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肝斑(かんぱん)とはどんなシミ?できる原因と治療方法

鏡を見ていて、ある日気づく目の下のもやもやとした茶色いくすみ。実はその正体は、「肝斑(かんぱん)」かもしれません。

肝斑(かんぱん)とは、主に女性の頬骨のあたりに左右対称に現れる、境界が不明瞭な茶褐色のシミの一種です。病気ではありませんが、顔をくすんでみせ、なんとなく老けてみえる原因になることも。

紫外線に当たることでできる一般的なシミ(日光黒子/老人性色素斑)と同様、メラニン色素の滞留で茶色く見えていますが、その性質や成り立ちは少し異なっています。

肝斑を治療するためには、シミの種類の見極めと、正しい知識による専用の治療やスキンケアが必要です。

この記事では、そんな肝斑の原因と特徴、効果的な治療法や予防方法について詳しく解説していきます。

目次
1
肝斑ってどんな症状?
肝斑の見た目の特徴
肝斑が現れる場所
肝斑の発症年齢や発症原因
2
シミと肝斑の違いは?
3
フェミークリニックの肝斑の治療
レーザートーニング
ゼオスキンヘルスによるスキンケア
アクシダーム(エレクトロポレーション)
内服薬の処方
4
肝斑の予防について
肌への刺激に気をつける
紫外線対策の強化
生活習慣の見直し
5
動画で解説!シミと肝斑の違いや治療方法
6
まずは無料カウンセリングへ
7
肝斑に関してよくあるご質問

肝斑ってどんな症状?

まずは肝斑の具体的な症状について解説します。

顔に現れたシミが肝斑かそうでないかを判断するためにお役立てください。

肝斑の見た目の特徴

肝斑の見た目の特徴

肝斑の色は一般的なシミと同様に「薄い茶色」ですが、一般的なシミとの違いは、境界がくっきりしているか、ぼんやりしているかという点が挙げられています。
一般的なシミがその大小に関わらず楕円などの形がはっきりわかるのに対して、肝斑は広範囲にわたってもやもやとゆるやかに広がります

肝斑が現れる場所

肝斑が現れる場所

一般的なシミが、紫外線の当たる場所であればどこでもできるのに対して、肝斑は主に顔の上部、特に頬骨の高い部分や目の下、鼻筋に沿った頬部に左右対称で見られることが特徴です。
これらの部位は紫外線の影響を直接受けやすいのと同時に、スキンケアの際に摩擦が起きやすい箇所であり、肝斑として形成されやすくなっています。

肝斑の発症年齢や発症原因

肝斑は、30代~40代の間に発症します。一般的な加齢シミ(老人性色素斑)が、紫外線によって生成されるメラニン色素の蓄積が原因となるのに対し、実は肝斑は、発症するメカニズムはよくわかっていません。しかし、妊娠や経口避妊薬の服用がきっかけになることから、女性ホルモンが体に作用し発症すると考えられています。
 
肝斑は一般的な加齢シミとは異なり、50代以降になると増えることはほとんどありません。
また、肝斑はストレスによるホルモンバランスの悪化や、紫外線、摩擦によって悪化することがわかっています。

シミと肝斑の違いは?

肝斑は、一般的な加齢シミ(老人性色素斑)とは異なる症状であるため、治療のためにはその見極めが大切です。
シミと肝斑の違いについて、改めて表にまとめてみました。

一般的なシミ(老人性色素斑)

肝斑

見た目

境界線がはっきりした楕円などで見える

もやもやとした広がり方

主に発生する場所

紫外線が当たる場所ならどこでもできる

頬骨付近に左右対称に現れる

主な発生原因

紫外線などの刺激でできたメラニン色素の滞留

・妊娠や経口避妊薬の摂取によるホルモンバランスの変化

・ストレスや摩擦で悪化する

主に発症する年齢

20代後半から加齢に伴い増える

30代~40代の発症が多く、妊娠をきっかけに発症することも

フェミークリニックの肝斑の治療

この章では、フェミークリニックで行っている肝斑の治療についてご説明します。
肝斑は、メラニン色素の沈着によるシミですが、できてしまう原因やメカニズムは複雑です。治療による肌への刺激によって悪化するリスクもあるため、シミ取りレーザーのような刺激が強い施術は避けなければなりません。また、一般的なシミやそばかすと混合して現れているケースも非常に多く、刺激によって肝斑が悪化しないよう、適切な治療を行うことが肝心です。
フェミークリニックでは、個々のシミ悩みに合わせたオーダーメイドの肝斑治療を提供します。その代表的な治療メニューについて解説します。

