ほうれい線の消し方とは？原因と対策、しわ・たるみをリフトアップする治療法も解説

ほうれい線をできるだけキレイに消したい場合は、早めに医療機関のしわ・たるみ治療に切り替えることをおすすめします。ほうれい線ができる原因や仕組みは非常に複雑なため、セルフやエステで誤ったケアを行うと、かえって悪化する可能性があるからです。

今回は、ほうれい線の消し方と原因、対策について解説します。

ほうれい線の消し方とは？

ほうれい線の正しい消し方は、美容皮膚科などの医療機関で、早めにしわ・たるみ治療を行うことです。

ほうれい線の予防という観点では、保湿や紫外線対策、口周りの体操などが効果的な場合もあります。しかし、すでにできてしまったほうれい線をセルフケアやエステの施術で消そうとすることは、医療の観点からはあまりおすすめできません。なぜなら、口周りの皮膚はとてもデリケートであるため、誤ったケアを行うとかえって悪化する可能性があるからです。

例えば、口周りの体操やエステの施術をやりすぎてしまうと、口周りの皮膚が伸びてしまったり、しわの溝が深くなってしまったりして、かえってほうれい線が目立ちやすくなる可能性があります。また、保湿や紫外線対策は美肌を保つためにやっていただきたいケアですが、肌の内側や筋肉、骨格などにはアプローチできません。予防や悪化防止には効果的ですが、できてしまったほうれい線を消すことは難しいと考えられます。

ほうれい線の原因や仕組みはとても複雑なため、ほうれい線を治すには正しい医療の知識と技術が必要です。ほうれい線をできるだけキレイに消したい場合は、早めに美容皮膚科などの医療機関に相談することをおすすめします。

ほうれい線ができる仕組み

ほうれい線ができる仕組みは、加齢などの影響で肌を内側から支える力が弱まることで溝ができ、表情の動きなどで徐々に溝が深くなることです。肌は表皮や真皮、皮下組織という層に分かれています。また、肌の下には筋肉や骨があり、非常に複雑な構造で肌表面の滑らかさが保たれています。

しかし、肌を内側から支える力は年々衰えていきますので、徐々にしわができ、そのしわの溝が深くなることで、ほうれい線ができていきます。一度できてしまったほうれい線は自然に消えにくく、そのままにしておくとほうれい線の溝はますます深くなっていきます。ほうれい線の溝が深くなってしまうと、医療機関でも治すことが難しくなっていきます。そのため、ほうれい線をできるだけキレイに消したい場合は、早めにクリニック治療に切り替えることが大切です。

美容皮膚科フェミークリニックは、2003年の開業以来、多くの美肌治療の実績を積み重ねてきたため、しわやたるみの原因を正しく診断し、適切な治療法をご提案することが可能です。ほうれい線でお悩みの方は、フェミークリニック（東京・大阪）の無料カウンセリングにご来院ください。専門医が患者さまの肌質や症状を診断した上で、最適な治療プランを無料でご提案させていただきます。

フェミークリニックのほうれい線治療

美容皮膚科フェミークリニックでは、ほうれい線を治すための多彩な治療メニューをご用意しています。患者さまの肌質や症状、目指したいゴール、ご予算などに応じて、オーダーメイド感覚で治療を組み合わせることも可能です。詳しくは無料カウンセリングにてご相談ください。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、加齢やホルモンバランスの乱れによって減少したヒアルロン酸を肌の内側に直接注入して補う治療法です。ほうれい線が目立つ部分にヒアルロン酸を注入することで、内側から肌が持ち上がり、ほうれい線の溝が目立たなくなります。また、ヒアルロン酸によって肌の保湿力も回復するため、新たな小じわができるのを防ぐ効果も期待できます。

美容皮膚科フェミークリニックでは、安全性と持続性の高いヒアルロン酸製剤をご用意しています。患者さまの症状や肌質、ご要望に合わせて、アメリカ・アラガン社のジュビダームビスタ®、イタリア・IBSA社のプロファイロ、スウェーデンのガルデルマ社のレスチレン®の中から最適な薬剤をご提案させていただきます。

HIFU（ハイフ）

HIFU（ハイフ）は、「高密度焦点式超音波」を使って肌の内部に熱エネルギーを送り、肌組織を収縮させることでたるみをリフトアップする治療法です。皮下組織よりも下にある筋膜（SMAS層）にまで熱を届け、たるんだ組織を引き締めることができるので、しわやたるみの原因が根本から改善されます。

メスを使わずに肌をリフトアップすることができ、痛みやダウンタイムも最小限に抑えられます。熱の刺激でコラーゲン生成も促進されるので、肌のハリや弾力も回復できます。セルフケアやエステの施術では治らないほうれい線には、医療機関のHIFU（ハイフ）をぜひお試しください。

