『マッサージピールって最近聞くけど何がいいの?』
『マッサージピールで後悔することはある?』

マッサージピール(コラーゲンピール)は、真皮層にアプローチするピーリング治療で、美肌に欠かせないコラーゲンやエラスチンなどの成分を増生する効果があります。
ピーリング治療に起こりがちな皮むけや施術の刺激を抑えながら、肌のハリ・弾力の向上、毛穴の引き締め、美白など様々な効果が期待できる治療です。
しかし比較的新しいピーリング治療であるため、後悔や失敗がないか心配になる方がいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、2003年の開業以来、美肌治療実績20年以上の美容皮膚科フェミークリニックが、マッサージピール(コラーゲンピール)について詳しく解説していきます。

この記事を読めば、マッサージピールの効果と、後悔しない適切な治療がわかります。

マッサージピール(コラーゲンピール)はどんな治療?

コラーゲンの生成を促進するピーリング

マッサージピールは、強力なピーリング作用のある成分トリクロロ酢酸(TCA)を含む薬剤「PRX-T33」を、マッサージするように優しくお肌に塗り込んでいくピーリング治療です。コラーゲン生成を促進する効果が高く、そのため「コラーゲンピール」とも称されます。

TCAが真皮に浸透することで、肌の奥からコラーゲンなどの美肌成分の増生、肌のターンオーバーの改善が期待でき、肌のハリや弾力のアップ、毛穴が引き締まる効果も見込まれます。また、メラニンの生成を抑えてシミやくすみを改善する美白効果も期待できます。

さらにマッサージピールは従来のピーリングに比べて剥離作用や刺激が抑えられているため、そういう意味では後悔が少ないピーリング治療といえます。

マッサージピールならではの特徴

マッサージピールの従来のピーリング治療との違いは以下の通りです。

● 皮膚が剥離しにくい新しいピーリング
● 施術直後から効果が期待できる
● 施術の痛み、ダウンタイムが少ない

それぞれ詳しく説明します。

皮膚が剥離しにくい新しいピーリング

コラーゲンピール(マッサージピール)

マッサージピール(コラーゲンピール)の大きな特徴は、強力なピーリング成分「トリクロロ酢酸(TCA)」を含むピーリングでありながら、独自処方された過酸化水素の働きでフロスティング作用(皮フの剥離作用)を抑えられていることです。
使用する薬剤「PRX-T33」はイタリアで10年以上の臨床研究を重ねて開発され、国際特許も取得しています。

施術直後から効果が期待できる

施術直後から効果が期待できる

マッサージピール(コラーゲンピール)は、施術直後から効果を実感できる即効性の高い治療です。

薬剤が素早く浸透し、真皮層に水分が形成されることで、お肌にハリを感じる保湿効果、それに伴う乾燥小じわの改善効果が早い段階から期待できます。

さらに施術回数を重ねることで、コラーゲンの増生やターンオーバーの促進、メラニン抑制効果が作用し、毛穴の縮小やキメ改善、シミ・くすみの改善も実感できるようになります。

施術の痛み、ダウンタイムが少ない

施術の痛み、ダウンタイムが少ない

施術中の痛みやダウンタイムが少ないのも、マッサージピール(コラーゲンピール)ならではの特徴です。ケミカルピーリングなどの他のピーリングと比較すると、ピリピリとした刺激を多少感じる程度に抑えられています。

そのため、多くの患者さまが快適に施術を受けることができます。

また従来のピーリングでは避けることができなかった皮むけや炎症、肌荒れを最小限に抑える作用があるため、施術後のダウンタイムが非常に短く、施術当日にメイクをしてお帰りいただけるほどです。

マッサージピールで期待できる美肌効果

マッサージピール(コラーゲンピール)は、真皮層の線維芽細胞を活性化させ、美肌に欠かせないコラーゲンやエラスチンの増生を助けるピーリング治療です。
そのため、様々な美肌効果が期待できます。

肌のハリ・弾力の向上 コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力が向上します。
毛穴の引き締め 皮膚の真皮層に作用し、毛穴を引き締め、肌を滑らかにします。
シミ・くすみの改善 メラニン生成の抑制や、肌のターンオーバーの促進により、シミやくすみが改善されます。
乾燥・小じわの解消 肌の保湿力が向上し、乾燥や小じわが減少します。
美白効果 コウジ酸の作用により、肌が明るく透明感のある美白肌へと導かれます。
炎症の抑制・肌荒れの改善 過酸化水素の抗炎症作用により、肌の炎症や肌荒れが抑制され、健康な肌状態へと回復します。

