『背中ニキビの原因は?』
『どうすれば背中ニキビを治せるの?』
背中ニキビの主な原因は、背中の毛穴に皮脂が詰まることです。では、なぜ背中の毛穴に皮脂が詰まってしまうのでしょうか?毛穴に皮脂が詰まる原因はいくつも考えられます。そのため、ニキビの原因がわからず、なかなか改善しない背中ニキビでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2003年の開業以来、ニキビ治療症例数21万件以上の美容皮膚科フェミークリニックが、背中ニキビの原因を徹底解説していきます。
この記事を読めば、なかなか治らない背中ニキビを改善する最新の美肌治療もわかります。
フェミークリニック(東京・大阪)では、背中ニキビでお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。
目次
背中ニキビの原因とは?
背中ニキビの直接的な原因は、背中の毛穴に皮脂が詰まることです。しかし、毛穴に皮脂が詰まるのには、いくつもの原因が考えられます。また、ニキビのように見えてもニキビではないこともあります。
● 古い角質や汚れ
● 皮脂の過剰分泌
● 衣類や寝具の刺激や摩擦
● シャンプーや石鹸のすすぎ残し
● マラセチア菌の繁殖
● 紫外線
● 肌の乾燥
● 生活習慣の乱れ
● ストレス
それぞれを解説します。
古い角質や汚れ
1つ目の背中ニキビの原因は、古い角質や汚れです。
正常な肌は、28日周期で新陳代謝(ターンオーバー)を行っており、古い肌は徐々に剥がれ落ち、新しい肌へと生まれ変わっていきます。肌のターンオーバーが正常な状態であれば、古い角質や汚れも肌と一緒に代謝されるので、毛穴に詰まってしまうことはほとんどありません。
しかし、肌のターンオーバーは、加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが原因で徐々に周期が乱れていきます。肌のターンオーバーが衰えた肌は、古い角質や汚れが肌に残りやすくなり、毛穴を詰まらせる原因になります。古い角質や汚れが毛穴に詰まると、毛穴から皮脂が分泌されにくくなり、行き場を失った皮脂が盛り上がってニキビになっていきます。
ニキビの原因の基本的なメカニズムは部位が変わっても同じですが、背中は皮膚の面積が広く、自分では見えにくい部位であるため、スキンケアがおろそかになりがちです。古い角質や汚れを背中に残してしまうと、背中ニキビを発生・悪化させる原因になるため注意が必要です。
対策
古い角質や汚れを残さないためには、正しいスキンケアを行うことが大切です。弱酸性の洗浄力がマイルドな石鹸やボディーソープをしっかりとホイップし、泡の力でやさしく背中を洗いましょう。ポイントはきめ細かい泡の洗浄力を使うことです。古い角質や汚れは、泡の力でしっかり洗い落とすことができます。
タオルやスポンジなどでごしごしと強く擦り洗いするのはNG。肌を傷めてしまったり、ニキビに刺激を与えたりして、かえって悪化する原因になります。ニキビを悪化させてしまうと、赤みや凸凹などが残るニキビ跡に発展する場合も。 ニキビは悪化しないうちに治してしまうことが大切です。なかなか治らない背中ニキビでお悩みの方は、美容皮膚科フェミークリニックの無料カウンセリングをご利用ください。最適な治療プランを無料でご提案させていただきます。
皮脂の過剰分泌
2つ目の背中ニキビの原因は、皮脂の過剰分泌です。
皮脂は肌の表面を覆うことで、水分の蒸発を防いだり、肌のバリア機能を保ったりする大切な役割があります。そのため、適度な皮脂分泌が行われないと、肌が乾燥しやすくなったり、肌のバリア機能が低下して、ニキビができる原因になります。
ただし、皮脂が過剰に分泌されるのも問題です。皮脂が過剰に分泌されると、排出しきれなかった皮脂が毛穴を詰まらせてしまうからです。特に背中は面積が広く、皮脂腺も多い部位であるため、皮脂の分泌量を常に適正な状態に保つことが、ニキビの予防・改善には欠かせません。
対策