美容皮膚科フェミークリニックでは、コストパフォーマンスに優れたウルトラフォーマーⅢを渋谷院と大阪梅田院にご用意しています。

糸リフト（スレッドリフト）

糸リフト（スレッドリフト）は、医療用の糸を肌の内部に挿入し、肌を持ち上げてたるみを改善する治療法です。糸が挿入された刺激でコラーゲンやエラスチンの生成も促進されるので、肌のハリや弾力を回復する効果も期待できます。施術直後からリフトアップ効果を実感できる即効性も魅力です。

糸リフトで使用する糸は、時間の経過とともに体内で溶けるように開発された医療用の製品です。そのため、糸がいつまでも体内に残ってしまう心配はありません。ほうれい線に対する即効性が期待できる反面、施術の仕方によっては仕上がりに不自然さが残る場合があります。そのため、糸リフトの施術をする場合は、症例が豊富な信頼のできるクリニックを選ぶことが大切です。

コラーゲンピール

コラーゲンピールは、コラーゲン生成を促進する高濃度のトリクロロ酢酸（TCA）と低濃度の過酸化水素（H2O2）、美白効果のあるコウジ酸を主成分とした「PRX-T33」を使用したピーリング治療です。

コラーゲンピールによって肌の内側で美肌成分の生成が促進され、しわやたるみ、ほうれい線の改善が期待できます。また、シミやくすみ、妊娠線、ニキビ跡などの改善にも効果を発揮します。マッサージをしながらやさしく薬剤を浸透させるため、痛みやダウンタイムはほとんどありません。HIFU（ハイフ）や糸リフトなどの美容施術が苦手な方にも、おすすめのほうれい線治療となります。

ベルベットスキン【ダーマペン×コラーゲンピール】

ダーマペンは、極細の針で肌に無数の穴を開け、その傷が回復する際の創傷治癒力を刺激することで、コラーゲンやエラスチンなどの美肌成分の生成を促進する治療法です。また、線維芽細胞が刺激されることで、凹んだ肌を下から持ち上げる力も回復します。

美容皮膚科フェミークリニックでは、コラーゲンピールとダーマペンを組み合わせた「ベルベットスキン」のご提案も可能です。ほうれい線の溝を目立ちにくくしたい方は、フェミークリニック（東京・大阪）のベルベットスキンをぜひお試しください。

ACRS（再生医療）

ACRS（再生医療）は、患者さまの血液から抗炎症性サイトカインと成長因子を抽出し、それを再び肌の内部に注入する治療法です。これによりコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分の生成が促進され、肌のハリや弾力が回復します。また、肌の乾燥や炎症を改善する効果も期待できるため、新たなシミやしわを防ぐ効果も期待できます。

ACRS（再生医療）で使用する成分は患者さまの血液から抽出したものであるため、アレルギーや拒絶反応などの副作用が起こる心配はありません。ほうれい線や肌荒れ、くすみ、ニキビ跡などの肌トラブルで長年お悩みの方は、革新的な再生医療であるACRSをぜひお試しください。

ゼオスキンヘルス

ゼオスキンヘルスは、アメリカの皮膚科医ドクターオバジが開発した医療機関専売のスキンケアプログラムです。市販の化粧品よりも有効成分の配合量が多いアイテムや、医療用の成分を含むアイテムもラインナップされているので、ご自宅でもしっかりとしたエイジングケアが可能です。

ゼオスキンヘルスの中でも、肌の引き締め効果がある美容ジェル「ファーミングセラム」は、ほうれい線やたるみ、フェイスラインにアプローチできます。独自の複合成分ZCORE™を配合し、肌の表皮と真皮の間にある接合部のゆがみを防ぐことで、肌のハリや弾力を回復します。

ゼオスキンヘルスは、医師が患者さまの肌質や症状を診断した上で、最適なアイテムの組み合わせをご提案するドクターズコスメです。市販の化粧品の効果にご満足いただけていない方や、若々しい美肌をできるだけ長くキープしたいとお考えの方は、美容皮膚科フェミークリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。

ほうれい線の原因とは？

ほうれい線を悪化させないために、その原因も知っておきましょう。ほうれい線の主な原因は以下の7つです。

● 肌の弾力の低下
● 表情筋の衰え
● 脂肪の増減や骨やせ
● 肌の乾燥
● 紫外線
● 生活習慣の乱れ
● 姿勢の悪さ

それぞれを解説します。

肌の弾力の低下

1つ目のほうれい線の原因は、肌の弾力の低下です。

肌の内側にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの美肌成分が存在し、これらの成分によって肌のハリや弾力、潤いなどが保たれています。しかし、美肌成分は20代をピークに年々減少していくことがわかっていますので、徐々に肌のハリや弾力、潤いが低下し、しわやたるみ、ほうれい線の原因になっていきます。