マッサージピールの有効成分

マッサージピール(コラーゲンピール)の薬剤「PRX-T33」に含まれる有効成分とその働きは以下の通りです。

高濃度トリクロロ酢酸(TCA)

トリクロロ酢酸(TCA)は、皮膚の表皮ではターンオーバーを促進し、真皮層では線維芽細胞の活性化とコラーゲンの増生を促進します。肌の深い部分まで浸透して効果を発揮するため、真皮層にダメージを負ったニキビ跡のクレーター治療にも使用されてきました。

しかしTCAは効果が高い反面、強い剥離作用と炎症作用があるため、一般的なTCAピーリングでは、強い皮膚剥離作用による炎症からくる赤みやかさぶた、黒ずみなどのダウンタイムが避けられないのが問題でした。

マッサージピールは、過酸化水素を併用することで、高濃度TCAでも皮膚剥離を防ぐことに成功。TCAによるコラーゲン増生の効果はそのまま、剥離作用や炎症作用を大幅に抑え、ダウンタイムも限りなく短くなっています。

過酸化水素(H₂O₂)

過酸化水素は、表皮においてはTCAの強力な剥離作用から表皮を保護する効果があります。この独自配合は国際特許として効果が認められています。

また過酸化水素の働きはそれだけではなく、真皮においては炎症反応の抑制、コラーゲンの増生、そして真皮基質の再構築の促進といった、美肌サポート効果もあります。

コウジ酸(5%)

マッサージピールに含まれるコウジ酸は、メラニン生成や活性酸素の抑制効果があり、シミやくすみの改善をもたらします。

ピーリングで肌を滑らかに整えながらも、透明感のある美白肌を目指したい方にとって心強い成分です。

マッサージピールで後悔することはある?(副作用・デメリット)

マッサージピールで後悔することはある?(副作用・デメリット)

マッサージピール(コラーゲンピール)は刺激が少ない優れたピーリング治療であると解説してきましたが、後悔することが絶対にないとは、残念ながら言い切れません。

薬剤で肌に強力な作用をもたらす分、副作用やデメリットも存在するためです。それを知らずに、また正しい説明をしてもらえないまま施術を受けることで「やらなければよかった」と後悔につながる可能性はあります。

そこで、マッサージピール(コラーゲンピール)で起こり得る副作用やデメリットについて解説します。

個人の肌質やお肌の状態によって避けられるケースもあるため、必ず経験豊富な美容皮膚科の専門医の診察を受けた上で施術を受けましょう。

施術中の火照りやピリピリとした刺激が気になった

マッサージピール(コラーゲンピール)は一般的なケミカルピーリングに比べて施術の刺激がマイルドなピーリング治療です。

しかしTCAを使用するため、全くの無痛というわけではなく、多少の火照りやピリピリとした刺激を感じることがあります。

施術を受ける前に、刺激の感じ方に個人差があることや、肌のコンディションや手技によって痛みが変わることを理解しておくことが大切です。

施術中にもし刺激が強すぎる場合や、耐えられないと感じた場合は、施術者に伝えることで、塗布時間を調整したり、マッサージの圧を調節したりすることで、症状を和らげられる可能性あります。

術後、一時的な赤みや皮むけ・乾燥が起きた

マッサージピール(コラーゲンピール)は、施術後の皮膚の剥離が少ないピーリング治療であることを説明してきましたが、まれに赤みや皮むけが見られることもあります。特に目元や口元など、顔の中でも皮膚の薄い部位では、剥離作用による赤みや皮むけが生じることがあります。しかし多くの場合一時的なものであり、心配はそれほど必要ありません。

また、肌の乾燥は施術後によく見られる症状の一つであり、十分な保湿を行うことが大切です。保湿は肌に水分を与えるだけでなく、肌のバリア機能を高めるのにも役立ちます。特にピーリング施術後は、肌がデリケートな状態になるため、保湿アイテムを使って念入りにケアを行いましょう。

