イソトレチノインの
症例写真
※施術内容や価格等は該当施術を行った時点の情報となります。
イソトレチノインとは
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「イソトレチノイン」は、1982年にアメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)から認可を受けた、重度のニキビに対しても高い治療効果を発揮する飲み薬で、主成分はレチノイドです。
ニキビ治療薬として40年以上の歴史があり、イソトレチノイン(英語名:isotretinoin)は成分名で、商品名としてはイソトロイン(Isotroin)、アキュテイン(Accutane)、ロアキュテイン(Roaccutane)など様々な名称があります。
レチノイドとは
レチノイドはビタミンAとその誘導体を合わせたものの総称です。
ビタミンAには肌を整える作用があり、ニキビの炎症を抑える効果や腫瘍を抑制する効果を持っています。
この効能がニキビの原因であるアクネ菌の抗菌作用や抗炎作用をもたらし、同時に皮脂の過剰な分泌を抑えることによって、重度のニキビに効果を発揮します。
イソトレチノインのニキビへの効果・特徴
- 重度のニキビの改善が期待できる
- 治りにくい赤ニキビにも高い治療効果がある
- ニキビの原因菌であるアクネ菌に対し、高い抗菌・抗炎作用を発揮
- ニキビの原因である皮脂の分泌を抑える
- 皮脂を作る皮脂腺を縮小
皮脂抑制・皮脂腺の縮小
イソトレチノインは皮脂腺を小さくし、皮脂の分泌量を大幅に減らします。
皮脂が減ることでアクネ菌が繁殖しにくい状態となり、新たなニキビの発生を防ぐことができます。
一方で、皮脂の抑制により乾燥を感じやすくなるため、服用中は保湿ケアが欠かせません。
抗炎症・抗酸化作用
皮脂が酸化すると肌にダメージを与え、炎症や赤みの原因になります。
イソトレチノインには抗酸化作用があり、皮脂の酸化を防ぐことで炎症を抑え、ニキビの悪化を防止します。
また、免疫反応を穏やかにすることで、赤みや腫れを和らげ、ニキビ跡が残りにくい肌環境を整えます。
皮膚のターンオーバーの促進
通常、肌の細胞は約1か月周期で生まれ変わります。
イソトレチノインはこのターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを起こす角化異常を改善します。
治療初期には一時的に皮むけやニキビの悪化が見られることもありますが、次第に皮膚が順応し、既存のニキビが減少し新しいニキビができにくい肌へと変化していきます。
ニキビ以外の
悩みへの効果
イソトレチノインは、重度のニキビ治療薬として知られていますが、それ以外の肌トラブルにも有効性が報告されています。
ここでは代表的な「ニキビ跡の炎症」「酒さ」「毛穴の開き」について解説します。
ニキビ跡の炎症への効果
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イソトレチノインは、過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴の詰まりや炎症を防ぐことで、新しいニキビの発生を抑制します。
これにより炎症後の赤みや色素沈着を残しにくくし、将来的なニキビ跡の予防につながります。
既にできてしまったニキビ跡を直接改善することはできませんが、今あるニキビを治療することで、跡が残りにくい肌質を目指すことが可能です。
酒さ・赤ら顔への効果
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酒さ(赤ら顔)に対しても、イソトレチノインは有効とされます。
皮脂腺の縮小や抗炎症作用により、頬や鼻にできる丘疹・膿疱の改善、さらには慢性的な炎症で生じる「鼻瘤(びりゅう)」の進行抑制が期待できます。
特に、低用量のイソトレチノイン療法で症状が大きく改善したという報告も多く、抗生剤や外用薬で効果が得られなかった酒さに対する治療として注目されています。
毛穴の開きへの効果
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毛穴の開きの原因の一つは皮脂の過剰分泌です。
イソトレチノインは皮脂腺を退縮させ、皮脂量を減らすことで、開いた毛穴を引き締める効果が期待できます。
さらに、ターンオーバーを正常化する作用によって角栓ができにくくなり、毛穴の黒ずみ改善にもつながります。
効果を実感できるタイミング
イソトレチノインは即効性のある薬ではなく、効果を実感できるまでには時間がかかります。
