高密度焦点式超音波「HIFU(ハイフ)」の施術は、メスを使わずにリフトアップやシワ改善ができるため、たるみや小じわが気になりはじめた方にぴったりの施術です。

しかし、HIFUは時に「やめたほうがいい」という声も聞かれます。

では、どんなケース、どんな人が向いていないのでしょうか。

この記事では、HIFUの効果はもちろん、デメリット・リスクについても詳しく解説し、さらにHIFU(ハイフ)が向いている人と向かない人の特徴についても触れます。

また、失敗を避けるためのポイントやHIFU(ハイフ)以外のたるみ治療法についても触れることで、最適な美容医療の選択をするためのお手伝いをします。

HIFU(ハイフ)の基本的な効果と期待されるポイント

HIFU(ハイフ)とは?

HIFU(ハイフ)の基本的な効果には、メスや注射を使わずにリフトアップ効果や肌の再生を促進する点が挙げられます。

高密度焦点式超音波を用いて、皮膚のSMAS(スマス)層と呼ばれる筋膜層など特定の部分に熱エネルギーを加え、コラーゲンの生成を促します。

これにより、肌の奥からきゅっと引き締まりたるみが改善され、ハリが生まれることでシワの軽減効果も期待できます

効果が感じられる具体的なお悩みは以下の通りです。

● 顔のたるみやむくみ
● 二重アゴやフェイスラインのぼやけ
● ほうれい線やマリオネットライン
● まぶたのたるみや目元の小じわ
● 毛穴の開きがきになる
● お肌のハリ低下

また、術後のダウンタイムが比較的短いことも大きな魅力です。HIFU(ハイフ)はメスを使用したり異物を入れたりしないため、自然な見た目を保ちながら効果を発揮するという利点があります。

しかし、安全かつ十分な効果を得るためには、個々の肌質やたるみの度合いに応じた治療が必要で、施術を決める前にしっかりとしたカウンセリングが求められます。

HIFU(ハイフ)がやめたほうがいいと言われる理由

HIFU(ハイフ)がやめたほうがいいと言われる理由

HIFU(ハイフ)(高密度焦点式超音波)は、ダウンタイムの少なさから手軽なアンチエイジング医療として注目されていますが、全ての人にとって最適な選択ではないこともあります。

そこでHIFU(ハイフ)をやめたほうがいいと言われるケースの主な理由について解説します。

効果を実感しにくいケースがある

HIFU(ハイフ)の施術は効果的ですが、全ての人に同じように効果が表れるわけではありません。特に肌の状態や年齢、個々の体質によっては、期待される効果が得られない場合があります。

若い人は元から加齢によるシワやたるみが少ないため、劇的な変化は期待できません。ただし、若いうちでも肌の引き締め効果や、加齢によるたるみを遅らせる予防の効果は期待できます。

また、HIFU(ハイフ)はその性質上、効果が現れるまでタイムラグがあります

そのため、すぐには満足な結果が得らたように思えず、実感できないケースも見られます。

適切なカウンセリングを通じて、自分に合った施術かどうかを確認することが重要です。

施術中の痛みが強いことがある

HIFU(ハイフ)は皮膚の奥深くに熱エネルギーを加えるため、施術中に痛みを強めに感じることがあります

痛みの性質は主に「熱さの痛み」と「骨に響く痛み」の2種類に分けられます。

特に、目元や顎付近のような皮膚が薄く、骨に近い部分や脂肪が薄い部分では、痛みを強く感じることがあります。

フェミークリニックではまずはテスト照射を行い、感じた痛みの強さに応じて照射レベルを下げるなど、細やかな調整を行います。

そのため、痛みの感じ方は個人差があるものの、痛みが強くて我慢できず施術が続けられないという方はほとんど居られません

効果が永続的ではない

HIFU(ハイフ)のリフトアップ効果やしわの軽減効果は、残念ながら永遠ではありません

効果は施術一回目の直後から徐々に現れ、効果のピークは施術の2~3ヶ月後です。

そこから加齢による自然なたるみの進行と合わせて徐々に元に戻っていきます。

効果を持続させたい方は3カ月に1回、年4回程度の施術をおすすめいたします。

副作用が発生するリスク

低侵襲治療(体への負担が少ない治療)であるHIFU(ハイフ)でも、副作用が発生するリスクがまったくないわけではありません。

皮膚に熱エネルギーを通すため、施術後は乾燥しやすくなって紫外線の影響を受けやすくなります。また、施術後にしばらく腫れや赤み、鈍痛が続くこともあります。ただしこれらの症状はほとんどの場合、翌日~数日で治まります。

