わきがの症状は、皮膚科で処方される飲み薬や外用薬など、一般的な薬による治療で一時的に抑えられる場合があります。
これらは汗の分泌を抑えたり、細菌の増殖を抑制したりすることで臭いを軽減する方法で、症状が軽度の場合には有効なケースもあります。
一方で、薬による治療は対症療法にとどまるため、効果の持続や改善度に物足りなさを感じる方も少なくありません。

Before画像 Before
After画像 After
治療内容 ミラドライ 1回
リスク・副作用 ・マイクロ波のエネルギーを患部に照射することこでおきる一時的な症状
疼痛、熱感、発赤、腫れ、皮下のしこり感や硬さ、内出血、感覚の違和感(しびれ)
・まれに起こる症状
水ぶくれや熱傷、感染、色素沈着または色素の脱失、瘢痕
費用目安 ¥330,000(税込)

この記事では、2003年の開業以来、美肌治療の実績を積み重ねてきた美容皮膚科フェミークリニックが、一般的な薬によるワキガ治療の考え方を解説したうえで、ミラドライやワキボトックスといった、より確実な改善を目指せる治療選択肢についてもわかりやすく紹介します。

目次

ワキガは薬で症状を抑えられる?根本治療の可否を解説

ワキガは薬で症状を抑えられる?根本治療の可否を解説

ワキガ治療で用いられる薬は、症状の原因を根本から治すものではなく、汗や臭いを一時的に抑える対症療法です。

薬を使用することで汗の分泌を抑制し、雑菌の繁殖を防ぐことで臭いを軽減させますが、ワキガの原因であるアポクリン汗腺そのものをなくすわけではありません。
そのため、薬の使用を中止すると症状は再び現れる可能性があります。
薬物治療は、あくまで症状をコントロールし、日常生活を快適に送ることを目的としています。

フェミークリニックのワキガ治療メニュー

ワキガ対策としては、外用薬や内服薬を使用する治療もありますが、効果を実感しにくい場合や、根本的な改善を目指したい場合には、医療機関での治療という選択肢もあります。
フェミークリニックでは、ワキガの症状や生活スタイルに合わせて、薬に頼らない治療法をご提案しています。

ミラドライ

ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波を用いて、ワキガの原因となる汗腺に直接アプローチする治療です。汗やニオイの発生源に働きかけるため、薬や制汗剤では改善しにくいワキガにも効果が期待できます。

一度の施術で効果を実感される方も多く、長期的な改善を目指したい方や、薬を使い続けることに不安がある方に選ばれています。切開を行わず、ダウンタイムを抑えながら治療できる点も特徴です。
フェミークリニックでは、2013年からミラドライをいち早く導入し、10年以上の豊富な治療実績を積み重ねてまいりました。
2018年に厚生労働省の薬事承認を取得して以降、全国的にミラドライを提供するクリニックが増えています。一部ではコスト削減のため看護師が施術を行う施設もありますが、当院では効果と安全性を最優先に考え、ミラドライ認定医が全例を責任を持って直接施術しております。

患者さま一人ひとりに最適な出力設定と照射範囲で、最大限のわきが・多汗症改善効果をお届けすることをお約束します。

ミラドライ症例写真

施術前後のヨード検査の症例写真です。
ヨード検査は、汗に反応して色が変化する仕組みで、施術後は色の出方が抑えられており、発汗量が減少していることを示しています。(※現在フェミークリニックではヨード検査は行っておりません)

Before画像 Before
After画像 After
治療内容 ミラドライ 1回
リスク・副作用 ・マイクロ波のエネルギーを患部に照射することこでおきる一時的な症状
疼痛、熱感、発赤、腫れ、皮下のしこり感や硬さ、内出血、感覚の違和感(しびれ)
・まれに起こる症状
水ぶくれや熱傷、感染、色素沈着または色素の脱失、瘢痕
費用目安 ¥330,000(税込)

ワキボトックス

ワキボトックス

ワキボトックスは、脇の下に薬剤を注入することで、汗の分泌を抑える治療です。汗の量が減ることで、ニオイの原因となる菌の繁殖を抑え、ワキガの症状を軽減する効果が期待できます。
施術時間が比較的短く、メスを使わないため、切開を伴う治療に抵抗がある方や、まずは手軽に症状を抑えたい方に適しています。効果は一時的ですが、定期的に施術を受けることで、安定した状態を維持することが可能です。
フェミークリニックでは、患者さまの安全を第一に考え、厚生労働省で唯一承認されているアラガン社製「ボトックスビスタ」を主に使用しております。
信頼性の高い正規品だからこそ、安心して治療を受けていただけます。