一般的には4~6か月の内服を1クールとしています。
早い方だと1か月ほどで改善が見込めますが、再発リスクを抑えるため、6か月程度は服用を継続していただくことが多いです。
効果の出方には個人差があるため、治療の進み方は人それぞれ異なります。
ここからは、服用開始からの経過を段階ごとに解説していきます。
服用期間
イソトレチノインの基本的な治療期間は16~24週(約4〜6か月)を1クールとします。
重症度や体重によっては1年ほどかかる場合もありますが、多くはこの期間で大きな改善が期待できます。
再発を防ぐためにも、医師の指導のもとで規定期間をきちんと継続することが大切です。
服用から1〜2週間
内服を始めて1週間ほどで皮脂分泌が抑制され、乾燥や皮むけといった副作用が現れやすくなります。
この時期はターンオーバーが活発になるため、かえってニキビが増えたように見える「好転反応」が起こることもあります。
服用から3〜4週間
3〜4週間目になると乾燥が目立つようになり、特に唇の皮むけや肌のつっぱりを感じやすくなります。
これは薬がしっかり効き始めているサインですので、保湿ケアを心がけながら治療を続けることが大切です。
服用から4週間〜
1か月を過ぎると、皮膚が薬に順応しはじめ、既存のニキビが落ち着き新しいニキビができにくくなります。
効果を実感できる方が増えてくるのもこの時期です。
服用から8週間〜
2か月を過ぎる頃には治療が安定期に入り、炎症が落ち着いて新しいニキビが出にくくなる方が増えてきます。
症状の改善具合によっては、医師の判断で服用量を調整する場合もあります。
再開の目安
治療を終えると、多くの方は「ニキビができにくい肌質」へと変化しますが、約3割の方には再発がみられます。
再開する場合は、前回の服用終了から2か月以上あけることが目安です。
2クール目や3クール目を行うことで、より効果が定着しやすくなるケースもあります。
イソトレチノインを内服できない方
以下の項目に当てはまる方は、イソトレチノインを使用いただけません。
- 現在妊娠中の方
- 現在授乳中の方
- 成長期の方
- 精神疾患や心疾患の方
- 肝機能障害のある方
- 中性脂肪、コレステロールの高い方
- ビタミンA過剰症の方
妊娠に関する重大なリスク(催奇形性)
服用期間中および内服中止後は、女性は3か月間、男性は1か月間、必ず避妊をしてください。
授乳中:母乳を通じて乳児に影響を与える可能性があるため処方不可。
万が一、服用中に妊娠が発覚した場合は、ただちに服用を中止し、速やかに医師へ相談してください。
イソトレチノインに副作用はある?
イソトレチノインの副作用は用量依存性であり、服用量が多いほど症状が強く出やすくなります。粘膜の乾燥症状(唇・鼻の乾燥、ドライアイなど)、鼻血や頭痛など、代表的な副作用は以下のとおりです。
- 唇や肌の強い乾燥・皮むけ
- 鼻血、ドライアイ、目のかすみ
- 関節や筋肉の痛み
- 頭痛、倦怠感、吐き気
- 抜け毛、ふけ
- まれに気分の落ち込みやうつ症状など精神面への影響
- まれに吐き気や視力障害など、重度の副作用
注意事項
- 献血の禁止
- 紫外線対策
- 自己判断で中止しない
- 個人輸入の禁止
- 医師の管理下での服用
イソトレチノインを安全に使用するには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
服用中および終了後6か月間は献血できず、妊婦に輸血された場合は胎児へ深刻な影響を及ぼす恐れがあります。
さらに、紫外線に対して肌が敏感になるため、外出時には日焼け止めや帽子などで予防することが欠かせません。
効果が出始めても自己判断で中止すると再発リスクが高くなるため、必ず医師の指示に従うようにしましょう。
加えて、個人輸入は法律で禁止されているため、処方は必ず医療機関を通じて受けることが求められます。
副作用の確認や安全管理のためにも、定期的な検査を行いながら医師の管理下で継続することが望ましいです。
安全な治療のために
イソトレチノインは効果が高い一方で、副作用やリスクも大きいため、医師の指示に従って服用することが極めて重要です。
- 服用量は一律ではない
- 食後服用の徹底が必要
- 重大な副作用・リスク
これらの理由から、イソトレチノイン治療は必ず専門医の管理下で行うべきです。
医師は症状の経過や副作用の有無を確認しながら、最適な用量や治療期間を調整します。
自己判断で服用を増減すると、効果が得られないだけでなく、副作用が重くなる危険性もあります。
特に胎児への催奇形性があるため、妊娠中や妊娠の可能性がある方は服用できません。
