レーザートーニングは、柔らかいレーザーをシャワーのように肌全体に当てることでお肌にハリを与えながらメラニンを分解し、肌をトーニングする(色調を整える)治療です。特に肝斑や、肌全体に広がるシミやくすみを改善できる美肌治療として注目されています。

しかしレーザートーニングは肌への刺激を抑えている分、効果が出るまで何度か照射を繰り返す必要があります。具体的にどんなペースで、何回くらい施術を受ければ効果が出るか気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2003年の開業以来、シミ治療症例数15万件以上の美容皮膚科フェミークリニックが、レーザートーニングの効果が現れるまでの回数や照射ペース期待できる美肌効果の詳細について解説していきます。

レーザートーニングはシミや赤みのない明るい美肌を手に入れたい方にぴったりの治療なので、ぜひご確認いただければ幸いです。

レーザートーニングとは?

レーザートーニング

レーザートーニングは、レーザーを使用して肌の色ムラや肝斑、シミを改善する治療法です

同じようにレーザーを用いてメラニンの分解をするシミ取りレーザーと異なる点は、低出力でマイルドに作用することです。

低出力なレーザーを少しずつ照射していくことで、肌へのダメージを最小限に抑えながら、色素沈着の改善を図ることができます

施術は痛みが少なく、ほとんどの場合ダウンタイムもありません。そのため、日常生活を送りながら続けやすい治療法として人気があります。

レーザートーニングは施術後に少し赤みが残ることがありますが、術後当日でもメイクをすることができ、赤みも通常数時間から数日で回復します。

レーザートーニングを用いた美肌治療は、肝斑を代表に、様々な肌トラブルに効果が期待できるため、それぞれ解説していきます。

肝斑治療

レーザートーニングは、他のレーザー治療では難しい肝斑の治療に用いることができます。

肝斑は、ホルモンバランスの乱れや肌への摩擦などが原因で30代~40代の女性の肌に発生しやすい色素沈着の一種です。

肝斑は一般的なシミやそばかすに比べて治療手段の選定が難しいとされていますが、その理由は、肝斑が肌の刺激に対して悪化しやすいという性質を持っているためです。

そのため、強いレーザー光を当ててメラニン色素を分解するシミ取りレーザーなどは、肝斑の治療には向きません。

一方、マイルドなレーザーを用いたレーザートーニングは、肝斑に対して優しくアプローチを行うことができます

定期的に照射することで、徐々に色素の改善が見られ、透明感のある肌を取り戻すことができます。肝斑治療を進める際には、医師の指示に従い、紫外線対策や適切なスキンケアを併用することが重要です。

症例写真
治療内容 レーザートーニング 10回目
施術のリスク・副作用 発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。また、一過性の皮疹が発生することがあります。長期間の継続により色味の脱色化がみられることがあります。
金額 324,000円
※施術当時の料金です。実際の金額はクリニックにてご確認ください

これって肝斑?シミ?見分け方

これって肝斑?シミ?見分け方

肝斑とシミは見た目が似ていることが多く、自分では区別が難しいことがあります。

肝斑は顔の左右対称に現れることが多く、特に頬骨あたりに現れますが、シミは紫外線が当たる皮膚であれば、不規則な形状でどこにでも現れます

肝斑は一般的に茶色や灰色で、その範囲も広いため、一見するとぼんやりとした色ムラのように見えることが特徴です。一方でシミは明確な境界があり、濃淡がはっきりしています

また、シミと肝斑が両方混在しているケースもよくあります。

見分けがつかない場合は、間違ったケアをしてしまう前に美容皮膚科や美容クリニックで正確な診断を受けることをおすすめします。

全体的な色ムラ(くすみ)を改善

レーザートーニングは、顔全体の色ムラを改善することにも力を発揮します。

シミ取りレーザーをするほどでもないうっすらとしたシミが複数見られたり、どんよりくすみ気味なお肌や、ピンポイントでレーザーを当てるのが難しいそばかす悩みなどにもおすすめです。