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、保湿をしっかりと行うことが大切です。肌が乾燥すると、肌を守るために皮脂分泌が増えるからです。また、ホルモンバランスを整えることや生活習慣を改善することも、皮脂の適正なコントロールには必要な対策となります。
ストレス発散を心がけ、睡眠不足や運動不足の解消にも取り組んでいきましょう。また、栄養バランスの良い食事を心がけ、間食を控えることも大切です。脂っこいものや甘いものは、皮脂の過剰分泌の原因になります。
衣類や寝具の刺激や摩擦
3つ目の背中ニキビの原因は、衣類や寝具の刺激や摩擦です。
背中の皮膚は面積が広く、常に衣類や寝具と接触している部位です。そのため、衣類や寝具の刺激や摩擦の影響を受けやすく、背中ニキビを発生・悪化させる原因になっている場合があります。
衣類や寝具の刺激や摩擦は、肌にダメージを与え、バリア機能を低下させます。また、肌の炎症や乾燥を起こしやすくなり、できてしまったニキビに刺激を与えて悪化したりします。背中ニキビでお悩みの方は衣類や寝具を見直す必要があるかもしれません。
対策
背中ニキビを予防・改善するためには、清潔な衣類や寝具であることが大切です。汗をかいたり汚れたりした衣類や寝具は、こまめに取り替えるようにしましょう。また、綿やシルクなどの肌触りのやさしい天然素材の製品を使うこともおすすめです。
肌に与える刺激や摩擦が強くなってしまうため、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維を使った衣類や寝具は見直しを検討してみましょう。
シャンプーや石鹸のすすぎ残し
4つ目の背中ニキビの原因は、シャンプーや石鹸のすすぎ残しです。
しっかり洗い流したつもりでも、背中にはシャンプーやリンス、石鹸、ボディーソープなどの泡と汚れが残りがちです。背中にシャンプーや石鹸のすすぎ残しがあると、残った石鹸カスや皮脂汚れが毛穴を詰まらせ、背中ニキビができる原因になる場合があります。背中は皮膚の面積が多く、入浴時には泡や汚れが付着しやすいため注意が必要です。
対策
シャンプーや石鹸を背中に残さないようにしっかりとすすぎを行いましょう。その際、シャワーの温度はぬるめに設定しておくことが大切です。熱すぎる温度だと、肌を刺激したり、肌が乾燥したりする原因になります。また、冷たい温度だと、毛穴が閉じてしまい、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。ぬるめのお湯ですすぎ洗いすることが大切です。
順番として、髪を洗った後に身体を洗うことをおすすめします。
マラセチア菌の繁殖
5つ目の背中ニキビの原因は、マラセチア菌の繁殖です。
ニキビのように見えても、実はマラセチア菌という真菌(カビの一種)の増殖が原因である場合もあります。マラセチア菌は、皮膚にもともと存在する常在菌ですが、毛穴に入り込んで増殖し炎症を起こすことがあります。これはマラセチア毛包炎という症状になりますが、見た目はニキビに近いため、背中ニキビと見分けるのは難しいです。
一般的なニキビ薬はマラセチア菌には効果を発揮せず、かえって症状が悪化する場合もあります。
対策
マラセチア菌の増殖による毛包炎を発症している場合、軽度であれば患部を清潔に保つことで自然治癒することもあります。なかなか治らない場合は、医療機関が処方する抗真菌薬を使うと良いでしょう。汗をかいたり、背中が蒸れたりするとマラセチア菌が増殖しやすいため、汗をかきやすい季節は通気性の良い衣類を身につけましょう。
紫外線
6つ目の背中ニキビの原因は、紫外線です。
紫外線を浴びた肌は、乾燥や炎症を起こしやすくなり、肌のバリア機能も低下してしまいます。その結果、肌を守ろうとして皮脂が過剰に分泌され、ニキビができやすくなるため注意が必要です。
背中のあいたファッションや水着はもちろん、薄着である場合も紫外線は肌にダメージを与えてしまいます。また、紫外線はシミや黒ずみ、しわ、たるみ、毛穴の開きなどの原因にもなるため、紫外線対策をしっかりと行っていきましょう。
対策