薬によるワキガ治療について

フェミークリニックでは、外用薬・内服薬の処方や、外科手術によるワキガ治療・多汗症治療は行っておりません。
ここからは、ワキガ治療に用いられる薬についての一般的な情報をご参考としてご紹介します。

実際に薬による治療をご希望の場合は、薬の処方を行っている医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしてください。

皮膚科で処方されるワキガ治療の外用薬(塗り薬)

皮膚科では、ワキガや多汗症の治療のために、市販の制汗剤とは異なる医療用の外用薬(塗り薬)が処方されます。
これらの医薬品には、汗の分泌自体を抑制する有効成分が含まれており、ワキガの原因となる汗の減少効果が期待できます。

治療に用いられる塗り薬には、汗腺に物理的に栓をする塩化アルミニウム製剤や、保険適用で処方が可能な新しいタイプのゲル剤など、いくつかの種類が存在します。

汗の量を抑える効果が期待できる塩化アルミニウム製剤

塩化アルミニウム製剤は、汗を分泌する管(汗管)の内部で角栓を形成し、物理的に汗の出口を塞ぐことで発汗を抑制する効果が期待できる塗り薬です。
夜、就寝前の清潔で乾いたわきに塗布し、翌朝洗い流すという使用法が基本となります。
汗の量が減少することで、皮膚常在菌の繁殖が抑えられ、結果的にワキガの臭いを軽減させます。

多汗症治療薬として古くから使用されてきた実績がありますが、肌への刺激が強く、かゆみや赤みといった副作用が出ることがあります。
そのため、医師の指導のもとで適切な濃度のものを使用する必要があります。
この製剤は保険適用外となり、自費診療での処方です。

保険適用で処方が可能なエクロックゲル

エクロックゲル5%は、原発性腋窩多汗症の治療薬として日本で初めて健康保険の適用が認められた外用薬です。
有効成分ソフピロニウム臭化物が、交感神経から出される汗の分泌を促す指令をブロックすることで、過剰な発汗を抑えます。
ワキガの原因であるアポクリン汗腺に直接作用するわけではありませんが、汗全体の量が減ることで雑菌の繁殖が抑えられ、臭いの軽減につながります。

1日1回の塗布で効果が見込まれ、専用のアプリケーターで衛生的に使用できるのが特徴です。
副作用として、塗布部位のかぶれや赤み、口の渇きなどが報告されています。
保険適用で処方を受けるには、医師による多汗症の診断が必要です。

医療用の制汗剤として知られるパースピレックス

パースピレックスは、デンマークで開発された医療機関専売の制汗剤です。
主成分である塩化アルミニウムが汗腺の深部に作用し、水と反応して角栓を形成することで汗の出口を塞ぎます。

一度の塗布で数日間効果が持続するのが大きな特徴で、皮膚のターンオーバーとともに角栓が自然に排出されるまで効果が続きます。
夜間の清潔で乾燥したわきに塗布し、翌朝洗い流すという使用方法が推奨されています。
高い制汗効果を持つ一方で、肌への刺激感やかゆみを感じる場合があります。
医療用の製品ですが、日本の保険制度では承認されていないため、購入は自費診療となります。

ワキガ治療で用いられる内服薬(飲み薬)の種類

ワキガ治療で用いられる内服薬(飲み薬)の種類

ワキガ治療では、塗り薬だけでなく内服薬が用いられることもあります。
内服薬は全身に作用するため、わき以外の部位にも多汗の症状がある場合や、外用薬だけでは効果が不十分な場合に選択肢となります。

主に、汗の分泌を抑制する作用を持つ抗コリン薬や、精神的な緊張による発汗を和らげる漢方薬などがあり、医師が患者の症状や体質を考慮して処方します。
これら3種類が代表的というわけではなく、症状に応じて他の薬が選択されることもあります。

