ハイジニーナ脱毛は、デリケートゾーンのムダ毛(アンダーヘア)全てを脱毛範囲とする施術で、近年関心が高まっている脱毛部位です。
アンダーヘアがなくなることでデザイン性の高い下着や水着からムダ毛がはみ出なくなるのはもちろん、排泄の汚れや経血が付着しにくくなり、デリケートゾーンを清潔に保つことができます。
しかしデリケートゾーンの施術であるため、痛みや後悔の有無、どのように施術が行われるかなど、様々な不安があるかと思います。
そこで今回は、医療脱毛症例数40万件以上の美容皮膚科フェミークリニックが、ハイジニーナ脱毛に関するメリットやデメリット、施術の痛みや回数など気になる情報をわかりやすくお伝えします。ハイジニーナ脱毛を行うか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ハイジニーナとは
英語で「清潔・衛生」を意味する「hygiene(ハイジーン)」から来ている「ハイジニーナ」とは本来、VIO、つまりVライン(ビキニライン)、Iライン(陰部付近)、Oライン(肛門付近)のアンダーヘアをすべて全て脱毛し、ツルツルにした状態のことを指します。
脱毛クリニックや脱毛サロンで脱毛機を使用してハイジニーナにしたり、Vラインを好きな形に整えるためにVIO全体に脱毛レーザーを当てる施術をハイジニーナ脱毛と呼びます。
アンダーヘアを除去することで、美容観点では水着や下着を着用する際に気になるムダ毛がはみ出る心配をなくせます。
またハイジニーナは、衛生面でも大きなメリットがあります。デリケートゾーンは体温が高く、湿度も高いため、ムダ毛が生えていると雑菌が繁殖しやすい環境にあります。アンダーヘアを取り除くことで、清潔感が高まり、ニオイや肌トラブルのリスクも減少します。
これららのメリットについてはのちほどさらに詳しく解説します。
VIO脱毛との違い
VIO脱毛とハイジニーナ脱毛は、どちらもデリケートゾーンを対象とした施術ですが、その範囲に違いがあります。
VIO脱毛は、Iライン、Oラインはハイジニーナ脱毛と同様すべてが脱毛範囲ですが、Vラインについては付け根から2cmくらいまで脱毛にとどまります。好みによってはIラインの一部も残すこともあります。
アンダーヘアを全て無くすのではなく、不要なムダ毛をすっきりさせつつ違和感がないようにVラインを整えるのがVIO脱毛です。
一方、ハイジニーナ脱毛はアンダーヘアを全てが対象となる施術です。
どちらの方法を選ぶかは、個々の好みやニーズによって決まります。ひとりで決めるのが難しい場合は、ぜひ無料カウンセリングにてご相談ください。
カウンセラーは多くの患者さまからお悩みのご相談を受けてきていますので、最適な選択をお手伝いすることができます。
Vラインを好きな形に整えるのもハイジニーナ脱毛
フェミークリニックでは、VIO脱毛のVライン脱毛の脱毛範囲は付け根から2cmとしています。
そのため、Vラインの全体の毛量を減らしたり、残す範囲を好きな形に小さく整えたりするのもハイジニーナ脱毛となります。
ご自身の理想とするVラインの形がVIO脱毛になるかハイジニーナ脱毛となるかは、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
医療VIO脱毛、人気の形(デザイン)は?後悔する前に押さえておきたいこと
ハイジニーナ脱毛のメリットとは
近年人気が高まっているハイジニーナ脱毛ですが、そのメリットをご紹介します。
デリケートゾーンを清潔に保てる
ハイジニーナは、「清潔・衛生」を意味する「hygiene」から来ている通り、衛生面で大きなメリットがあります。
アンダーヘアがあると、汗や皮脂、排泄物やおりものが毛に付着しやすくなり、不快なかゆみ、ニオイを引き起こす原因になりますが、ムダ毛を除去してツルツルにすることで、このリスクを軽減できます。
清潔な状態を維持することは、心地よい日常生活にもプラスになります。
生理のわずらわしさを軽減
ハイジニーナが女性にとって嬉しいのが、生理中の不快なムレが軽減できることです。
アンダーヘアに経血がついたり絡まったりすることがなくなり、清潔に保ちやすく、雑菌が繁殖しにくくなります。
月に1度来る生理期間の経血処理が楽になったという声がよく聞かれます。
自信を持って水着や下着を楽しめる
ハイジニーナ脱毛は、特に水着や下着スタイルを選ぶ際に自信をもたらします。ツルツルの状態にすることで、ムダ毛のはみ出しを気にせずにさまざまなデザインを楽しむことができます。
海やプールのお誘い、また急なお泊りでも慌てずに済むのも大きなメリットです。
ムダ毛を気にせずに好きなデザインの水着や服でアクティビティを楽しめることで、より素敵な思い出を作ることにつながります。
また人それぞれではありますが、毛がなくなることで性的な魅力が向上すると考える方もいらっしゃいます。