背中があいたファッションや水着、夏服などの薄着の場合も、背中に日焼け止めを塗るようにしましょう。日傘を使う、帽子をかぶる、サングラスをかける、なるべく日陰を歩くことなども、有効な紫外線対策となります。
紫外線を浴びてしまったと感じた場合は、しっかりと保湿を行い、肌を休ませるようにすると良いでしょう。
肌の乾燥
7つ目の背中ニキビの原因は、肌の乾燥です。
肌が乾燥すると、肌表面の潤いを守るために皮脂が過剰に分泌されやすくなります。また、乾燥によって、肌のターンオーバーが乱れ、角質が厚くなって毛穴が詰まりやすくなります。背中は汗をかきやすいため、肌の乾燥に注意が必要な部位です。
衣類やタオルなどの刺激によっても肌が乾燥しやすくなるため、肌を擦らないこと、肌触りのやさしい天然素材の製品を使うこと、背中の保湿をしっかりと行うことも大切です。
対策
入浴後は背中もしっかりと保湿しましょう。肌を刺激しにくい弱酸性のマイルドな保湿剤がおすすめです。肌が乾燥しやすい季節は、保湿効果のあるクリームなどで肌をしっかりと保護しましょう。手が届きにくい部位はスプレータイプの保湿がおすすめです。
肌の乾燥はニキビだけでなく、シミやしわ、たるみ、黒ずみなどの原因にもなるため、肌を乾燥させないようにご注意ください。
生活習慣の乱れ
8つ目の背中ニキビの原因は、生活習慣の乱れです。
食事、睡眠、運動といった基本的な生活習慣が乱れると、肌のターンオーバーが乱れたり、ホルモンバランスが崩れやすくなったりして、ニキビができやすくなります。生活習慣の乱れは、ニキビだけでなくシミやしわ、たるみ、黒ずみなどの肌トラブルの原因になります。できるところから少しずつ生活習慣を改善していきましょう。
対策
まずは栄養バランスの良い食事を心がけましょう。肌のターンオーバーを高め、皮脂の過剰分泌を抑えることが大切です。タンパク質やビタミン、食物繊維を多く含む食品を積極的に食べ、肌の健康を促進していきましょう。外食やインスタント食品、甘いジュースやお菓子などは脂質や糖質が多く、ニキビを発生・悪化させる原因となります。自炊が難しい場合でも、サラダやトッピング、小鉢などを追加して、野菜や果物をたくさん食べるようにしましょう。
睡眠は肌のターンオーバーを促進し、ホルモンバランスを整える効果があります。1日7時間以上の睡眠時間を確保し、寝不足にならないように注意しましょう。寝る時間と起きる時間を決め、規則正しい生活のリズムを整えていきましょう。
運動は1日30分以上の有酸素運動を習慣化していきましょう。ウォーキングやジョギング、体操、ヨガなどの手軽で継続しやすい運動がおすすめです。運動する時間が取れない場合は、1駅歩いたり、階段を使って移動したりすると手軽に運動量が増やせます。
なお、お酒やタバコの習慣も、肌の老化を早めたり、ホルモンバランスを乱したりする原因になります。完全な禁酒・禁煙が難しい場合でも、休肝日を設けたり、節煙に取り組んだりすることをおすすめします。
ストレス
9つ目の背中ニキビの原因は、ストレスです。
慢性的なストレスは、肌の血流を悪化させ、ターンオーバーが乱れる原因になります。また、ホルモンバランスが乱れやすくなり、皮脂を過剰に分泌しやすくなるため、ニキビが発生・悪化しやすくなります。
ストレスはニキビなどの肌トラブルの原因になるだけでなく、心身の健康にも多大な影響を与えるため、ストレスを溜めないこと、ストレスを積極的に発散することが大切です。
対策
ストレスを発散するためには、好きな趣味や運動に没頭できる時間を作ることがおすすめです。平日の夜や休日に好きなことを楽しむ時間を予定に組み込んでおくと、日々の生活にメリハリができ、ストレスを発散しやすくなります。
映画鑑賞やカラオケ、散歩、ゲーム、ショッピングなど、楽しいと思える予定をスケジュールに入れておきましょう。家族や友人と団らんしながら食事を楽しむもの良いストレス発散になります。
上記で解説した通り、背中ニキビの原因はいくつも考えられます。原因は1つとは限らず、複数の原因が複雑にからみ合う場合も多いため、セルフケアでの改善を難しくさせているケースがほとんどです。