汗の分泌を抑制する作用のある抗コリン薬

抗コリン薬は、汗腺の活動を活発にする神経伝達物質「アセチルコリン」の働きをブロックする作用を持つ内服薬です。
代表的な薬剤としてプロ・バンサイン(一般名:プロパンテリン臭化物)があります。
この薬を服用することで、全身の汗の量を効果的に抑制することが可能です。
わきだけでなく、手のひらや足の裏など、全身の多汗症に悩む場合に処方されることが多いです。

ただし、汗以外の唾液や消化液などの分泌も抑えるため、口の渇き、便秘、かすみ目、排尿障害などの副作用が起こることがあります。
緑内障や前立腺肥大症などの持病がある方は使用できない場合があるため、処方には医師の慎重な判断が求められます。

精神的な発汗を抑えるために処方される漢方薬

精神的な緊張や不安が引き金となって汗が増える「精神性発汗」がワキガの症状を悪化させている場合、漢方薬が治療に用いられることがあります。
漢方薬は、特定の症状を直接抑える西洋薬とは異なり、体全体のバランスを整えることで心身の状態を改善し、発汗をコントロールすることを目指します。

例えば、ストレスや不安を和らげる柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や、体の余分な熱や水分を取り除く防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)などが、個々の体質や症状に合わせて処方されます。
即効性は期待しにくいですが、副作用が比較的少なく、体質改善を目的とした治療を希望する際に適しています。

薬によるワキガ治療のメリット

薬によるワキガ治療のメリット

薬を用いてワキガ治療を行うことには、外科手術や他の治療法と比較していくつかのメリットがあります。
特に、メスを入れることに抵抗がある人や、身体への負担を最小限に抑えたい人にとって、薬物療法は始めやすい選択肢です。

また、特定の診断基準を満たせば保険が適用される薬もあり、経済的な負担を軽減しながら治療を開始できる点も大きな利点と言えます。
これらの手軽さが、多くの人にとって治療への第一歩を踏み出しやすくしています。

手術や注射に抵抗がある方でも始めやすい

ワキガの根本治療には手術という選択肢がありますが、皮膚を切開することや、術後のダウンタイム(回復期間)が必要になるため、抵抗を感じる人は少なくありません。

また、ボトックス注射も針を刺す痛みや内出血のリスクが伴います。
これに対し、塗り薬や飲み薬による治療は、自宅で薬を使用するだけであり、外科的な処置は一切不要です。

そのため、痛みや傷跡に対する不安がなく、心理的なハードルが非常に低いのが大きなメリットです。
日常生活を送りながら手軽に治療を開始できるため、治療に踏み切れずにいた人にとって最初の選択肢となり得ます。

身体への負担が少なく子どもでも治療を選択できる

薬物治療は、手術のように皮膚や組織に物理的なダメージを与えることがないため、身体への侵襲性が極めて低い治療法です。

そのため、治療による痛みや腫れ、活動制限といったダウンタイムがほとんどなく、日常生活への影響を最小限に抑えられます。

この特徴は、身体がまだ発達段階にある子どもや思春期の学生にとって特に大きな利点となります。

ワキの悩みは学校生活に影響を及ぼすこともありますが、手術のような侵襲の大きな治療は慎重な判断が必要です。

薬による治療であれば、身体に大きな負担をかけることなく症状をコントロールできるため、子どものワキガ治療においても有力な選択肢の一つです。

保険が適用されれば治療費を抑えられる

ワキガ治療には自費診療となるものが多い中で、薬物療法の一部は健康保険の適用対象となります。

具体的には、医師から「原発性腋窩多汗症」と診断された場合、エクロックゲルやプロ・バンサインといった治療薬が保険適用で処方されます。

保険が適用されると、医療費の自己負担は原則3割となるため、治療にかかる経済的な負担を大幅に軽減することが可能です。

手術やミラドライなどの自由診療が高額になりがちなのに比べ、保険適用の薬物治療は費用を抑えながら始められるというメリットがあります。

ただし、保険適用の可否は医師の診断に基づくため、まずは医療機関で相談することが必要です。

薬によるワキガ治療のデメリット

手軽に始められる薬によるワキガ治療ですが、いくつかのデメリットも存在します。
まず、薬物治療は症状を抑える対症療法であり、根本的な完治には至らないため、継続的な使用が前提となる点を理解しておく必要があります。

また、体質によっては副作用が現れる可能性があり、注意が求められます。
さらに、自費診療の薬を使用する場合や、長期間治療を続けることで、結果的に費用が高額になるケースも考えられます。
これらの点を踏まえた上で、治療法を選択することが大切です。