自己処理の手間がなくなり肌トラブルも防げる
デリケートゾーンの毛を自己処理する際、カミソリやシェーバーを使うことが多いですが、どんなに優しく行っても肌への負担がかかることは避けられません。
デリケートゾーンは凸凹していて剃るのが難しい上に肌が薄いため、肌トラブルも発生しやすく、肌への負担になっている可能性があります。
特にIラインやOラインは慎重さが求められるため、自分で処理するのは面倒だと考えている方も多いかと思います。
ハイジニーナ脱毛を施すことで、自宅で定期的に自己処理を行う必要がなくなり、肌へのダメージを大幅に軽減できます。
老後の介護に向けた「介護脱毛」という考え方
ハイジニーナ脱毛は、老後の介護面においても重要な役割を果たす可能性があると注目されています。「介護脱毛」とも呼ばれています。
介護脱毛とは、将来寝たきりになることに備えてあらかじめデリケートゾーンの毛を脱毛しておくことで、介護者が清拭や排せつ後のふき取りなどをしやすいようにするという考え方です。
清潔も保ちやすくなり、看護される本人にとっても衛生面でのトラブルを防ぐことにも繋がります。
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ハイジニーナ脱毛のデメリット
ここまでハイジニーナ脱毛のメリットについて解説しましたが、ハイジニーナ脱毛にもいくつかのデメリットが伴うことも否定できません。
ハイジニーナ脱毛を検討する際には、あらかじめそういったデメリットを把握しておくことが重要です。
ハイジニーナ脱毛の主なデメリットは以下の通りです。
脱毛時の痛みが強い可能性がある
・体毛のクッションがなくなる
・黒ずみやたるみが気になる可能性
・脱毛完了後に元に戻すことが難しい
それぞれ詳しく解説していきます。
脱毛時の痛みが強い可能性がある
ハイジニーナ脱毛の施術では、敏感なデリケートゾーンを対象にするため、痛みを強く感じることがあります。
痛みの感じ方は肌質や毛の太さなどにより個体差がありますが、一般的に強くゴムで弾かれるような痛みに例えられます。
痛みに耐えられずに断念まで至る方はほとんどおられませんが、他の部位に比べて痛みが強いため驚かれるかもしれません。しかし医療脱毛であれば麻酔を使用することが可能ですのでご安心ください。
フェミークリニックでも、事前に塗布することで痛みを和らげる麻酔クリームのご用意があります(別料金)。
また、痛みの強さに応じて出力を下げる調整をすることも可能です。
痛みが心配な方はぜひカウンセリング時にご相談ください。
体毛のクッションがなくなる
ハイジニーナにすると、これまで肌のクッション役だった体毛がなくなります。
体毛は基本的に、肌への刺激や汚れから肌を守るために存在しています。ただ、それは人類に衣服などの概念がなかったころの名残なので、下着や衣服が発達した現代では体毛がなくも大きな問題はないでしょう。
ただ、慣れないうちは下着や生理用ナプキンがお肌に直接触れることに違和感があるかもしれません。
お肌が敏感な方で、そういった刺激によるかぶれなどが心配なようでしたら、まずは自己処理でアンダーヘアをすべて無くした状態を体験してみてからハイジニーナを検討するとよいでしょう。
黒ずみやたるみが気になる可能性
VIOを無毛にするハイジニーナにすると、これまでアンダーヘアで隠れていたデリケートゾーンの肌があらわになるので、思ったより黒ずみが気になるという方もいらっしゃいます。
デリケートゾーンは下着や衣服の摩擦に常に晒されているため、お肌がくすんでいるのが当たり前です。自分だけ変かも……と悩まないようにしましょう。
また、顔や体の肌と同様、デリケートゾーンのお肌も加齢により皮膚のたるみが出てきます。そのため、若い時にハイジニーナにした際は気にならなくても、年齢を重ねることでデリケートゾーンのたるみが徐々に気になる場合もあります。
黒ずみやたるみが目立つのが心配な方は、VラインやIラインの一部を残しておくVIO脱毛に留めておくと安心です。
脱毛完了後に元に戻すことが難しい
近年ハイジニーナも一般的になってきているため受け入れられやすくなっていますが、大人であればアンダーヘアが生えているのが自然であるため、温泉などで裸になる際に毛がないことを恥ずかしく感じたり、パートナーを驚かせてしまう可能性はあります。
しかし発毛器官を破壊する医療脱毛はもちろん、脱毛サロンでの光脱毛でも、照射回数を重ねて毛量が減ったデリケートゾーンを元に戻すことはできません。
ハイジニーナの施術を受ける際はそういった可能性を熟考して決めましょう。
心配な方はまずはVIO脱毛を行ってしばらく生活してみて、やっぱりアンダーヘアを全て脱毛したくなったら追加で残したVラインを脱毛するのも一つです。
ハイジニーナにするなら、医療脱毛とエステサロン脱毛どっちがいい?