レーザートーニング

レーザートーニング

レーザートーニングは、レーザーのエネルギーによってメラニン色素を分解し、ターンオーバーによって色素を排出しやすくする治療です。
一般的なシミの治療に用いるシミ取りレーザーに比べて、レーザーの出力を低く抑えて照射することで、刺激によって肝斑が悪化するリスクもありません。
ただし、出力が抑えられている分、効果が出るまで回数を重ねる必要があり、平均10~20回の照射が必要です。
効果がすぐに現れないからと諦めず、根気よく通院することで肝斑が薄くなりクリアな肌へと変化してきます。

肝斑だけでなく、レーザーでは取りにくい細かなシミ、そばかす、ニキビ跡などの色素沈着、くすみ、毛穴の開きなど、全体的な美肌づくりにも効果があります。

ゼオスキンヘルスによるスキンケア

肝斑に悩む方のホームケアは、ゼオスキンヘルスによるスキンケアがおすすめです。
ゼオスキンヘルスはアメリカで開発されたドクターズコスメで、トレチノインやハイドロキノンといった医療成分がメラニンの生成を抑制し、メラニン色素の分解を助けます

ゼオスキンヘルスによるスキンケア

ゼオスキンヘルスはシミ・肝斑治療に実績がありますが、市販薬では配合できない成分や高濃度の成分が配合されているため、副作用などを避けるためにも専門医の適切な診断と処方が必要です。
自己判断での使用を避け、肌質や肝斑の状態に合わせた治療プランを専門医と決定することが効果を最大化します。

アクシダーム(エレクトロポレーション)

アクシダーム(エレクトロポレーション)は、電気によって細胞膜に一時的な穴を開け、針を使わずに美肌成分・薬剤などの有効成分をお肌の深層まで浸透させる施術方法です。薬剤の選択によりシミや小じわ、たるみ、乾燥、ニキビなど、さまざまな肌の悩みに対する効果が期待できるうえ、痛みもほとんどなく、副作用のリスクも低い美容医療です。

アクシダーム(エレクトロポレーション)

肝斑が気になっている方には、メラノサイトの増殖抑制作用、抗炎症作用のあり、肝斑に効果的なトラネキサム酸を主な成分とする薬剤『TRANEXAMIC ION POWDER』を選択し、真皮層に薬効を届けます。

内服薬の処方

内服薬の処方

フェミークリニックの肝斑治療では、上記の美容医療施術に加えて、「シナール」「トラネキサム酸」の内服薬も合わせて処方します。
 
シナールはいわゆる「ビタミンC」のお薬ですが市販のものと異なり、「パントテン酸」というビタミンCの働きをサポートする成分が配合されています。
ビタミンCの抗酸化作用や、メラニンの生成抑制作用によって、シミや肝斑の悪化を防いでターンオーバーによるシミ治療効果をサポートします。
またトラネキサム酸の内服はメラニンの生成のきっかけとなるメラノサイトという細胞の活性化を抑制し、シミや肝斑ができにくくします

肝斑の予防について

ここまで肝斑の治療について解説してきましたが、肝斑は一度目立つようになると治りにくい症状です。そこで、毎日の生活で悪化しないように予防することが大切です。

肝斑が発生しないように日頃から心がけられることについて解説していきます。

肌への刺激に気をつける

肝斑は、肌への摩擦で悪化することがわかっています
しかしお肌を大切にしている人ほど、メイクにクレンジング、洗顔、基礎化粧品によるスキンケアと、お肌を触る機会が多くなるというジレンマがあります。
ゴシゴシと強くこする意識はなくとも、指先で何度も往復して撫でる刺激が蓄積することで、薄かったはずの肝斑がだんだんと濃く、目立つようになってしまうこともあります。
そこで、日々のお手入れでもできるかぎり肌の摩擦が起こらないように気を配りましょう。
 
まずクレンジングはクレンジングシートでの拭き取りタイプは避け、ジェルやクリームタイプのものを撫でるようにやさしく馴染ませましょう。洗顔はたっぷりの泡を泡立て、指先が肌に触れないように泡の弾力で洗うようにしましょう。タオルで水気を拭き取るときもポンポンと抑えるようにしましょう。
化粧水や乳液、クリームなどを肌に重ねる際も、お肌に刷り込もうとせず、手のひら全体や指先で抑えるようにしてなじませるようにつけるといいでしょう。
 
ひとつひとつの摩擦は大したことがなくとも、日に何度も行ったり、ダメージが何年も蓄積されたりすることで肝斑が悪化する可能性があります。
スキンケアの際は力加減を意識するようにしましょう。

