イソトレチノインは重度のニキビにも効果的な内服薬です。一定期間の服用を続けることで、イソトレチノインをやめたあとも、ニキビができにくい状態を目指せます。繰り返し再発するニキビでお悩みの方は、ニキビ治療症例数21万件以上の美容皮膚科フェミークリニックへご相談ください。
この記事では、イソトレチノインの効果や注意点について詳しく解説します。
目次
イソトレチノインはやめた後どうなる?

イソトレチノインをやめた後も、皮脂腺が縮小した状態が長く続きます。そのため、重度のニキビも鎮静化した状態が続き、ニキビが再発しにくくなります。
ただし、イソトレチノインは医師の指導に従って正しく服用することが大切です。一般的には、4~6か月の継続的な服用が必要で、症状によっては休薬期間を設けたのちに、さらに服用を続ける場合もあります。
イソトレチノインは自己判断で服用する量を増減したり、途中でやめたりすると、十分な皮脂腺の縮小が行われず、ニキビが再発しやすくなる可能性があります。また、イソトレチノインには強い副作用が現れる可能性もあるため、必ず医師の処方に従って正しく服用を続けてください。
イソトレチノインの服用期間が終わるころには、皮脂腺の収縮効果によってニキビが再発しにくい肌質へと変わっていきます。赤みや腫れも落ち着き、ニキビ跡に発展することを防げます。イソトレチノインの効果はやめた後も長く持続しますが、より効果的なニキビ改善を目指すためには、生活習慣の改善やストレス発散、正しいスキンケアを続けていくことも大切です。
イソトレチノインをやめた後にニキビを再発させないためには?

イソトレチノインをやめた後にニキビを再発させないためには、体重1kgあたり120mg以上になるまで服用を続ける必要があるとされています。例えば、体重50kgの方であれば
50×120=6000mg
1日20mgを服用する場合、約300日(10か月)の服用が必要となります。ただし、これはあくまでも目安であり、患者さまの肌質や体質によって服用期間が変わる可能性があります。服用するイソトレチノインの量や服用期間は医師が診察して決定しますので、その指示に従って治療を続けていきましょう。ニキビの再発をしっかりと防ぐためには、医師の処方通りにイソトレチノインを飲み続けることが大切です。
なかなか治らないニキビでお悩みの場合は?

難治性のニキビに高い効果を発揮するイソトレチノインですが、患者さまの肌質や体質によっては治療後もニキビが再発する場合もあります。ニキビの原因はとても複雑なだけでなく、複数の原因が複雑にからみ合っている場合も多いためです。イソトレチノインには皮脂腺を縮小する効果がありますが、ニキビの原因にはホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れ、ストレス、生まれつきの肌質なども影響するため、イソトレチノインだけではニキビが治りにくい場合も。
ニキビの悪化と再発を徹底的に防ぎたい場合は、美容皮膚科フェミークリニックのニキビ改善プログラムをお試しください。
2003年の開業以来、ニキビ治療症例数21万件以上の経験を積み重ねてきた美容皮膚科フェミークリニックでは、イソトレチノインと最新のニキビ治療メニューを組み合わせ、患者さまごとに最適な治療プランをオーダーメイド感覚でご提案することが可能です。
内服薬による治療だけでなく、ケミカルピーリングや光線治療などによって肌のターンオーバーを促し、肌質を根本的に改善することが可能です。さらに、外用薬やドクターズコスメを組み合わせれば、肌の乾燥を防ぎ、皮脂分泌を適正な状態にコントロールしやすくなります。
治りにくいニキビに有効な手立てが打てないままでいると、凸凹したクレーター状のニキビ跡に発展する可能性があります。クレーター状のニキビ跡の治療は、さらに改善が難しくなっていきますので、ニキビはできるだけ早く専門的な治療で鎮静化させることをおすすめします。
フェミークリニック(東京・大阪)では、ニキビでお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。イソトレチノインをやめた後もニキビのできにくい肌質を目指したい方は、どうぞお気軽にご来院ください。
患者さまお一人おひとりで異なるニキビの症状や肌質を、美肌の専門医がしっかりと診断させていただき、最適な治療プランを無料でご提案させていただきます。
イソトレチノインをやめた後も継続すべき対策