特に女性の場合、出産や更年期、閉経などのタイミングで体内の女性ホルモンが急激に減少し、体内の美肌成分の生成も大きく減少していきます。市販の化粧品やエステの施術では減少した美肌成分を補うことは難しいため、ほうれい線をできるだけキレイに治したい場合は、早めにクリニック治療に切り替えることをおすすめします。

肌の弾力の低下には、ヒアルロン酸注射やコラーゲンピール、ACRS（再生医療）などの治療が効果的。美容皮膚科フェミークリニックは肌質を根本から改善することを目的としていますので、なかなか治らないほうれい線も大幅な改善が期待できます。

表情筋の衰え

2つ目のほうれい線の原因は、表情筋の衰えです。

顔にはいくつもの筋肉があり、それぞれが複雑に動くことで豊かな表情を作ることができます。しかし、加齢とともに表情筋の筋力が衰えたり、感情の起伏が減って無表情になる時間が増えたりすると、顔の皮膚や筋肉が重力で垂れ下がり、ほうれい線ができやすくなります。

表情筋は顔の筋力トレーニングである程度の回復は可能です。しかし、肌の弾力が低下した状態でトレーニングをしてしまうと、かえってほうれい線の溝が深くなってしまう場合があるため注意が必要です。

美容皮膚科フェミークリニックでは、ヒアルロン酸注射で肌の弾力を回復させ、HIFU（ハイフ）で筋膜を収縮させることで、ほうれい線の原因にしっかりとアプローチすることができます。詳しくはフェミークリニック（東京・大阪）の無料カウンセリングにてご相談ください。

脂肪の増減や骨やせ

3つ目のほうれい線の原因は、脂肪の増減や骨やせです。

太ることで顔に脂肪がつくと、その重みで顔の皮膚が垂れ下がり、ほうれい線を作る原因になります。逆に急激なダイエットや加齢による脂肪の減少、骨やせは、肌を下から支える力が弱くなることで、ほうれい線の原因になります。

太ったり痩せたりすることは、肌の衰えやしわ・たるみの原因になります。適正な体重にコントロールすることを心がけ、食事や運動の習慣を見直していきましょう。

適正な体重を知る方法は以下の通りです。

身長（m） × 身長（m）× 22 = 適正体重
例：1m60cmの方なら⇒1.6×1.6×22=56.32→ 56.32kg が適正体重となります

BMI値 = 体重（kg） ÷ （身長（m）×身長（m））
例：1m60cmで体重が45kgの方なら、45÷(1.6×1.6)=17.57 → BMI値は17.57になります

理想的なBMI値は22です。25以上は太りすぎ、18.5以下は痩せすぎとなります。

参考：日本医師会『自分の適正体重を知ろう』

肌の乾燥

4つ目のほうれい線の原因は、肌の乾燥です。

肌が乾燥すると、肌表面がごわついて弾力性が失われ、しわやほうれい線ができやすくなります。また、肌の乾燥はシミや黒ずみ、ニキビ、毛穴の開きなど、さまざまな肌トラブルの原因となるため注意が必要です。

肌を乾燥から守るためには、朝晩の洗顔後にしっかりと保湿を行いましょう。ごしごしと強い力で洗顔をすると肌が乾燥しやすくなるため、洗顔料をたっぷりとホイップしたら、泡の洗浄力を使ってやさしく洗ってください。洗顔後は自然乾燥せず、すぐにたっぷりの化粧水で保湿を行い、クリームや乳液で潤いを閉じ込めましょう。

ご自分の肌質にあった化粧水や乳液がわからない場合も、美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。市販品よりも高い保湿効果があるドクターズコスメがおすすめ。患者さまの肌質を診断した上で、最適なアイテムの組み合わせをご提案いたします。

紫外線

5つ目のほうれい線の原因は、紫外線です。

紫外線は肌の乾燥や老化、炎症など、さまざまなトラブルの原因です。紫外線のダメージは肌細胞を衰えさせ、肌のターンオーバーを低下させます。その結果、ほうれい線だけでなく、シミやくすみ、黒ずみ、ニキビ、毛穴の開きなど、美肌に大敵の症状を引き起こします。

夏の晴れた日だけでなく、曇りの日や冬の日でも紫外線は降り注いでいます。そのため、日焼け止めは年間を通じて使うことがおすすめ。日傘や帽子、サングラスなどで紫外線をブロックすることも大切です。窓際に近づかない、日中の外出はなるべく避ける、日陰を選んで歩くなどの対策も行うと良いでしょう。

