ダーマペンは、皮膚に微細な針で穴を開けることで、人間がもともと持つ創傷治癒力(傷を治そうとする力)を刺激してコラーゲンやエラスチンなどの美肌成分の生成を促進する治療です。

セルフケアや塗り薬で治療が難しいニキビ跡の凹凸(クレーター)や、毛穴の開き、小じわ、たるみといったエイジングサインの改善が期待でき、効果を実感しやすいことから人気の治療です。

ただ、「肌に針で穴を開ける」という治療方法を効いて痛みやダウンタイム(術後の回復期間)を心配される方も多いと思います。

そこでこのページでは、ダーマペンの施術で感じる痛みの程度や、術後のダウンタイムの症状や期間について詳しく解説します。

ダーマペンについて施術を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

まずはダーマペンの仕組みをかんたんに解説

ベルベットスキン

ダーマペンは、お肌に髪の毛よりも細い超極細針の穴を無数にあけ、お肌の再生を促す治療です。

穴をあけると、創傷治癒力(傷を治そうとする力)が刺激されて、お肌がキレイな状態に戻ろうと「成長因子」※を分泌します。

成長因子によって細胞の増殖が活性化されると、ハリや弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が新たに生成されるため、肌トラブルが改善されていきます。

ダーマペンで改善が期待できる肌トラブル

• 赤や茶色のニキビ跡
• クレーター状のニキビ跡
• 色素沈着・くすみ
• 毛穴の開き・黒ずみ
• しわ・たるみ
• シミ
• 肌のざらつき・ごわつき

ダーマペンの痛みについて

様々な肌トラブルを改善する効果があるダーマペンですが、針を肌に刺す施術と聞くと痛みや出血が心配になる方も多いと思います。

その不安を払拭するために、ダーマペンの施術中に感じる痛みの感じ方や、出血のあるなしなどについて解説します。

施術中に感じる痛みはどのくらい?

施術中に感じる痛みはどのくらい?

フェミークリニックでは、施術の前に必ず表面麻酔(麻酔クリームの塗布)を行うため、痛みの心配はほとんどありません。

鼻の回りや口元などは他の部位と比べて少し痛み(引っかかれているような感じ方)を感じやすい傾向にありますが、我慢できないという患者さまはほとんどいらっしゃいません。

もちろん麻酔代も施術料金に含まれます。

また、痛みの感じ方は施術部位や針の深さによって変わります。

施術前には必ず、麻酔がしっかり効いているかの確認も兼ねてテストで機械を当ててみてお声がけさせていただきます。

その際、もし痛みが我慢できないと感じたら遠慮なくお伝えください。

痛みの程度に合わせて麻酔を効かせる時間を通常より長く取ったり、痛みへの配慮を重視した施術に切り替えさせていただいたりと、調整を行います。

ダーマペンの施術で血は出る?

当院で使用する「ダーマペン4」では一秒間に1,920箇所もの細かな穴が開きますが、肉眼では確認できないほど非常に細かい穴なので、大量の血が出るようなことはありません。

ただ患者様の肌の薄さや、改善したい肌トラブルごとに異なる針を刺す深さによっては血がにじむことがあります。

たとえば、ニキビ跡のクレーター(肌の凹み)の治療は皮下組織まで針を到達させる必要があるので、より深くまで届く針で治療を行います。

その際は出血が見られる場合があります。

その出血も術後まもなく穴が塞がり収まりますので、帰宅時やご自宅で特別な処置をする必要はありません。

ダーマペンのダウンタイム症状……仕事や学校に影響は?

ダーマペンの施術は、同じく肌に細かな穴をあけるフラクショナルレーザーなどと比べてダウンタイムが格段に少ないことが特徴です。

具体的に起きる症状について解説しますので、施術を受けるかどうか参考にしてみてください。

施術直後~数日は赤みや腫れが出る

ダーマペンは、細かい針の穴を真皮まであけ、その刺激で肌のターンオーバーを促す治療であるため、施術直後は肌が赤くなることが多いです。

また熱っぽいほてりのような感覚を覚える方もいらっしゃいます。

赤くなる程度や、赤み・腫れが引くまでの期間は、患者さまの肌の強さや、治療したい内容に合わせて針を入れる深さによって変わります。

たとえばダーマペン単体のニキビケアの施術であれば、術後数時間で赤みが引きはじめ、1~2日程度で目立たなくなります。

次の表は肌のお悩みごとの針を入れる深さとダウンタイムの目安です。患者さまの肌状態や皮膚の厚さによって個人差もあります。

針の長さ 0.2mm~ 0.8mm~ 1.5mm~
治療部位 表皮 真皮 皮下組織
対応するお悩み例 美白・ニキビ 小じわ・お肌のハリ・毛穴 クレーター(お肌の凹み)
ダウンタイム 1日~2日 2~3日 4~7日

術後当日はひりひりとした痛みがある

術後当日は、表面麻酔が切れてから、ひりひりとした痛みを感じる方もいらっしゃいます。

翌日には収まっている場合がほとんどですので、基本的には心配はいりません。

もし翌日以降も痛みが続くようでしたら、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

肌のごわつきや皮むけが起きることがある

ダーマペンでターンオーバーが促進されたことで、古い角質などが剥がれて一時的に皮むけのような状態になることがあります。

こちらも数日で収まるので心配はいりませんが、その間にご自身で無理に皮を剥いたりこすったりすると肌が傷ついてしまうため、触らないようにしましょう。

仕事や学校に影響はある?