またごく稀に、粗雑なクリニックや医療機関ではないエステでHIFU(ハイフ)施術を受けたことで、神経損傷が生じることもあります。

こうした副作用が心配な方は、実績のある医療機関で施術を受けること、また、事前に医師と十分に話し合い、リスクを理解しておくことが重要です

施術後のアフターケア(保湿・UVケア)も忘れずに行うことも意識しましょう。

たるみや頬のこけが悪化する場合がある

HIFU(ハイフ)はたるみの改善を目的とした施術ですが、逆にたるみや頬のこけが悪化するケースも報告されています

この現象が起きる可能性があるのは、主に脂肪が少ない人です。

顔つきの特性上脂肪があまりない人がHIFU(ハイフ)を受けることで脂肪がさらに減少してしまい、頬が痩せてたるみが悪化したようにみえてしまう可能性があります。

そのため、事前のカウンセリングでHIFU(ハイフ)に向いた脂肪のつき方かどうかをしっかり診断してくれるクリニックで施術を検討しましょう。

HIFU(ハイフ)が向かない人の特徴

HIFU(ハイフ)が向かない人の特徴

HIFU(ハイフ)(高密度焦点式超音波)は、多くの人に効果的な美容施術ですが、全ての人に適しているわけではありません。

以下に、HIFU(ハイフ)が向かないとされる人の特徴をご紹介します。これらの特徴を持つ方は、別の治療法を検討したほうが良いかもしれません。

顔に脂肪があまりない人

HIFU(ハイフ)は皮膚の深層に熱エネルギーを届けることで、SMAS筋膜を引き締めやコラーゲンの生成を促進しますが、脂肪の少ない人には効果が現れにくいことがあります。

皮膚の下に脂肪が少ないと、熱エネルギーが適切に作用せず、逆に顔がこけて見えるリスクもあります。そのため、顔の脂肪が少ない人はHIFU(ハイフ)の施術が向かないことが多いといえます。

若い年齢層の人

HIFU(ハイフ)はたるみの改善やリフトアップを目的としていますが、比較的若い年齢層の人には必要性が低い場合があります。

20代前半までの若い肌は、まだ弾力があり自然再生能力が高いため、劇的な効果は認められません。

20代後半から徐々にたるみやシワが表れはじめますので、悪化の予防も兼ねてそのくらいの年齢から検討すると良いでしょう。

大きくたるみが進行している人

HIFU(ハイフ)は軽度から中度のたるみに効果的ですが、大きくたるみが進行している場合はHIFU(ハイフ)だけでは期待する効果が得られにくいことがあります。

HIFU(ハイフ)は負荷が少ない治療であり、その分限界があるのです。

HIFU(ハイフ)以外のシワ・たるみ治療

たるみやシワが大きく進行している場合は、外科的なアプローチや糸リフト(スレッドリフト)など、物理的にたるみを引き上げる治療法を検討する必要があります。

また、たるみに伴い目立つようになったほうれい線などは、ヒアルロン酸注射でシワの溝を持ち上げることで即効性のある効果が期待できます。

その他様々なアプローチでシワやたるみの改善が可能です。ライフスタイルがご希望に合わせて治療プランをご提案させていただきます。

肌トラブルが頻繁に起きる人

肌トラブルが頻発している人にはHIFU(ハイフ)は向きません。極度の敏感肌やアレルギーを持つ人は、施術後に赤みや腫れがひどくなるリスクがあります。

また、肌荒れや炎症がある状態でHIFU(ハイフ)を受けると、さらに症状が悪化する恐れもあります。肌トラブルがある場合は、まずそれらの症状を改善してから他の美容施術を考えるのが良いでしょう。

無料カウセリングではHIFU治療を受けられるかも合わせて診察いたします。

HIFU(ハイフ)が向いている人の特徴

HIFU(ハイフ)