紫外線を浴びてしまったと感じた時は、洗顔後にしっかりと保湿を行い、たっぷりのクリームや乳液で肌を休ませましょう。

生活習慣の乱れ

6つ目のほうれい線の原因は、生活習慣の乱れです。

食事、睡眠、運動といった基本的な生活習慣は、肌の弾力や潤いの維持に大きな影響を与えます。心身の健康にも多大な影響がありますので、生活習慣が乱れがちな方は少しずつ見直していきましょう。

食事

外食やインスタント食品、惣菜弁当、甘いジュースやお菓子などは、脂質や糖質が多くなりがちです。脂質や糖質の過多は、肌荒れや老化を加速させます。また、タンパク質やカルシウムも不足しがちになるため、筋肉や骨の衰えにも注意が必要です。

適正な体重を維持し、肌の健康を促進するためには、タンパク質やビタミン、食物繊維、カルシウムなどを多く含む食品を積極的に食べましょう。

タンパク質：肉、魚、卵、大豆、チーズ、牛乳など
ビタミン：野菜、果物、レバー、ウナギなど
食物繊維：海藻類、きのこ、ナッツ、納豆、玄米など

魚やチーズ、牛乳、海藻類、納豆、玄米などにはカルシウムも豊富に含まれます。自炊が難しい場合でも、サラダや小鉢、トッピングなどを追加して、栄養バランスを整えていきましょう。

睡眠

寝不足は自律神経の働きを弱め、血流の悪化やストレスの蓄積、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな症状を引き起こします。また、疲れが取れにくくなったり、食欲が低下するなど、心身のバランスも崩れがちに。眠っている間に分泌される成長ホルモンは、肌の健康維持に欠かせないホルモンです。寝不足は成長ホルモンの分泌を低下させるので、肌の老化やターンオーバーの低下に要注意。どんなに忙しくても、睡眠時間を削らないようにしましょう。

睡眠時間は1日7時間以上を確保し、寝不足にならないように生活のリズムを整えましょう。毎日同じ時間に寝起きすることが大切です。なかなか寝付けない人は、夜にぬるめのお湯にゆったりと入浴すると良いでしょう。朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びると体内時計が整って、生活のリズムが整いやすくなります。

運動

運動不足は、血流の悪化やホルモンバランスの乱れ、ストレスや疲れの蓄積、食欲不振、睡眠の質低下など、さまざまな影響を及ぼします。肌と心身の健康を促進するためにも、積極的に身体を動かす習慣を身に着けていきましょう。

運動不足を解消するためには、1日30分程度の有酸素運動をおすすめします。ウォーキングやジョギング、体操、ヨガなど、手軽で継続しやすい運動を日々の習慣に取り入れていきましょう。運動する時間が取れない場合でも、通勤や買い物の際に1駅歩いたり、階段を使って移動したりすると運動量を増やせます。

すぐにできることから少しずつ生活習慣の改善を行い、肌と心身の健康を維持していきましょう。

姿勢の悪さ

7つ目のほうれい線の原因は、姿勢の悪さです。

猫背や前かがみの姿勢は、顔の皮膚や筋肉が重力によって垂れ下がったり、身体の筋肉のバランスが崩れたりして、ほうれい線ができやすくなります。また、スマートフォンの見過ぎにも要注意。姿勢の悪さは、血流の悪化や肩こり、むくみなども引き起こしますので、できるだけ正しい姿勢を心がけましょう。

歩き姿勢や立ち姿勢では、あごを引いておなかを引っ込めるように意識してみましょう。座り姿勢では、背もたれに寄りかからず、深く座って背筋を伸ばすと正しい姿勢を保ちやすくなります。スマートフォンを見るときは、目線の高さまで画面を持っていき、前傾姿勢にならないように注意しましょう。

運動不足による筋力の低下は、姿勢を悪くする原因となります。適度な運動を習慣化することもおすすめです。

肌の保湿や生活習慣の改善、紫外線対策などを行ってもほうれい線が改善されない場合は、お早めに美容皮膚科フェミークリニックまでご相談ください。

ほうれい線のよくある質問

【まとめ】ほうれい線のお悩みはフェミークリニックへご相談を

今回は、ほうれい線の原因や治療法について解説しました。

ほうれい線の正しい消し方は、早めにクリニック治療に切り替えることです。マッサージや口周りの体操は、肌の弾力が低下しているとかえってほうれい線が悪化する可能性があるからです。できるだけキレイにほうれい線を消したい方は、美容皮膚科フェミークリニックの無料カウンセリングにてご相談ください。

フェミークリニック（東京・大阪）では、ほうれい線や肌トラブルでお悩みの方のために多彩な美肌治療をご用意しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご来院ください。