ダーマペンの治療は、翌日からメイクをすることができるため、赤みがあってもファンデーションをして普段どおりお過ごしいただくことが可能です。

また、翌日からは激しい運動も可能なので、インストラクターなど体を動かす職業の方でも気軽に受けていただくことができます。

ただし、男性の方や、メイクで隠せるとはいえもし赤みや腫れが少しでも気になるようであれば、1~2日お休みが続く日程で予約を取ったほうが安心でしょう。

クレーター治療など、ダウンタイムが強めに出る皮下組織の施術は特に当日の赤みも強くでるので、ご一考ください。

またダウンタイム中のお肌がデリケートになるため、日差しが強い時期の長時間の作業などは避けたほうが無難です。(施術翌日から日焼け止めを塗れるため、短期間の外出などは問題ありません)

ダーマペンのダウンタイム中の過ごし方

ダーマペンのダウンタイム中を安全に、また長引かせずに済ませるために以下のことにお気をつけください。

当日は体を温めるようなことはNG

施術当日は、体を温めたり、血流が早くなったりするような以下の行為は避けてください。

• 湯船につかる サウナ
• 激しい運動
• 飲酒

当日のお風呂はシャワーで済ませてください。

その際、ダーマペンの施術を受けた顔をごしごしこすらないようにご注意ください。

メイクや日焼け止めも当日はNG

施術を受けた当日中はメイクができません。また日焼け止めもNGとなります。

スッピンでお帰りいただくことになりますので、サングラスやマスク、日傘などで紫外線対策をしていただくと安心です。

メイクや日焼け止めの使用は、施術の翌日から可能です。

肌を摩擦する行為は赤みが引くまでしない

ダーマペンの後でダメージが残っている間は、顔のマッサージやエステなど、ダーマペンを行った部位を摩擦するような行為は避けてください。

赤みや腫れが完全に引いたら問題ありません。

日焼けに気をつける

ダーマペンの直後はお肌がデリケートになっているため、いつも以上に日焼け予防に気を配りましょう。

お肌の調子を守るにはもちろん、ダウンタイムが長引くのを防止したり、敏感になった肌にトラブルを引き起こさないためにも重要です。

フラクショナルレーザーとのダウンタイムの比較

ダーマペンと比較される治療でフラクショナルレーザーがあります。フラクショナルレーザーも、ダーマペンと同じく創傷治癒力を利用してお肌の再生を促す治療です。

しかしフラクショナルレーザーは、高熱のレーザー照射で微細な穴を空けるため、ダウンタイムが長く、回復まで1週間程度かかります。

その点、ダーマペンは針で小さな穴をあけるためお肌への負担を最小限に抑えられ、フラクショナルレーザーに比べてダウンタイムが短く、ライフスタイルに合わせて治療を受けることが可能です。

フェミークリニックのダーマペンはより進化した「ダーマペン4」

ダーマペン4

フェミークリニックのダーマペン治療は、最新式の「ダーマペン4」を使用します。

針の本数が11本から16本に増えたことで、一秒間に1,920箇所の穴を空け、有効成分をより高密度で浸透させられるようになり、1回の施術でより高い美肌効果をご実感いただけます。

また、針を入れる深度を0.1mm単位で25段階まで調整可能となったため、患者さまの肌状態や治療目的に合わせて、より細かく針を刺す深さを調整できるようになりました。

さらに、針の安定性が向上し、皮膚への負担や痛みが軽減され、より短時間で効果的な治療を実現できるようになりました。

薬剤を選んでダーマペンにプラスαの効果を

ダーマペンの特徴として、基本のダーマペン溶剤にオプションで様々な効果を付加できる薬剤を組み合わせることで、より肌のお悩みに合わせたカスタマイズが行えることがあります。

フェミークリニックでは、医師が患者さまの肌の状態や治療したいお悩みを診察し、ご予算に応じてもっとも適した治療をご提案します。

■基本溶剤「ハイラアクティブ」

ハイラアクティブ

効果:保湿

成分:ヒアルロン酸・亜鉛・パントテン酸など

特徴:お肌を活性化させ、肌機能を修復・改善する効果があります。また、ヒアルロン酸の働きによってお肌の奥まで水分を補給することができ、バリア機能を高めてくれます。

■成長因子(グロスファクター)

グロスファクター

効果:ニキビ跡・毛穴・しわ・たるみ

成分:ヒアルロン酸・ビタミンCなど

特徴:お肌全体の修復や再生、美肌を目指す方にオススメです。ざらつきやがさつき、乾燥による肌トラブルに効果を発揮します。

■コラーゲンピール(ベルベットスキン)