紫外線対策の強化

肝斑は紫外線を受けずともできるシミです。
しかし紫外線によってできる一般的なシミ(老人性色素斑)と同様、メラニンが滞留していることで茶色に見えているため、紫外線の刺激によりメラノサイトがメラニンをさらに生成すると、肝斑も濃く悪化してしまいます
肝斑を悪化させないためには紫外線対策が重要になります。
 
涼しい季節や曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、外出時は常に紫外線に注意しましょう。特に肝斑が乗じる頬骨部分は顔の中でも出っ張っているため、日差しを受けやすい部分です。
日焼け止めを適切に使用し、日傘、広いつばの帽子、サングラスなどのアイテムを上手に活用して紫外線を防ぎましょう。

生活習慣の見直し

肝斑は女性ホルモンの変化が関係していると言われています。
乱れた生活習慣や過度なストレスはホルモンバランスを乱し、肝斑の悪化を招きます。
また睡眠不足や乱れた食生活は、ターンオーバー(肌細胞の新陳代謝)を遅らせます。ターンオーバーの乱れは、メラニンの排出を遅らせ、シミや肝斑を悪化に繋がるだけでなく、ニキビやシワなどあらゆる肌トラブルの元ともなります。
 
忙しい毎日でなかなか難しいかもしれませんが、適切な睡眠時間の確保や、栄養バランスの取れた食事、また適度な運動や趣味の時間によるストレス発散などを意識して、健康な肌を目指しましょう。

動画で解説!シミと肝斑の違いや治療方法

フェミークリニック公式YouTubeチャンネルでは、肝斑についての解説を動画でもアップしています。シミと肝斑の見分け方や治療法について、看護師とカウンセラーが美容医療のプロとして丁寧に説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

まずは無料カウンセリングへ

「これって肝斑?」「本当に肝斑が治る?」そんな疑問がある方や、「肝斑の他にも気になるシミや肌トラブルがある」という方は、まずはフェミークリニックのカウンセリングへいらっしゃってみませんか?

医師が診察を行い、シミ・肝斑の治療についての提案や、他の肌トラブルを併せた治療プランを無料でご提案します。

もちろん、その場で治療を決めなくても大丈夫です。フェミークリニックでは、美肌のゴールを共に見据えた上で、ご予算やライフスタイルに合った治療のご提案をさせていただきます。

肝斑に関してよくあるご質問

肝斑ができる原因は何ですか?

肝斑はができるメカニズムはまだはっきりと解明されていませんが、女性ホルモンが影響するとされています。女性ホルモンのバランスが変化する妊娠や避妊薬の服用がきっかけとなることも多い症状です。

また、摩擦や紫外線によって悪化することもわかっています。

肝斑になりやすい人は?

肝斑は圧倒的に女性に多い症状ですが、稀に男性にも現れます。

女性ホルモンのバランスが乱れる30代~40代の時期に発症することが多く、高齢になってから発症することはほとんどありません。むしろすでにできている肝斑が、50代以降になって徐々に薄くなるケースもあります。

また、肝斑を誘発するホルモンバランスの乱れは、生活習慣の乱れも密接に関わっています。

ストレス過多で睡眠不足であったり、食生活が乱れがちな人も、ホルモンバランスを崩しやすく、肝斑になりやすいと言えるでしょう。

ちなみに「肝斑」には肝臓の「肝」の字が使われていますが、肝臓とは関係ありません。現れるシミの形が肝臓の形に似ているから肝斑と名付けられたと言われています。

肝斑はどうしたら消えますか?

肝斑の茶色いシミは、一般的なシミと同様にメラニン色素と呼ばれる茶色い色素が肌の中に留まったものです。つまり、このメラニンを除去すれば肝斑も薄くなります。

一般的な加齢シミ(老人性色素斑)の場合は、シミ取りレーザーでメラニンを分解しますが、肝斑の場合は、高出力のレーザーを当てるとその刺激で逆に悪化してしまいます。

そのため、「レーザートーニング」と呼ばれる低出力のレーザーでゆっくりとメラニンを除去します。

また、トラネキサム酸などの、メラニンの発生を抑制する薬などを用いて、徐々に肝斑を薄くする治療が行われます。

フェミークリニック総院長 北山 英美子 (東邦大学医学部卒業 undefined所属)

このページの監修医師

フェミークリニック総院長北山 英美子

東邦大学医学部を卒業後、東邦大学形成外科に入局。経験を積んだのち、渋谷フェミークリニックを開院。2006年よりフェミークリニック全7院の総院長を務める。

  • 最終学歴
  • 東邦大学医学部
  • 所属学会
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各院のご紹介

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フェミークリニックは、東京4院、大阪3院ございます。

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