皮脂腺を収縮させ、ニキビの再発を防ぐイソトレチノインですが、治療の効果を最大限に発揮するためには、以下の対策も継続して行うことをおすすめします。
● 正しいスキンケア
● 紫外線対策と保湿の徹底
● 食生活の改善
● 十分な睡眠時間の確保
● 適度な運動の習慣化
● ストレスの発散
● 過度な喫煙や飲酒を控える
それぞれを解説します。
正しいスキンケア
イソトレチノインの服用中だけでなく、やめた後も正しいスキンケアは継続していきましょう。ニキビの悪化や再発を防ぐためには、皮脂分泌のコントロールだけでなく、古い角質や毛穴の詰まり、メイク汚れなどをしっかりと洗い落とす必要があります。
ただし、洗顔のし過ぎは肌を乾燥させたり、肌を傷めたりする可能性があります。洗顔は朝晩の1日2回、ごしごしと強い力で洗わず、ホイップした泡の洗浄力でやさしく洗い流しましょう。洗浄力のマイルドな弱酸性の洗顔料がおすすめ。洗浄力の強い製品やスクラブ入りのものは避けてください。
また、冷たい水や熱いお湯はNG。洗顔の際はぬるま湯を使うことで、肌への刺激を抑え、乾燥を防ぎやすくなります。また、毛穴の汚れも落としやすくなり、ニキビの予防・改善が期待できます。
洗顔後にタオルでごしごしするのもNG。清潔なタオルに水分を吸収させ、自然乾燥せずにすぐに化粧水やクリームで保湿を行ってください。
紫外線対策と保湿の徹底

イソトレチノインをやめた後も、縮小した皮脂腺の影響で肌が乾燥しやすく、紫外線によるダメージを受けやすい状態が続きます。肌が乾燥すると皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。イソトレチノインの服用中だけでなく、やめた後も紫外線対策と保湿を徹底することが大切です。
晴れた夏の日だけでなく、曇りの日や冬の日でも紫外線は降り注いでいます。日焼け止めは年間を通じて使用しましょう。日傘や帽子、サングラスなどで紫外線をブロックすることも大切。日陰を選んで歩く、窓際に近寄らない、日中の外出はできるだけ避けるなどの対策も有効です。
保湿は1日2回の洗顔後にたっぷりと行いましょう。化粧水の後は、必ず保湿クリームも使い、潤いを肌に閉じ込めましょう。弱酸性の肌への刺激がマイルドな製品がおすすめ。
ご自分にあったスキンケア製品がわからずにお悩みの場合も、美容皮膚科フェミークリニックにぜひご相談ください。市販品よりも有効成分の含有量が多いアイテムや、医療用の成分を含む医療機関専売のアイテムも多数ご用意。美肌の専門医が、あなたに最適なスキンケア製品の組み合わせをご提案いたします。
食生活の改善
イソトレチノインをやめた後も、食生活の改善は継続していきましょう。脂っこいものや甘いものは皮脂分泌を増やし、ニキビの原因になります。インスタント食品や揚げ物、脂身の多い肉、甘いジュースやお菓子はできるだけ控え、野菜や果物を積極的に食べましょう。
自炊が難しい場合でも、サラダや小鉢、トッピングを追加することで、栄養バランスを整えやすくなります。よく噛んでゆっくり食べれば、胃腸の調子も整って健康的な肌づくりをサポートできます。
十分な睡眠時間の確保

イソトレチノインをやめた後も、1日7時間以上の睡眠時間を確保し、寝不足にならないように注意しましょう。寝不足は自律神経の働きを弱めたり、ホルモンバランスの乱れの原因になり、肌のターンオーバーが衰えてニキビを悪化させる可能性が高まります。
寝る時間と起きる時間を決め、規則正しい生活を送ることが大切です。しっかりと眠ることができると、肌の老化予防やストレス発散効果も期待できます。
適度な運動の習慣化
イソトレチノインをやめた後も、1日30分以上の有酸素運動を継続していきましょう。ウォーキングやジョギング、体操などの手軽で挫折しにくいメニューがおすすめ。運動する時間が取れない場合でも、通勤や買い物の際に1駅歩いたり、階段を使って移動したりすると運動量が増やせます。
スクワットやストレッチなら、その場で数秒で始めることもできます。運動をすることで全身の血流が促進され、肌の調子も整いやすくなります。ストレス発散や睡眠の質向上などの効果も期待できるため、適度な運動の習慣化を続けていきましょう。
ストレスの発散