医療脱毛とエステサロンの脱毛は、脱毛方法や施術の内容、効果においていくつかの違いがあります。
まず医療脱毛は強力なレーザーを照射して毛根にある毛を作り出す機能を破壊します。したがって破壊しきった毛根からはムダ毛が生えてきません。そのため医療脱毛は、永久脱毛とも言われています。この施術は医療行為に当たるため、クリニックでしか受けることはできません。
またレーザー脱毛は医療機関で行われるため、医師や看護師が施術を担当します。
万が一肌トラブルが起きた場合もその場で治療が受けられます。
一方、エステサロンでの脱毛はレーザーより出力の低い光(IPLなど)を照射して毛根にダメージを与えます(フラッシュ脱毛/光脱毛とも呼ばれます)。
そのダメージによって毛は生えにくくなりますが、完全に発毛機能を破壊できるわけではないため、再び生えてくる可能性があります。
レーザーに比べて出力が低いため、生えてこなくなるまでの照射回数も多くなる傾向にあります。エステは1回あたりの費用が安い傾向にありますが、照射回数が多くなる分、毛がなくなるまでの回数が増え費用も高くなる傾向にあります。
また医療機関ではないため、火傷などの肌トラブルが起きた場合はその場で十分な処置はできず、提携病院や近くの病院に自分でいく必要があります。
予算との相談にもなるとは思いますが、ハイジニーナ脱毛はデリケートゾーンへの照射になるため、通う回数が少ない&永久脱毛効果が期待できる医療脱毛がおすすめです。
また何かあった時にその場ですぐに処置が受けられるのも安心です。
ハイジニーナの医療脱毛は何回通えばツルツルになる?
VIOに限らず、体毛を生えてこなくするためには、一般的に数ヶ月に一度、数回のレーザーを照射する必要があります。
アンダーヘアは毛が濃く太いため、完全に無毛になって生えてこないハイジニーナにするためには、医療脱毛の場合、通常8回から10回の施術する必要があるとされています。(個人の体質や使用する脱毛機器、レーザーの種類によって異なります)。
以下は脱毛レーザーの照射回数による変化です。
回数の目安 | 状態の目安 |
---|---|
3回くらい | 脱毛の効果を実感 |
5〜6回 | 自己処理が楽になる |
8〜10回 | 毛が生えてこないツルツルの状態に近づく |
これらは医療脱毛の場合です。クリニックでの脱毛は高出力の医療レーザーを照射するため、一回でしっかりと毛根にダメージが入り、減毛効果が出るのが早いです。
一方、脱毛サロンで行われる光脱毛の場合でツルツルになるまでは10回以上の施術が必要になります。
また、光脱毛は永久的にツルツルにすることはできず、再び生えてくる可能性が高いといえます。
フェミークリニックのハイジニーナ脱毛
フェミークリニックは、2003年の開院以降、累計40万件以上の医療脱毛を行ってきました。デリケートゾーンの施術も安心の技術で、確実な脱毛効果をお届けします。
そんなフェミークリニックのハイジニーナ脱毛の特徴をまとめました。
女性スタッフが完全個室で施術
フェミークリニックでは、ハイジニーナに限らず全ての脱毛施術を、医療資格を持った女性の看護師が行います。
施術するお部屋は完全個室で、デリケートゾーンの施術も安心して受けていただけます。
また、ハイジニーナ脱毛は特有の恥ずかしさを感じてしまうかもしれませんが、施術中は照射する部位以外はタオルで隠し、脱毛時の露出を最小限に抑えております。
ほかにも寒さや痛みなど気になる事がございましたら、どんな些細なことでも遠慮なくお申し付けください。
豊富な医療脱毛機器から最適なものを選定
フェミークリニックでは、患者さまに最適な医療脱毛をご提供できるよう、複数の医療脱毛機器を設置しています。
ほかの部位に比べて体毛が濃いVIOの毛質や個人の肌質、痛みへの耐性などに合わせて最適な脱毛機器を選択しています。
1/3を重ねて打ち漏らしを防止
医療脱毛を完了したのにも関わらず、再びデリケートゾーンの毛が生えて来てしまう場合、考えうるのがレーザーの打ち漏らしです。
フェミークリニックの医療脱毛では、この打ち漏らしが無いように、照射ポイントの3分の1を重ねてレーザーを照射することを徹底しています。
痛みへの配慮、麻酔オプションも
VIOは肌が薄く照射の際に痛みが出やすい箇所ですが、デリケートゾーンへの照射ということで緊張によってさらに痛みに敏感になってしまうことがあります。