お肌全体的に定期的に照射することで、少しずつくすみやシミを改善。明るくクリアな若々しいお肌が手に入ります。

アトピーやニキビ跡の治療に

レーザートーニングは、アトピー性皮膚炎が落ち着いてきたあとに残りがちな色素沈着の治療にも有効です。

アトピーの炎症が落ち着いたあともなかなか改善しない色素沈着は、炎症によってできた色素が真皮にまで達して残ってしまっていると考えられます。

そこに強いレーザーなどを当ててしまうと、アトピーの炎症によってバリア機能が弱まっている表皮が刺激され、新たな色素沈着を起こしてしまう可能性があります。

そのため、レーザートーニングのようにマイルドなレーザーで、真皮のメラニンを分解するのが望ましいです

同様にニキビ跡の治療にも有効です。ニキビの炎症後に残った色素沈着にレーザートーニングのマイルドなレーザーを当て、色素の排出を促進してクリアな肌へ改善します。

フェミークリニックでは、専門的な知識により個々の肌状態に最適な治療のご提案が可能です。

アトピー性皮膚炎のように敏感な肌でも、穏やかなアプローチが可能なため、安心して治療を受けることができます。

さらに、美容成分をお肌の真皮に浸透させる『エレクトロポレーション』などの併用治療を行うことで、より高い効果が期待できます。

具体的な施術の組み合わせは、実際にお肌の状態を診察した際にご希望に応じてご提案させていただきます。

毛穴の黒ずみや開きもキレイに

レーザートーニングの美肌効果は、メラニンの分解による肌のトーンアップだけではありません。

レーザートーニングを照射することで、肌のメラニンが除去されると同時に、レーザーの熱により肌が真皮層から引き締まり、毛穴の開きの改善・ハリのアップ効果が期待できます。

毛穴の開きか改善することで毛穴の皮脂詰まりも起こりにくくなり、毛穴の黒ずみの改善にも繋がります。

シミやくすみを取り除いでトーンアップしながら、キメの細かい艷やかな肌を目指すことができるのが、レーザートーニングの優れた点でもあります。

今お悩みの複数の肌トラブルに効果が期待できるかどうか知りたい方は、ぜひ一度フェミークリニックの無料カウンセリングへお越しください。

レーザートーニングは何回で効果が出る?

「レーザートーニングを受けてみたけどイマイチ効果がわからなかった」

時々そんな声が聞かれます。実はレーザートーニングの効果は、通常1回の施術で完全に得られることは少なく、肝斑や色ムラの改善を実感するまでには数回の施術が必要です。

美容皮膚科フェミークリニックでは、確実にレーザートーニングのご実感いただくために

1. 1~2週間に1度の照射×5回
2.『1ヶ月お休み】お肌の細胞を休め、この間に分解されたメラニンの代謝が進みます
3. 約2週間に1度の照射×5回

という2クール制のサイクルを推奨しています。

2クール合計10回レーザートーニングを受けることで肝斑やくすみが改善され、まだシミが残っている場合はそこからさらにシミ取りレーザーを受ければお肌のシミの改善が完了します。

特に最初のクールは、週に1度通う必要があるのはなかなか大変かとは思いますが、レーザートーニングの出力で確実にメラニンを除去していくには、この間隔で照射するのが最適であると考えています。(お肌の状態や肌質によって多少異なります)

フェミークリニック(東京4院、大阪3院)は各院アクセスしやすい立地に開院しているため、ご自宅やお仕事帰りに寄りやすいクリニックをご検討ください。

まずは無料カウンセリングでお肌の状態を拝見させていたければと思います。

他のレーザー・光治療との違い

他のレーザー・光治療との違い

レーザートーニングは低出力のレーザーを使用して、主に肝斑や色ムラを改善する治療方法です。

同じようにレーザーや光のエネルギーを用いてメラニン色素を除去する施術もあります。

種類がたくさんある分、どのレーザー/光治療がそのシミに効くのか選ぶのが難しい面もあるかと思います。そこで、シミ取りレーザーや光治療とレーザートーニングの違いについて解説します。

シミ取りレーザーとレーザートーニングの違い

③シミ取りレーザーorレーザートーニング

シミ取りレーザーは、高出力のレーザーを用いて一度の施術でピンポイントのシミを分解・取り除くことを目指す治療法です。一方、レーザートーニングは低出力で繰り返し施術することによって、肌全体のシミやくすみをじわじわ優しく改善していきます。

シミ取りレーザーは即効性が高い反面、施術後にかさぶたができることや、ダウンタイムが必要な場合があります。

それに対して、レーザートーニングはダウンタイムがほとんどなく、日常生活に支障をきたすことが少ないのが特徴です。さらに、シミ取りレーザーは紫外線によってできたはっきりしたシミに対して有効ですが、レーザートーニングは肝斑や色ムラ全体に対応できるため、広範囲な美肌ケアとしても利用されています

光治療(IPL治療)とレーザートーニングの違い

②まずはフォトSR(IPL)でそばかすを薄くする

シミや色ムラの治療は光エネルギーを用いてメラニン除去する方法もあります。

フェミークリニックの光治療は「フォトSR」「ルメッカ」「ヴィーナスベルサ」「ステラM22」などの光治療があります(※クリニックによって導入している治療が異なります)。