根本的な完治ではなく継続的な使用が必要になる

薬によるワキガ治療は、汗の分泌や臭いを一時的に抑えるものであり、ワキガの原因であるアポクリン汗腺の数や機能を変化させるわけではありません。
したがって、薬でワキガを治すことはできず、対症療法に位置づけられます。
効果を維持するためには、薬の塗布や服用を継続する必要があります。
もし薬の使用をやめてしまうと、汗腺の働きは元に戻り、症状も再発してしまいます。

このため、長期にわたって治療を続けることが前提となります。
根本的な解決を望む場合は、薬物治療だけでは不十分であり、手術やミラドライといったアポクリン汗腺そのものにアプローチする治療法を検討する必要があります。

薬によっては副作用が起こる可能性がある

ワキガ治療薬は医薬品であるため、効果がある一方で副作用のリスクも伴います。
外用薬の場合、塩化アルミニウム製剤では塗布した部位の皮膚にかゆみ、赤み、ヒリヒリとした刺激感などが生じることがあります。
保険適用のエクロックゲルでは、皮膚炎や口の渇きなどが報告されています。

全身に作用する内服の抗コリン薬では、口の渇き、便秘、目の乾き、排尿困難など、汗以外の分泌も抑制されることによる副作用が起こる可能性があります。
これらの副作用の現れ方には個人差がありますが、治療を始める前には医師から十分な説明を受け、万が一異常を感じた際には速やかに相談することが重要です。

長期間の使用で治療費が高額になる場合がある

薬物治療は、一回あたりの費用は手術などに比べて安価ですが、継続が必要なため、長期的には治療費が積み重なります。
保険適用の薬であれば自己負担は抑えられますが、それでも毎月の薬代と診察料が発生し続けます。

一方、パースピレックスのような保険適用外の薬を使用する場合は、全額自己負担となるため、さらに費用がかさむ可能性があります。
初期費用は高額でも一度で治療が完了する可能性がある手術やミラドライと比較すると、数年にわたって薬物治療を続けた場合の総額が、結果的に他の治療法を上回ることも考えられます。
どの治療法を選択するかは、短期的な費用だけでなく、長期的な視点でのコストパフォーマンスも考慮して判断する必要があります。

ワキガの薬物治療は保険適用になる?

ワキガの薬物治療は保険適用になる?

ワキガ治療を検討する上で、費用は重要な要素であり、保険適応の可否によって自己負担額は大きく変わります。
ワキガに対する薬物治療がすべて保険適用となるわけではなく、特定の条件を満たした場合に限られます。

主に、汗の量が異常に多い「原発性腋窩多汗症」と医師に診断された場合に、その治療薬として処方される薬が保険適応の対象となります。
単に臭いを改善したいという目的だけでは、保険は適用されません。

「原発性腋窩多汗症」の診断で保険が適用される

ワキガの薬物治療において保険が適用されるのは、医師により「原発性腋窩多汗症」と診断されたケースです。
これは、特別な原因がないにもかかわらず、わきの下から日常生活に支障が出るほどの大量の汗をかく状態を指します。
診断基準としては、「過剰な発汗が6ヶ月以上続き、原因不明であること」を前提に、さらに「25歳以下で発症」「家族歴がある」「睡眠中は発汗が止まる」などの項目のうち2つ以上を満たすことが求められます。

この診断が下りた場合に限り、多汗症の治療としてエクロックゲル(塗り薬)やプロ・バンサイン(飲み薬)などが保険診療で処方されます。
ワキガの臭いがあっても、汗の量が基準に満たなければ診断されず、保険適用にはなりません。

ワキガの臭い改善のみが目的の場合は自費診療に

ワキガ(腋臭症)の治療は、病気の治療ではなく、体質改善と見なされることが一般的です。
そのため、多汗症の診断基準を満たさず、単にわきの臭いを改善することのみを目的とする場合、薬の処方は保険適用外の自費診療となります。

例えば、汗の量は多くないものの、アポクリン汗腺から出る汗の成分によって強い臭いを発するケースでは、保険を使って薬を処方してもらうことは困難です。
この場合、塩化アルミニウム製剤のような保険適用外の薬を自己負担で購入するか、ミラドライや手術といった他の自費診療の治療を検討することになります。
保険が使えるかどうかは医師の診断次第であるため、まずは皮膚科を受診して相談するのが第一歩です。

