばかす、肝斑、くすみなどでお悩みの方は、フェミークリニックまでご相談ください。