レーザーと光(IPL)の違いは、主に波長(光の長さ)とパルス幅(光の照射時間)です。

光はレーザーに比べて波長が短く、パルス幅が長いのが特徴で、肌の悩みに対して浅く広く効果を発揮します。

レーザートーニングと比較すると、光治療は比較的浅い部分にある薄いシミやくすみに効果があります。深いところにあるシミやそばかすも一緒に治療したい場合は、IPLだけなくレーザートーニングも併用した方が効果を発揮しやすいと言えます

また、光治療はシミ取りレーザーと同様に肝斑を悪化させる可能性があるため、肝斑とシミやくすみが混在して見られる場合は、まずレーザートーニングで肝斑を治療するのが良いでしょう

シミの種類の見極めは皮膚科医でもなかなか難しいため、美容皮膚科に特化したクリニックで診察を受けることをおすすめします。

セルフでチェック!あなたのシミに最適な治療は?

お顔のシミトラブルに悩んでいても、「このシミにどの治療が合っているのかわからない」「クリニックに相談しに行く前に、ある程度治療方法を知っておきたい」という方もいらっしゃると思います。

そこでフェミークリニックでは、シミの場所とシミの種類から、最適な治療方法をご提案するセルフチェックページをご用意しました。ぜひ治療を始める参考にしてみてください。

レーザートーニングはダウンタイムが少ないのもメリット!

レーザートーニングはダウンタイムが少ないのもメリット!

レーザートーニングによるシミ治療のメリットとして、術後にテープを貼る必要があるシミ取りレーザーに比べて、ダウンタイムが少ないことも挙げられます

レーザートーニングはマイルドなレーザーを使用するため、肌への負担も少なく、赤みや腫れもほとんど見られませんメイクも施術当日からすることができ、施術後すぐに日常生活へ戻ることができるため、忙しいスケジュールを持つ人にも最適です

さらに、肝斑だけでなく、他の色素沈着や毛穴の改善にも役立つため、総合的な美肌効果が期待できます。

施術後のケアとしては、保湿をしっかり行い、紫外線対策を徹底することが重要です。これにより、効果を最大限に引き出すことが可能です。

レーザートーニングのリスクと注意事項

レーザートーニングは多くの肌トラブルに対応できる優れた治療法ですが、いくつかのリスクと注意事項があります。施術を受ける前にこれらを理解し、適切なケアを行うことが重要です。

肌が敏感になるためスキンケア・紫外線対策をしっかり行う

肌が敏感になるためスキンケア・紫外線対策をしっかり行う

レーザートーニングの施術後は、肌が敏感な状態になります。

まず、紫外線対策が欠かせません。日焼け止めをしっかり塗り、外出時にはなるべく日陰を選んで歩くなどすると良いでしょう。

また、保湿も重要です。保湿を行うことで、肌のバリア機能を保ち、トラブルを防ぐことができます。避けるべき行為としては、強い刺激を与えるスキンケアや、過度なマッサージなどがあります。これらは炎症を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

施術後はメイクを行うこともできますが、可能であれば当日はメイクを控え、肌を休ませることも推奨されます。

運動やサウナなどで体を温めない

低出力とはいえレーザーのエネルギーをお肌に照射しているため、施術当日に多少の赤みやひりつきが出る場合があります

その際は激しい運動を行ったり、サウナに入るなどのを極端に温めたり汗を大量にかいたりする行動はお控えください

レーザートーニングが受けられない可能性がある方

妊娠している方、光過敏症の方、光の刺激でてんかん発作を起こす可能性のある方、金の糸など溶けない糸を入れている方、心臓のペースメーカーを使用している方、糖尿病や心臓疾患、慢性疾患がある方は医師の判断により照射ができない場合があります。

フェミークリニックのレーザートーニング

フェミークリニック総院長
フェミークリニック総院長 北山 英美子

レーザートーニングはフェミークリニックの美肌治療の中でも人気の治療です。

フェミークリニックでは、患者さまのお肌の状態に合わせて最も効果的な施術となるように治療プランを作成し、レーザーの照射を行っております。

症状に合わせて照射を調整

症状に合わせて照射を調整

患者さまの肌への負担が少なく、より効果が期待できる最適なエネルギーに調整して照射します。また、施術前には気になる部分をお伺いし、お肌に負担がかからない範囲で重ねて重点的に照射いたします。

事前の剃毛&アフタフォロー

フェミークリニックのニキビ・ニキビ跡治療とは?