イソトレチノインをやめた後も、ストレスの発散を心がけましょう。ストレスは皮脂の分泌を増やし、ニキビを悪化させる原因になります。また、肌のターンオーバーの乱れやニキビの赤みの原因にもなるため、ストレスを溜めないこと、ストレスを積極的に発散していくことが大切です。
ストレスを発散するためには、平日の夜や休日に好きな趣味や運動を楽しむ時間を作りましょう。映画鑑賞やカラオケ、ジョギング、散歩、買い物、読書、料理など、自分がリラックスして楽しめるものなら何でもOK。家族や友人と団らんしながら食事を楽しむのも、ストレスの効果的な発散が期待できます。
過度な喫煙や飲酒を控える
イソトレチノインをやめた後も、過度な喫煙や飲酒は控えましょう。喫煙はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を高め、皮脂分泌を増やし、ニキビを悪化させる可能性が高まります。また、アルコールは肝機能の働きを弱め、ターンオーバーが低下することで肌の老化を加速させる可能性があります。
完全な禁煙や禁酒が難しい場合でも、喫煙本数を減らしたり、休肝日を設けたりすることをおすすめします。過度な喫煙や飲酒を控えることで、ニキビだけでなく、シミやしわ、たるみ、黒ずみなどの予防や改善も期待できます。
イソトレチノイン治療終了後におすすめのニキビ治療

イソトレチノインでの治療が終わったあとに、さらにおすすめのニキビ治療メニューをご紹介します。
ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って肌表面の古い角質や皮脂汚れ、毛穴の詰まりを取り除き、肌のターンオーバーを高めることでニキビを改善する治療法です。イソトレチノインの皮脂抑制効果と相乗的に作用することで、さらに高い効果が期待できます。
美容皮膚科フェミークリニックでは、サリチル酸マクロゴール、グリコール酸、乳酸の中から、患者さまの肌質や症状にあった最適な薬剤を選定して治療を行います。ニキビはもちろん、ニキビ跡や毛穴の開き、黒ずみ、シミ、くすみなどの改善も期待できるおすすめの美肌治療です。
光線治療

光線治療は、アクネ菌を殺菌する強力な光を肌に照射する治療法です。この光線にはニキビの炎症を抑える効果や皮脂分泌を抑制する効果、肌のターンオーバーを整える効果などがあるため、イソトレチノインの皮脂腺収縮と相乗的に作用し、ニキビをより効果的に改善できます。
イソトレチノインをやめた後も定期的に光線治療を行うことで、ニキビの再発をより強力に抑えることも可能です。痛みやダウンタイムはほとんどありませんので、針や薬剤を使ったニキビ治療が苦手な方にもおすすめの治療法となります。
ダーマペン

ダーマペンは、微細な針で肌に無数の穴を開け、その傷から回復する際の創傷治癒力を高めることで、凸凹したニキビ跡を改善する治療法です。ダーマペンによって傷つけられた肌は、その傷を治そうとしてコラーゲンやエラスチンを大量に生成します。これにより肌のハリや弾力が回復し、凹んでしまったニキビ跡が改善されていきます。
イソトレチノインをやめた後も、ニキビ跡の凹みは残り続ける場合があります。しかし、イソトレチノインでニキビの再発を防ぎ、その後にダーマペンでニキビ跡の凹みを治療すれば、より効果的な美肌改善効果が期待できます。
ポテンツァ

ポテンツァは、微細な針で肌に穴を開けて創傷治癒力を高めつつ、肌に開けた穴から薬剤を浸透させ、さらに高周波で肌の内部を熱で刺激することで、赤みやクレーターが残るニキビ跡を改善する治療法です。
イソトレチノインをやめた後もポテンツァによる治療を継続的に行えば、赤みやクレーターが目立ちにくい状態を目指せます。ポテンツァにはさまざまな薬剤をご用意していますので、シミやしわ、毛穴の開き、酒さ(赤ら顔)でお悩みの方にもおすすめの治療法です。
ゼオスキンヘルス

ゼオスキンヘルスは、アメリカの皮膚科医ドクターオバジが開発した医療専売のスキンケアプログラムです。市販品よりも有効成分の配合量が多いアイテムや、医療用の成分を含むアイテムもあるため、一般的なスキンケア製品よりも高い美肌改善効果が期待できます。
イソトレチノインをやめた後もゼオスキンヘルスで継続的にスキンケアを行うことで、ニキビの再発をより効果的に予防できます。
美容皮膚科フェミークリニックでは、美肌の専門医が患者さまの肌質や症状を診断した上で、最適なアイテムの組み合わせを個別にご提案させていただきます。ご自身にあったスキンケアアイテムが見つからずにお悩みの患者さまは、美容皮膚科フェミークリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。
イソトレチノインの注意点