なかなか治らない背中ニキビでお悩みの方は、美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。最新の美肌治療なら、肌質を根本から改善し、ニキビの再発を防ぐことも可能です。次に、フェミークリニックがおすすめするニキビ治療メニューをご紹介します。
背中ニキビの治療法
美容皮膚科フェミークリニックがおすすめする背中ニキビ治療をご紹介します。より効果的な組み合わせ治療もご提案が可能ですので、詳しくは無料カウンセリングにてご相談ください。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、肌の新陳代謝「ターンオーバー」を整える治療です。古い角質や汚れを剥離し、薬剤の効果によってニキビの予防と改善が期待できます。
ミラノリピール
ミラノリピールは、TCA(トリクロロ酢酸)を核としたピーリング剤です。TCAを含むピーリング剤は肌の表皮だけでなく、真皮層まで浸透。余分な角質の除去によってくすみやザラつき、ニキビを改善する作用に加えて、ターンオーバーの促進作用や、加齢によって失われたハリ・ツヤを取り戻すことも期待できます。
光線治療
光線治療は、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌し、ニキビの炎症を鎮静化させる治療法です。皮脂腺に刺激を与えることで、皮脂分泌を抑える効果もあるため、ニキビの再発を防ぐ効果も期待できます。
フォトSR(AC)
フォトSR(AC)は、アクネ菌を殺菌する赤い色の光と炎症を鎮静化する青色の光を照射することで、ニキビを改善する治療法です。ニキビができやすい肌質が改善され、ニキビの再発を防ぐこともできます。
イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)
重度のニキビを改善する飲むニキビ治療薬です。ニキビの炎症と皮脂の分泌を抑える効果があります。美容皮膚科フェミークリニックでは、他にも多彩な内服薬・外用薬・コスメをご用意しています。
背中脱毛
背中ニキビでお悩みの方は、ぜひ背中脱毛をご検討ください。背中の産毛を永久脱毛することで、毛穴の開きや皮脂の詰まりが改善され、ニキビの発生・悪化を防ぐことが期待できます。
背中ニキビのよくある質問
背中ニキビに関するよくある質問をまとめました。
- 背中ニキビができる原因は何ですか?
- 背中ニキビの主な原因は、毛穴に皮脂が詰まることです。ただし、毛穴に皮脂が詰まる原因はいくつも考えられ、原因は1つとは限りません。詳しくは本記事で解説しておりますので、ぜひ参考になさってください。
- 背中ニキビを予防するにはどうすれば良いですか?
- 背中ニキビを予防するには、背中を清潔に保ち、生活習慣の改善やストレス発散、紫外線対策や保湿を行うことが大切です。それでも背中ニキビが改善されない場合は、美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。
- 背中ニキビは治りますか?
- 早めに治療を始めれば、ニキビはより効果的な改善が期待できます。美容皮膚科フェミークリニックでは、多彩な美肌治療メニューをご用意し、患者さまの症状や肌質にあわせて最適な組み合わせ治療をご提案させていただきます。詳しくは無料カウンセリングにてご相談ください。
【まとめ】背中ニキビでお悩みならフェミークリニックへご相談を
今回は、背中ニキビの原因を詳しく解説しました。
背中ニキビの原因にはさまざまなものが考えられ、原因は1つとは限らず、複数の原因が複雑にからみ合う場合も多いです。そのため、背中ニキビはセルフケアでの改善が難しく、誤ったケアでニキビが悪化する可能性もあります。
なかなか治らない背中ニキビでお悩みの方は、美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。無料カウンセリングでは、患者さまの症状や肌質を美肌の専門医が詳しく診断したうえで、最適な治療の組み合わせを無料でご提案いたします。ニキビは悪化するとますます治りにくくなるため、どうぞお早めにフェミークリニック(東京・大阪)までご相談ください。