薬物治療以外でワキガの症状を改善する方法

薬による治療は症状を一時的に抑える対症療法であるため、より持続的な効果や根本的な改善を望む場合は、他の治療法を検討する必要があります。
病院では、薬の処方以外にもさまざまなワキガ治療が提供されています。
代表的なものには、汗腺の働きを弱めるボトックス注射や、マイクロ波を照射して汗腺を破壊するミラドライ、汗腺を切除する外科手術などがあります。

これらの治療法は、作用の仕方や効果の持続期間、費用などが異なるため、自身の症状やライフスタイルに合った方法を医師と相談して選ぶことが重要です。

脇の汗腺に直接作用するボトックス注射(ワキボトックス)

ボトックス注射は、ボツリヌス毒素から抽出した成分をわきの下の皮膚に注入する治療法です。
この成分が、汗を出す指令を伝える神経伝達物質の働きをブロックすることで、エクリン汗腺からの発汗を強力に抑制します。
脇汗の量が大幅に減少するため、皮膚上の雑菌の繁殖が抑えられ、ワキガの臭いも軽減される効果が期待できます。

施術時間は10分程度と短く、切開を伴わないためダウンタイムもほとんどないのがメリットです。
ただし、効果は永久ではなく、4ヶ月から半年ほどで薄れてくるため、効果を維持するには定期的な施術が必要です。
重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合は、保険適用で治療を受けることが可能です。

マイクロ波で汗腺を破壊するミラドライ

ミラドライは、皮膚を切らずにワキガ・多汗症の治療を行うために開発された医療機器です。
電子レンジにも利用されるマイクロ波(電磁波)をわきに照射し、その熱エネルギーによって汗と臭いの原因となるエクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方を破壊します。

メスを使わないため傷跡が残らず、一度破壊された汗腺は再生しないため、長期的な効果が期待できるのが最大の特長です。
手術に比べて身体への負担が少なく、ダウンタイムも短いとされています。
ただし、治療は保険適用外の自費診療となるため、費用は高額になります。
根本的な治療を望むものの、手術には抵抗があるという場合に有力な選択肢となります。

汗腺を取り除く外科手術によるワキガ治療

外科手術によるワキガ治療は、ニオイの原因となる汗腺(主にアポクリン汗腺)を直接取り除く治療法です。皮膚を切開し、専用の器具を用いて汗腺を除去することで、ワキガの根本的な改善を目指します。
原因そのものにアプローチするため、効果の持続性が高い治療法とされています。

一方で、切開を伴うため、術後には腫れや内出血などのダウンタイムが生じることがあります。また、体への負担や傷跡のリスクも考慮する必要があり、治療前には十分な説明と検討が重要です。
※フェミークリニックでは、外科手術によるワキガ治療は行っておりません。

ワキガの薬に関するよくある質問

ワキガの薬物治療を始めるにあたっては、さまざまな疑問や不安が生じるものです。
市販の制汗剤との違いは何か、そもそもワキガの臭いはなぜ発生するのか、といった基本的な知識から、自分でできるセルフチェック方法や日常生活での対策まで、よくある質問とその回答をまとめました。

これらの情報を知ることで、自身の状態をより深く理解し、納得して治療に進むための助けとなります。

市販の制汗剤と病院の処方薬の違いは何ですか?
市販の制汗剤と病院で処方される薬の最大の違いは、その目的と作用の強さにあります。
市販の製品の多くは医薬部外品に分類され、殺菌成分で臭いの原因菌を抑えたり、収れん成分で一時的に汗を抑えたり、香りで臭いをカバーしたりすることが主な目的です。

一方、病院で処方される医療用医薬品は、汗の分泌を指令する神経伝達をブロックしたり、汗腺に物理的に栓をしたりすることで、発汗そのものを強力に抑制する作用を持ちます。
つまり、市販品が今ある汗や臭いへの対処が中心であるのに対し、処方薬は汗が出る前の段階から根本的に作用する点で大きく異なります。

ワキガの臭いの原因となるアポクリン汗腺とは何ですか?
ワキガの特有な臭いは、主に「アポクリン汗腺」から分泌される汗が原因です。
人の体には、ほぼ全身に分布するエクリン汗腺と、わきの下や陰部など特定の部位に集中するアポクリン汗腺の2種類の汗腺があります。
アポクリン汗腺から出る汗には、脂質やタンパク質、アンモニアなどが含まれており、この汗自体には強い匂いはありません。