以下に、HIFU(ハイフ)が向いている人の特徴を詳しく紹介します。

メスを使わずに治療したい人

HIFU(ハイフ)はメスを使わず皮膚の深層に熱エネルギーを届けることで効果を発揮します。手術や注射を避けたいと考えている人や、手術や注射に対して怖れや抵抗感がある人にとって、HIFU(ハイフ)は魅力的な選択肢です。安全性が高く、術後の痛みも長引きません。

ダウンタイムが短い施術を希望する人

HIFU(ハイフ)は術後のダウンタイムが非常に短いため、仕事や日常生活に大きな影響を与えません。メイクも施術直後からしていただけます

多くの人が施術後すぐに通常の活動に戻ることができ、特別なケアが必要ないことから、忙しいライフスタイルを送っている人にも適しています。

顔のたるみやしわが気になりはじめた人

HIFU(ハイフ)は特に顔のたるみやしわの改善に効果的です。高密度焦点式超音波が皮膚の深層に熱を加え、筋膜を引き締めてコラーゲンの生成を促進することで、肌の弾力や張りが復活します。

軽度から中程度のたるみやしわであれば、HIFU(ハイフ)の施術によって改善効果を実感することが可能です。

部分痩せを目指している人

HIFU(ハイフ)は顔などピンポイントの部分のタイトニングに適しています

一般的なダイエットでは部分痩せは難しいとされていますが、HIFU(ハイフ)は高エネルギーを気になる部分に照射するため、体全体の体重を落とす必要がなく、フェイスラインの引き締めや、二重顎の改善が期待できます。

HIFU(ハイフ)で失敗を避けるためのポイント

HIFU(ハイフ)は熱刺激

HIFU(ハイフ)(は効果的な美容施術ですが、成功させるためには適切な準備とアフターケアが重要です。以下では、HIFU(ハイフ)での失敗を避けるためのポイントについて詳しく解説します。

医療機関で施術を受けること

HIFU(ハイフ)は高い技術と専門知識が求められる「医療行為」です。

少し前までエステサロンなどの非医療機関でもHIFU施術を受けられましたが、国内で何度か事故が起きていることを受け、HIFUは医師が常駐している医療機関のみで施術を行うように厚生労働省から通達がありました。

HIFU(ハイフ)治療は必ず、施術件数が豊富な信頼できる医療機関で施術を受けることが重要です。

リスクやダウンタイムを理解しておく

HIFU(ハイフ)施術には個人差がありますが、リスクやダウンタイムについて事前に理解しておくことが必要です。

施術中や施術後に痛みや腫れが生じる可能性があること、赤みが発生する可能性などを理解し、納得した上で施術を受けることで安心感が増します。医師から詳しい説明を受け、自身の状態に合った施術かどうかを見極めることが重要です。

事前のカウンセリングを怠らない

HIFU(ハイフ)を成功させるためには、事前のカウンセリングが欠かせません。カウンセリングでは、たるみやシワが気になる部分や肌悩みを医師に伝えることで、最適な治療プランを立ててもらえます

また、施術の流れやリスクについても詳しく説明を受けることで、不安を解消し、納得して施術に臨むことができます。カウンセリングをしっかり行うことで、失敗を避けることができます。

アフターケアをきちんと行う

HIFU(ハイフ)の施術後には、適切なアフターケアが重要です。HIFU(ハイフ)の照射後は熱エネルギーの余波により肌が乾燥しやすくなるため、特に保湿や日焼け対策が重要です

施術後の肌の状態に応じたスキンケアを行うことで、回復を早め、効果を持続させることができます。

医師からの指示を守り、施術直後は大量に汗をかくような過度な運動や飲酒、日焼けを避けるなどの生活習慣にも気を付けることが大切です。適切なアフターケアを行うことで、HIFU(ハイフ)の効果を最大限に引き出すことができます。

フェミークリニックのHIFU(ハイフ)