フェミークリニックでは、レーザートーニングのレーザー光がより効率的にお肌に届くように、施術前の産毛シェービングを無料で行っております。これを行うか行わないかで結果に違いが出てきます。

また、施術後は保湿ローションやクリーム、日焼け止めを丁寧に塗布させていただきます。

相乗効果が見込める施術をご提案

お肌のお悩みをより確実に改善できるように、ご希望やご予算に応じて併用できる美肌治療メニューをご提案します。また、症状によっては内服薬の処方も行います。

動画でわかるレーザートーニングのシミ治療効果

フェミークリニックの公式YouTubeチャンネルでは、レーザートーニングについての動画もアップしています。

実際にレーザートーニングを含むシミ治療施術を受けられているモニター様のご様子や、施術のご感想、ビフォーアフターの結果も動画にしているので、レーザートーニングを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

レーザートーニングの効果についてよくあるご質問

レーザートーニングの効果に関するよくある質問とその回答をまとめました。

レーザートーニングは何回で効果がでる?
レーザートーニングの効果は1回の施術で十分に実感することは難しいですが、多くの人が5回程度から徐々に効果を感じ始めます。肌の色ムラや肝斑が徐々に薄くなる感覚を実感できるでしょう。 深い色素沈着や広範囲の肝斑の場合は、10回以上の施術が必要になることもあります。 定期的に施術を受けることで、効果が安定しやすく、持続的な効果が期待できます。
レーザートーニングでシミは消えますか?
レーザートーニングはシミに対して効果的です。しかしレーザートーニングだけで完全に消えるかどうかは、個々の肌の状態やシミのタイプによります。
浅いシミや新しいシミは比較的早く改善が見られることが多いですが、深いシミや長期間にわたって蓄積された色素沈着は、レーザートーニングだけでは改善に時間がかかることがあります。
シミの種類によっては他の治療法との併用が効果的です。専門の医師と相談して、最適な治療プランを立てることが重要です。

フェミークリニックでは初診の際に無料で治療プランの提案を行っています。ぜひ一度無料カウンセリングへお越しください。

トーニングは5回で効果を実感できますか?
多くの方がレーザートーニングを5回程度受けることで、効果を実感し始めます。キメ細かさや肌の透明感が向上し、色ムラが改善し始めることが多いです。
しかし、個々の肌状態によって実感する効果にはばらつきがある場合があります。特に深いシミや肝斑、色素沈着の場合、さらに多くの施術が必要になることもあります。施術を継続することで、肌全体の質感が向上しやすくなります。
レーザートーニングは何ヶ月おきに受けるべき?
レーザートーニングは、最初の5回は1週間ごとの施術が推奨されます。 その後1ヶ月肌を休ませます。この間に分解された滞留メラニンが新陳代謝によって徐々に体外に排出されます。
そのあとは2週間に一度の頻度で続けることで、さらにメラニンの分解・排出が進み、深層のシミや肝斑の改善が認められます。
ただし個々の肌状態や治療目的によって適切な施術間隔は異なるため、医師と相談して最適なプランを確認することが重要です。
レーザートーニングはやめると元に戻りますか?
レーザートーニングの施術をやめても、一度薄くなったシミが元に戻ることはありません。ただ紫外線や摩擦によってメラニンが生成されて再びシミができることはあるため、紫外線対策や摩擦対策は引き続き意識して行いましょう。

【まとめ】レーザートーニングの効果が気になるならぜひ無料カウンセリングへ

レーザートーニングの効果が気になるならぜひ無料カウンセリングへ

今回は、レーザートーニングの効果について詳しく解説しました。

レーザートーニングは低出力のレーザーをお肌全体に照射することで、お肌の深層に滞留したメラニンを分解し、シミや肝斑、赤みによる色調を改善(トーニング)する効果がある治療です。

メラニンによるお肌のくすみの除去だけでなく、肌のハリをアップさせて毛穴の開きや黒ずみもキレイにする効果もあるため、お肌全体の美肌力アップも期待できます

シミ治療実績15万件以上のフェミークリニックでは、患者さまお一人おひとりに合わせたレーザー照射を行い、トーニングの効果を最大限に活かしてセルフケアではなかなか消えないシミや肝斑の治療を行います。

もしこの施術にご興味がおありでしたら、まずはフェミークリニックの無料カウンセリングにお越しください。実際にお肌の様子を拝見し、レーザートーニングで見込める効果や、効果的な施術の受け方について詳しくご説明させていただきます。

不安な点や疑問点があれば遠慮なくお尋ねください。経験豊富な医師やカウンセラーがわかりやすくお答えさせていただきます。