そこでフェミークリニックでは、リラックスして施術を受けていただけるように適宜お声がけを行ったり、場合によってはレーザーの強さを調整したりと、患者さまの痛みを最小限にできるように工夫しているのでご安心ください。
さらに、オプションで麻酔クリームのご用意もあります。麻酔の使用は医療行為にあたるため、サロン脱毛では使うことができません。
麻酔クリームは効き目が出るまで時間がかかるため、事前に塗布しておく必要があります。
痛みが心配な方は、カウンセリング時に予めご相談ください。
急な生理でもタンポンを使用すれば施術可能
ハイジニーナ脱毛を検討している方にとって、予期せぬ生理による予定の変更が心配ですよね。
経血による感染症への懸念から、生理中のVIO脱毛をNGとしているサロンやクリニックもあります。
しかしフェミークリニックでは、タンポンをご使用いただければ、生理中でも施術を受けていただけます。(※天王寺院を除く)
フェミークリニックでは、VIO脱毛だけに限らず、照射部分に触れるものをすべて滅菌消毒し、使い捨てのものを使用しているため、衛生面でもご安心いただけます。
ただし生理中は痛みに敏感になったり、肌トラブルも増えるため、どうしても動かせない予定でない限り、ご予約の日程変更をおすすめします。
自己処理のサポート
VIOの自己処理は難しいですが、フェミークリニックでは脱毛前のセルフシェービングの安全なやり方をレクチャーしています。ご質問があればお気軽にお声がけください。
また、もし剃り残しがあった場合は看護師の方でシェービングを行ってから施術を行いますので、安心してお越しいただければと思います。
ハイジニーナ脱毛についてよくある質問
ハイジニーナ脱毛に関してよくあるご質問とその回答をまとめました。
- ハイジニーナの欠点は何ですか?
- ハイジニーナにすると体毛のクッションがなくなるため、最初は違和感があるかもしれません。肌への刺激が心配な方は一度自己処理で毛がない状態を体験してみるといいかもしれません。
また、本来あるはずのアンダーヘアがないため、人の視線が気になる場合もあるでしょう。 ハイジニーナにすると再び毛を生やすことができないので、十分に検討してから施術を受けましょう。また、デリケートゾーンの脱毛は痛みが伴うため、痛みが不安な方は麻酔の使用などを検討するとよいでしょう。
- VIO脱毛とハイジニーナ脱毛の違いは何ですか?
- VIO脱毛とハイジニーナ脱毛の違いは、Vライン(ビキニライン)の範囲の違いにあります。
VIO脱毛のVラインは足の付け根から2cmほどとなります。ハイジニーナ脱毛はデリケートゾーン全体の体毛が照射範囲となります。
そのため、Vライン全体の毛量を調整したり、形を小さく整えたい場合もハイジニーナ脱毛のメニューとなることがあります。 - VIOを全剃りしている割合は?
- 快適さや清潔感、性的アピールを求めてVIOの全剃りを行っている人の割合は、もともと海外では多かったのですが、日本でも年々増加傾向にあります。
またすべてを無毛にするまではいかなくとも、Vラインも広範囲にわたって脱毛し、好きなデザインを楽しむ方も増えています。
フェミークリニックでは、VIO部位の脱毛を希望される患者さまのなかで、おおよそ7~8割の方がハイジニーナ脱毛をご希望されています(Vラインの一部をデザインして残すケースを含む)。 - ハイジニーナは痛いですか?
- ハイジニーナ脱毛に伴う痛みの感じ方は、「ゴムで弾かれるような痛み」とたとえられることが多いですが、個人の痛みへの耐性や使用されるレーザーの種類によって異なります。
VIOは体毛が濃く、デリケートゾーンの肌は薄く敏感であるため、特に初めて医療脱毛で経験する方は痛みの強さに驚かれることもあります。
しかし多くのクリニックでは、麻酔の使用も可能です。痛みが不安な方は、施術を受ける前にカウンセリングで相談しましょう。
ハイジニーナ脱毛にご興味ある方はぜひ無料カウンセリングへ
ハイジニーナ脱毛でアンダーヘアをすっきり快適にしたい方と思っている方も、デリケートゾーンへの施術に不安や疑問もあるかと思います。
ぜひフェミークリニックの無料カウンセリングにお越しいただき、どんな些細なことでもお気軽にご質問ください。
経験豊富なカウンセラーや医師が、丁寧にお答えいたします。
無理な勧誘もいたしませんので、まずはお気軽にご予約ください。