美肌治療を20年以上ご提供しているフェミークリニックのHIFU(ハイフ)治療について解説します。

※フェミークリニックのHIFU(ハイフ)は渋谷院・大阪梅田院でのみ受けられます。

お悩みに合わせたオーダーメイド治療

お悩みに合わせたオーダーメイド治療

HIFU(ハイフ)は、施術者の知識や技術によって効果が大きく異なる施術です。

知識や経験がないと、十分な効果が出なかったり頬がこけてしまったりと、満足いく結果が得られません。

フェミークリニックでは、事前のカウンセリング・診察で患者さまのお悩みやご希望をうかがい、経験豊富な医師が肌質をしっかり診断したうえで施術に入ります。

施術時にはお顔を細かくブロック分けし、症状や部位に合わせて適切なカートリッジ交換と照射調整を行い、患者さまお一人おひとりのお悩みを解決いたします。

マシンは「 ウルトラフォーマー3」を導入

HIFU(ハイフ)の効果

ウルトラフォーマー3は、HIFU(ハイフ)の治療機器の1つで、施術時の痛みを軽減しつつ、肌の引き締めや引き上げ効果が期待できます。

ウルトラフォーマー3の特徴は、2.0mm、3.0mm、4.5mmの3種類のカートリッジを使用し、状況に合わせて使い分けた治療が可能なことです。

3つのカートリッジを使い分けることで真皮層、皮下組織、筋膜(SMAS層)に対して、それぞれ照射することができます。

また年齢が出やすい目元のたるみなどにも施術することが可能です。

痛みのない美肌治療「ハイフシャワー」も可能

ハイフシャワー

ハイフシャワーは、2.0mmのカートリッジを使用し、皮膚の浅い層にシャワーのように連続照射する治療です。

蓄熱効果により皮膚を引き締めるとともに、肌質改善・毛穴の開きの改善が期待できます。

施術の痛みやダウンタイムがほとんどないため、気軽に肌質改善治療を受けたいという方に人気の施術です。

動画でわかるHIFU(ハイフ)治療

フェミークリニック公式YouTubeチャンネルでは、実際にHIFU(ハイフ)の治療を受けている様子をアップしています。

痛みやビフォーアフターについても包み隠さずお伝えしておりますので、HIFU(ハイフ)の痛みや効果が気になっている方はぜひご覧いただければと思います。

HIFU(ハイフ)はやめたほうがいい?→まずは無料カウセリングへ

フェミークリニックでは、無料でお肌悩みや施術相性を診察するカウンセリングを行っています。

HIFU(ハイフ)に興味があるけれどやめたほうがいいか迷っている、自分に合うか心配、という方は、まずは一度フェミークリニックに足を運んでいただき、お悩みやお肌がHIFU(ハイフ)治療に向いているかご相談ください。

医師が丁寧に診察させていただき、不安や疑問点についてもわかりやすくお答えいたします。

もちろん、HIFU(ハイフ)以外のたるみ治療についてご提案することも可能です。

HIFU(ハイフ)のよくあるご質問

ハイフをやめたほうがいいか迷っている方などからよくいただく質問とその回答をまとめました。

ハイフをやめた方がいい人は?
HIFU(ハイフ)が向かない人は、10代~20代前半などの若い人、顔の脂肪が極端に少ない人、特に進行したたるみやシワがある人です。 たるみが少ない若い人は、HIFUを受けても劇的な効果は感じられない可能性があります。また、脂肪が少ない人は、HIFUの熱エネルギーによって脂肪が更に現象して頬が痩せて余計に老けてみえてしまう可能性があります。
深く進行したたるみやほうれい線も、HIFU(ハイフ)だけで満足いくまで引き上げるのは難しい場合があります。その場合は、糸リフト(スレッドリフト)で物理的にたるみを引き上げたり、ヒアルロン酸でほうれい線の溝を持ち上げることによって即効性のある改善が期待できます。
顔のたるみが将来増すことはありますか?
HIFU(ハイフ)を受けたことでたるみが増すことに科学的根拠はありません。 ただHIFUによって一時的にたるみが改善されますが、自然老化を完全に止めるわけではないため、施術後数年経てば再びたるみが気になりだすことはあります。 HIFUの施術を継続することで、老化の進行を遅らせることが可能です。
ハイフは発がん性がありますか?
HIFU(ハイフ)の施術が直接的に癌を引き起こすという報告はありません。HIFU(ハイフ)は超音波を用いて皮膚の下に熱エネルギーを加える技術であり、安全性が証明されています。
痛みを感じやすい人への対策は?
HIFU(ハイフ)施術中の痛みには個人差がありますが、我慢できないという患者さまは大変まれです。 フェミークリニックではテスト照射を行い、感じた痛みに合わせて照射レベルを調整するなど痛みへの配慮を行っています。 施術途中であっても照射レベルを下げることは可能ですので、遠慮なくお声がけください。