コラーゲンピール

効果:ニキビ跡・毛穴・しわ・たるみ・シミ

成分:高濃度トリクロロ酢酸・低濃度過酸化水素・コウジ酸など

特徴:コラーゲンピールは、ピーリング剤でありながら、肌表面の古い角質を取り除くのではなく、お肌の内側にあるコラーゲンを増やし、肌質を改善する溶剤です。

ダーマペンと組み合わせることで、相乗効果によって効果が増幅し、一般的には治療が難しいとされるクレーター状のニキビ跡やいちご鼻、ほうれい線などのお悩みを肌質から根本改善できます。

■ウーバーピール

ウーバーピール

効果:ニキビ・ニキビ跡

成分:高濃度トリクロロ酢酸・低濃度過酸化水素・コウジ酸など

特徴:ウーバーピールは、ダーマペン治療専用に開発されたピーリング剤です。お肌のターンオーバーをを促し、赤みや色素沈着を起こしたニキビ跡、シミなどのお悩み改善に高い効果を発揮します。

ウーバーピールは、比較的浅い部分に針を刺すため、他の溶剤に比べてダウンタイムが少ないという特徴があります。

■アムニオジェニクス

アムニオジェニクス

効果:ニキビ跡・毛穴・しわ・たるみ

成分:コラーゲン・285種類のタンパク質など

特徴:しわ、ハリや弾力の改善に効果が高く、お肌の内側からお悩みを解決します。

医療用のプラセンタの3.6倍もの成長因子が豊富に含まれているため、コラーゲンの生成も増え、深いニキビ跡(クレーター)にも効果的です。

■レチノールピール

レチノールピール

効果 シミ・くすみ

成分 レチノール

特徴 レチノールは、最近話題の『ビタミンA誘導体』です。

お肌の代謝を向上しターンオーバーを正常化させる作用は、シミやくすみの改善。皮脂の分泌を抑制する作用はニキビや毛穴の解消。その他、コラーゲンの生成する作用はシワの改善など単体の治療でも十分効果を実感できますが、ダーマペンと組み合わせることで効果をさらに倍増させます。

■ボトックス

ボトックス

効果:しわ・たるみ・ハリ・毛穴

成分:ボツリヌストキシン

特徴:皮膚表面に作用し毛穴の引き締めや小じわの改善に効果的なオプションです。お肌のハリ感をアップしお肌を若々しく保つ効果があります。

■スノーフラワーブルーム

スノーフラワーブルーム

効果:シミ・くすみ・毛穴・ニキビ跡・保湿

成分:ポリデオキシリボヌクレオチド・グルタチオン・ヒアルロン酸など

特徴:お肌の真皮層から高い保湿効果を与えます。メラニンを抑え、美白効果、肌色や赤みを改善する効果があります。

■リジュラン

リジュラン

効果:ニキビ跡・毛穴・しわ・たるみ・ハリ

成分:ポリヌクレオチドなど

特徴:皮膚自身の再生力を高め、まるで10歳若返ったような肌状態を実現

が期待できます。お肌そのものを改善するため、元に戻りにくく、美肌効果が持続しやすいのが特徴です。皮膚に最も適合性の高い溶剤を使用するため、安全性の高い治療が可能です。

【必見動画】ダーマペンの薬剤や施術の様子をわかりやすく動画で解説

ダーマペンに使う溶液と、オプションで組み合わせできる薬剤について、動画で詳しく解説しています。

また、実際にフェミークリニックでダーマペンの施術をスタッフが受けている様子もお届けするので、ダーマペンの施術を迷っている方はぜひご確認ください。

より深刻なお悩みに「ヴァンパイアプログラム」

ヴァンパイアプログラム
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深く残ってしまったクレーターの治療など、より深刻なお悩みをどうにかしたいとお考えの方におすすめなのが、ヴァンパイアプログラムです。

ご自身の血液から血小板のみを抽出した「多血小板血漿(PRP)」を注入する再生治療(PRP治療)と、ダーマペンを組み合わせた治療法です。

1か月〜1か月半の期間でPRP治療1回とダーマペン治療2回を1セットとして行い、それぞれの強みを生かして美肌の土台を作ります。

迷っているなら無料カウンセリングで不安を解消

無料カウンセリング

ここまで、ダーマペンの痛みやダウンタイム、そしてダーマペンの組み合わせオプションについて解説してきました。

もし、施術は気になるけどまだ不安……ということであれば、まずは無料カウンセリングを受けてみませんか?

実際にお肌の状態を見せていただき、お悩みを治療する上で必要な針の深さやおすすめなオプション、それらに予測される痛みやダウンタイム、料金について具体的にお伝えします。

もちろん、治療をする/しないを決めるのは、話をじっくり聞いて不安を取り除かれてからで大丈夫です。

まずは不安に思っていることや疑問点を、ドクターやカウンセラーに遠慮なくお伝えください。丁寧に解説した上で、患者さまにとって最適なご提案をさせていただきます。

わ・たるみ症例 肌と年齢 研究所