避妊期間や治療の中止時期も、必ず医師の指導に従う必要があります。
自己判断による用量や回数の変更はダメ
「効果を早く出したいから増量する」「副作用が気になるから減量する」
といった自己判断での服用量や回数の変更は危険です。
効果が得られないばかりか、副作用が強く出たり、再発リスクが高まったりする可能性があります。
必ず医師の指示に従ってください。
途中の服用中止も医師へ相談
症状が改善してきても、累積用量に達する前に自己判断で中止するのは避けましょう。
治療効果が不十分となり、再発しやすくなるリスクがあります。
副作用や体調変化などで服用継続が難しいと感じた場合も、必ず医師に相談して適切な対応を受けることが大切です。
定期的な血液検査を行う
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イソトレチノインは肝機能や血中脂質に影響を与える可能性があるため、定期的な血液検査によるモニタリングが欠かせません。
治療前に基準値を確認し、服用開始後は1か月後・3か月後を目安に検査を行うことで、安全性を確保します。まれに数値の変動が見られることがあり、検査結果に応じて医師が投与量を調整します。
体調に異変があれば医師に相談
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服用中に乾燥や倦怠感、吐き気などの体調変化が見られた場合は、自己判断せず必ず医師に相談してください。
症状に応じて内服量の調整や一時的な中止、追加の血液検査などを行い、安全に治療を続けられるようサポートいたします。
不安があれば、通院予定を早める・相談だけの受診も可能です。
保湿や紫外線対策
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服用中は皮膚のターンオーバーが促進され、乾燥や肌荒れが強く出やすい状態になります。
特に唇の乾燥や皮むけは多くの方が悩まれる症状です。
保湿ケアを徹底し、外出時は紫外線対策も欠かさないようにしましょう。乾燥や紫外線によるダメージを防ぐことで、副作用の負担を和らげつつ治療を続けることができます。
他施術の併用
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イソトレチノインを服用中は皮膚が敏感になっているため、施術による炎症やダメージが強く出やすくなります。
治療を希望する際は、必ず医師にご相談ください。
イソトレチノインのよくあるご質問
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イソトレチノイン服用中に気をつけることを教えてください。
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必ず医師の指示に従った上で服用するようにしてください。
自己判断で薬の量や回数を変更するなどの行為は、大変危険です。
また、頭痛や吐き気、視力障害など重度の副作用が現れた場合はすぐに医師にご相談ください。
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個人での輸入・購入は可能ですか?
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残念ながら、まだ日本ではニキビ治療薬として厚生労働省からの許可が下りていません。そのため個人輸入することは禁止されています。
医師が輸入し処方する場合のみ処方が可能となります。イソトレチノインにご興味のある方は、まずはクリニックにご相談ください。
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ニキビが改善したので自己判断で服用を中止してもいいですか?
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自己判断で服用を中止することは避けてください。ニキビが治ったため、服用を中止すると再発する可能性があります。副作用がでていなければ、医師の指示の通り服用を続け、服用の中止についても医師にご相談ください。
監修医師・ドクター
総院長兼、渋谷院院長 北山英美子
【経歴】
1999年 3月 東邦大学 医学部 卒業
1999年 4月 東邦大学 形成外科 入局
2003年 5月 渋谷フェミークリニック 院長就任
2006年 2月 フェミークリニック 総院長就任
2026年 4月 渋谷フェミークリニック 院長就任
日本美容外科学会(JSAS) 所属
日本形成外科学会 所属
日本皮膚科学会 所属