肌質によっては炎症や肌荒れが起きてしまう

敏感肌の方やアレルギー体質の人は施術により炎症や肌荒れが生じる可能性があります。

心配な方は施術前のカウンセリングや診察でマッサージピールを受けても大丈夫か専門家にしっかり相談しましょう。

また、説明された皮むけや赤みを超えて肌が荒れているように感じた場合は、自己判断せず、できるだけ早く施術を受けたクリニックに相談しましょう。

やりすぎて“ビニール肌”になってしまった

マッサージピールやケミカルピーリングを行う際、施術を短期間に何度も繰り返してしまうと、通称「ビニール肌」と呼ばれる繊細な状態になることがあります。

ビニール肌は医療用語ではないのですが、お手入れのやりすぎで角質が薄くなり、キメがなく、ツヤというよりテカテカしたような不自然な肌になった状態のことを指します。

この状態になると肌は乾燥しやすくなり、目元やその他の皮膚も含めて赤みが出たり、外的刺激や紫外線に対して非常に敏感になる場合があります。

ピーリングは医師の指示に基づく適切な回数、間隔で行うようにしましょう。

肝斑が悪化した

肝斑とは、特に30代以降の頬骨のあたりに左右対称に現れるシミの一種であり、摩擦によって悪化するという特徴があります。

マッサージピールにはシミ改善効果がありますが、肝斑だけはマッサージの刺激によって逆に悪化してしまう可能性があります。

そのため、肝斑があるお肌にマッサージピールを行う際は、肝斑の有無をしっかり見極め、肝斑部分の施術は力加減に細心の注意を払う必要があります。

マッサージピールの施術回数・頻度の目安

マッサージピールの施術は、基本的には2〜3週間に1回の頻度で5回を1クールとして受けていただくことが推奨されています。施術を定期的に続けることで徐々に肌質が向上していきます。

この期間中に肌の変化を観察しながら、必要に応じて調整することで、より効果的な結果を得ることが期待できます。

1クール終了後は、肌状態を維持するために1〜2ヶ月に1回程度のメンテナンス施術を行うと良いとされています。これにより、肌のハリやツヤを保てるだけでなく、深刻な肌トラブルの予防にも繋がります。

過剰な頻度で施術を行うと、逆に肌に負担をかける恐れがあるため、適切な間隔が求められます。肌の反応を観察し、目安となる回数や頻度を守りながら、長期的に健康的な肌を保つことを目指しましょう。

【マッサージピール×ダーマペン4】ベルベットスキンで効果UP!

ダーマペン

ベルベットスキン(ヴェルヴェットスキン)は、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた人気の美肌治療です。

ダーマペンは、肌表面に無数の微細な針(マイクロニードル)を刺して刺激を与えることで、創傷治癒効果を利用して美肌に導く治療です。そこにマッサージピールを塗り込むことで、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分の増生効果が相乗して作用します。

通常、肌の深層にダメージがあるニキビ跡や肌のたるみ、毛穴の開きなどの悩みは長期間の治療が必要とされます。しかしベルベットスキンは少ない治療回数でも効果的に改善することができます。

フェミークリニックの公式YouTubeチャンネルでは、ベルベットスキンの施術について密着した動画をアップしていますのでぜひご覧ください。

マッサージピールとケミカルピーリングの違い

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、ピーリング治療の中でも代表的な治療で、肌の表面に働きかけ、古くなった角質などを除去する治療です。毛穴の詰まりを改善したり、ターンオーバーの促進といった効果が期待できます。毛穴詰まりによるニキビ肌の改善などにおすすめのピーリングです。

一方、マッサージピールはトリクロロ酢酸(TCA)を使用して、皮膚の深部にアプローチして内側から美肌効果を発揮するという違いがあります。

また、ケミカルピーリングは剥離型のピーリングであるため、術後にしばらく皮むけや赤みが続きます。その後、徐々にターンオーバーが促進され、健康なお肌へと入れ替わります。

マッサージピールは浸透型のピーリングで、施術後の皮むけや赤みなどのダウンタイムが少なく、施術直後からハリやツヤなどの効果を実感できます。

マッサージピールとミラノリピールとの違い

マッサージピールとミラノリピールとの違い

ミラノリピールはマッサージピール同様、高濃度トリクロロ酢酸(TCA)による美肌効果が期待できるピーリング治療です。

違いはTCAの濃度にあり、マッサージピールはTCA33%であるのに対し、ミラノリピールはTCA35%とさらに高濃度となっています。

ミラノリピールはTCAなどの刺激がある親水層を親油層が包み込む2相になっているため、TCAが高濃度であるにも関わらず肌への刺激(赤みや剥離)が抑えられています。また、ボディにも使用できるのもミラノリピールの特徴です。

TCAの濃度が高い分、ミラノリピールのほうが術後に実感する効果が高いと言われていますが、術後の皮むけや乾燥などの副作用がマッサージピールより出やすいことが多いです。