高いニキビ改善効果が期待できるイソトレチノインですが、服用に際して注意すべき点も多くあります。主な注意点は以下の3つです。
● 妊娠中の方、妊活中の方、授乳中の方は服用できない
● 医師の処方を受けて正しく服用を続ける
● 長期で治療が必要な場合は2か月間の休薬期間を設ける
それぞれを解説します。
妊娠中の方、妊活中の方、授乳中の方は服用できない
イソトレチノインは、流産したり胎児に奇形が生じたりするリスクがあります。そのため、妊娠中の方はイソトレチノインを服用することはできません。また、母乳を経由して乳児に副作用が起きるリスクもあるため、授乳中の方も服用することはできません。
妊娠の可能性のある方、妊活中の方も服用はできません。女性は投与中と投与後3か月の避妊、男性は投与中と投与後1か月の避妊が必要となります。
医師の処方を受けて正しく服用を続ける

イソトレチノインは、必ず医師の処方を受け、正しく服用してください。途中で服用をやめたり、服用する量を増減したりすると、本来の効果が発揮できなくなります。食後に1日1カプセルという指示であれば、その通りに服用することが大切です。1日おきに服用したり、飲み忘れた分を多めに飲んだりしても、本来の効果は発揮できません。
なお、ネット通販や個人輸入などでイソトレチノインを入手して服用することは、大変危険ですので絶対におやめください。偽物を購入したり、強い副作用が現れたりするリスクがあるからです。
また、イソトレチノインは、精神疾患や心疾患のある方は服用できません。また、肝機能障害や高コレステロール、ビタミンA過剰症の方も服用できません。心身に不調がある場合、イソトレチノインによって症状が悪化する可能性があります。心身に不調を抱えている場合は、医師に必ずご相談ください。
長期で治療が必要な場合は2か月間の休薬期間を設ける
イソトレチノインの治療期間は4~6か月(1クール)が目安となります。しかし、ニキビの症状が治まらない時は治療を継続(2クール目)する場合があります。ただし、最低でも2か月間の休薬期間が必要となります。
休薬期間中はイソトレチノインを服用することはできません。休薬期間を自己判断で短縮した場合、強い副作用が現れる可能性があります。イソトレチノインの治療期間は医師が判断しますので、1クール目でニキビが完治しない場合は医師にご相談ください。
イソトレチノインのよくある質問

イソトレチノインに関するよくある質問をまとめました。
- イソトレチノインをやめた後はどうなりますか?
- イソトレチノインをやめた後も、皮脂腺が縮小した状態が長く続きます。ただし、効果を長く持続させるためには、医師の処方に従って正しく服用することが大切です。
服用を途中でやめたり、処方内容を守らなかったりすると、十分な効果が発揮できなくなる可能性があります。
- イソトレチノインをやめた後にニキビが再発することもありますか?
- 患者さまの肌質や体質によっては、イソトレチノインをやめた後もニキビが再発する可能性はあります。ニキビが再発した場合は、イソトレチノインによる治療を継続したり、他のニキビ治療を併用したりすることで、ニキビの鎮静化を図っていきます。
また、正しいスキンケアや生活習慣の改善、ストレス発散などに取り組んでいくことも、ニキビを予防するためには大切です。
- イソトレチノインは危険ですか?
- 医師の処方に従っていれば、重篤な副作用が発生するリスクは小さいです。ただし、イソトレチノインには、肌や粘膜の乾燥、肝機能障害、抑うつ症状、胎児の奇形などのリスクがあります。ネット通販や個人輸入などで入手して服用することは、大変危険ですので絶対におやめください。
美容皮膚科フェミークリニックでは、美肌の専門医が患者さまお一人おひとりの症状を診断した上で、イソトレチノインの処方を行っております。詳しくは無料カウンセリングにてご相談ください。
【まとめ】イソトレチノインによるニキビ治療はフェミークリニックへご相談を

今回は、イソトレチノインをやめた後について解説しました。
難治性のニキビ治療薬の有効成分であるイソトレチノインは、皮脂腺を縮小する効果によって皮脂分泌を抑制し、ニキビの悪化や再発を防ぐことができます。医師の処方に従って正しく服用を続ければ、なかなか治らないニキビも大幅な改善が期待できます。
ただし、患者さまの肌質や体質によっては、イソトレチノインをやめた後もニキビが再発してしまう可能性もあります。ニキビの再発を防ぐためには、他のニキビ治療を並行して行ったり、生活習慣の改善などに取り組んだりしていきましょう。
なかなか治らないニキビでお悩みの方は、美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。2003年の開業以来、ニキビ治療症例数21万件以上の実績を積み重ねているため、治りにくいニキビやニキビ跡も目立ちにくい状態を目指せます。
フェミークリニック(東京・大阪)では、ニキビでお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。