しかし、この汗が皮膚の表面にいる常在菌によって分解される過程で、独特の刺激臭が発生します。
アポクリン汗腺の数や大きさは遺伝によって決まるため、ワキガは体質的な要因が大きいとされています。

自分でできるワキガのセルフチェック方法を教えてください
医療機関で診断を受ける前に、自分でワキガの可能性をある程度チェックする方法があります。 最もよく知られているのが耳垢の状態です。
ワキガの原因となるアポクリン汗腺は耳の中にも存在するため、この汗腺が多い人は耳垢が湿っており、粘り気のある飴状になる傾向があります。
もし耳垢が乾燥してカサカサしているタイプであれば、ワキガの可能性は低いと考えられます。

その他、「両親のどちらか、または両方がワキガである」「衣類のわきの部分が黄ばみやすい」「わき毛に白い粉のようなものが付着することがある」といった項目も判断材料になります。
これらに複数当てはまる場合は、ワキガ体質の可能性があります。

日常生活でできるワキガの臭い対策はありますか?
薬物治療と併せて、日常生活でのセルフケアを行うことで、臭いをより効果的に抑えることが可能です。 基本は、体を清潔に保つこと。
シャワーをこまめに浴びて汗や皮脂を洗い流し、殺菌成分配合の石鹸やボディソープでわきの下を丁寧に洗うと良いでしょう。 衣類は、通気性と吸湿性に優れた綿やリネンなどの天然素材を選び、わきの蒸れを防ぐことが大切です。

また、動物性脂肪を多く含む肉類や揚げ物中心の食生活は、皮脂の分泌を促し臭いを強くする可能性があるため、野菜や魚を中心とした和食のようなバランスの取れた食事を心がけることも予防につながります。
すそわきが対策も同様です。

薬でワキガはどこまで改善できますか?
薬によるワキガ治療は、汗やニオイを一時的に抑えることを目的とした対症療法です。軽度の症状であれば効果を実感できる場合もありますが、体質や汗腺の状態によっては、十分な改善が得られないこともあります。
「薬だけでは物足りない」「もっとしっかり抑えたい」と感じる場合には、汗腺に直接作用するワキボトックスや、原因にアプローチするミラドライといった医療機関での治療を検討する方も増えています。
薬が効かない場合、次の選択肢は何がありますか?
薬を使用しても効果を感じにくい場合、ワキガの原因となる汗腺に直接アプローチする治療法があります。
発汗を抑えることでニオイを軽減するワキボトックスや、汗腺そのものに作用するミラドライは、切開を行わずに治療できる方法として選ばれています。症状の程度やご希望に応じて、適した治療法を選ぶことが大切です。
薬とミラドライ・ワキボトックスはどう使い分ければいいですか?
軽度の症状や一時的な対策としては薬が選択されることがありますが、長期的な効果を求める場合や、薬を使い続けることに不安がある場合には、医療機関で行う治療が向いていることもあります。
ワキボトックスは一定期間しっかり汗を抑えたい方に、ミラドライはニオイや汗の根本的な改善を目指したい方に選ばれる傾向があります。まずは医師に相談し、自分の症状に合った方法を知ることが重要です。

まとめ

北山先生

ワキガの症状は、皮膚科で処方される外用薬や内服薬によって、汗やニオイを一時的に抑えることが可能です。症状の程度によっては、手術に抵抗がある方にとって、有効な治療選択肢となる場合もあります。
一方で、薬による治療は根本的な改善を目的とするものではなく、効果を実感しにくい、継続が必要といったケースも少なくありません

「薬が効かない」「長期的にニオイや汗を抑えたい」と感じている方には、医療機関で行う治療という選択肢があります。
フェミークリニックでは、切開を行わずに治療できるワキボトックスや、ワキガの原因に直接アプローチするミラドライなど、症状やご希望に合わせた治療をご提案しています。

フェミークリニックは、2013年からミラドライを導入し、10年以上にわたり多くの患者さまの治療に携わってきました。専門医が状態を丁寧に診断したうえで、あなたに適した治療法をご案内します。
ワキガのお悩みを一人で抱え込まず、まずは無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。