しかし、肌質や薬剤の相性によっても効果やお肌への影響は異なるので、その逆に感じる患者さまもいらっしゃいます。

なお、ミラノリピールにはコウジ酸は配合されていませんので、マッサージピールのような美白効果はありません。

ピーリング治療でお悩みならフェミークリニックの無料カウンセリングへ

美容皮膚科フェミークリニックでは、お肌のお悩にどんな治療が良いか迷われている方のために無料のカウンセリングを実施しています。

たくさんあるピーリング治療や、その他の治療のなかから、患者さまの肌質やお悩みに最も適したメニューを選ぶお手伝いを、経験豊富なスタッフがさせていただきます。

もちろん話を聞いたのち、改めておうちで検討いただいても結構です。ぜひお気軽にご予約ください。

マッサージピールを受けられない人

以下の条件に当てはまる方はマッサージピール(コラーゲンピール)を受けられない可能性があるため、医師にご相談ください。

・皮膚に炎症のある方、過度の敏感肌の方
・脂漏性皮膚炎がある方
・コウジ酸アレルギーがある方
・ラテックスアレルギーがある方
・皮疹又は、ヘルペス発疹が出ている方
・トレチノイン・ハイドロキノンを使用している方
・アルコール過敏症の方
・妊娠、授乳中の方
・ヘルペス治療中の方
・日光過敏症の方
・内服治療中の方

また、刺激に弱い目の周りなどの部位は肌の状態により治療を避ける場合があります。

マッサージピールについてよくあるご質問


マッサージピール(コラーゲンピール)で後悔しないようによくいただくご質問とその回答をまとめました。

マッサージピーリングのデメリット・副作用は?
マッサージピールには、ダウンタイムが少ないピーリング治療ですが、まれに皮むけや乾燥が生じることもあります。施術後は保湿や紫外線対策を徹底することが推奨されています。また、施術を受ける際には、肌状態を見極めてくれる信頼できるクリニックで行うことがリスクを減らすためには欠かせません。
コラーゲンピールをやり続けるとどうなりますか?
コラーゲンピールを継続的に受けることによって、肌のハリや弾力が向上してキメが整います。しかし実施頻度を誤ると肌トラブルが発生する場合があります。
フェミークリニックでは、お悩みを改善するための最初の治療は、「2〜3週間に一度×5回」を1クールとして受けることを推奨しています。
その後はお肌のメンテナンスとして1~2ヶ月に一度のペースで定期的に受けることで、ハリ・ツヤに満ちた透明感のあるお肌を継続することができます。
マッサーピールで肝斑が悪化することはないですか?
マッサージピール(コラーゲンピール)の成分は肌のトーンを整える作用を持っているため、適切に施術を行った場合、肝斑を改善する効果が期待されます。 ただし、肝斑は施術の摩擦によって悪化する可能性もあるため、肝斑の発生している箇所をよく見極めて力加減を調整することが求められます。 フェミークリニックは2003年の開院以来、肝斑を含めたシミ治療を15万件以上行って参りました。肝斑のあるお肌を見極め、適切な施術で透明感のあるお肌へ導きます。
マッサージピールが効果なしのケースはありますか?
マッサージピールは、ダウンタイムが少なく、施術後にお肌の保湿力がアップするため、ハリ・ツヤについては比較すぐに効果を実感できるピーリング治療です。
しかしコラーゲンの増生には時間がかかるため、肌の内側からの弾力アップや毛穴の引き締めなどの効果は、施術後すぐや一度の施術では効果がないように感じることがあると思います。
施術を繰り返すなかで徐々に真皮への作用が蓄積され、効果が現れてくるはずです。
もし繰り返し施術を受けてもまったく効果が見られない場合は、適切な評価と別の施術への切り替えが必要です。適切な判断ができるクリニックで施術を受けることが、効果的な結果を得るための第一歩です。
マッサージピールはセルフでもできますか?
TCA(トリクロロ酢酸)を含むマッサージピールは医療行為であり、医療機関でしか受けられません。もしセルフや医療機関以外のメニューでマッサージピールと銘打って売りにしているものあっても別物か、違法である可能性が高いです。効果を得られないばかりか肌トラブルにつながる可能性もあるので、大切なお肌に行うのは絶対にやめましょう。

【まとめ】後悔のないマッサージピールはフェミークリニックにご相談ください

今回は、表皮を剥離させずに美肌に導くピーリング治療「マッサージピール(コラーゲンピール)」について解説しました。

マッサージピールはコラーゲンなどの美肌成分を真皮に増生させることで美肌を作るピーリング治療です。

しかしTCA(トリクロロ酢酸)という強い作用の成分も含まれています。せっかくの施術を後悔することなく受けるためにも、また最大限の効果を実感するためにも、専門家のアドバイスをもとに安全に施術を進めることが重要です。

美容皮膚科フェミークリニックは、2003年の開業から積み重ねてきた美肌治療の実績があり、お肌の状態を見極めて、適切なマッサージピールを行います。

フェミークリニック(東京・大阪)では、肌トラブルでお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、まずは相談だけでもどうぞお気軽にご来院ください。